シミは大人の「思い出」 だから前向きな気持ちでケア

資生堂ジャパン佐藤小百里さんインタビュー

2019.05.29

 加齢とともにあらわれる肌変化。メイクで隠すことはできるけれど、「それだけで本当にいいの?」と思っていませんか。スキンケアをメイクに取り入れて、素肌から悩みのない肌になれたらいいのに―。そんな思いに応える商品が資生堂から登場しました。新商品が誕生した背景や、最新の知見について、資生堂ジャパンのリージョナルブランド部スキンケア室室長兼HAKUグループブランドマネージャー佐藤小百里さんに聞きました。

資生堂ジャパン佐藤小百里さん

大切な過去と結びつく、唯一の肌変化

 年を重ねた女性を悩ませる肌変化に「シミ」「シワ」「たるみ」があります。50代以降になると、さまざまな肌悩みが複合して出てきますが、なかでも目に入りやすい「シミ」は特に気になるところでしょう。

 シミの発生は、体の変化とも大きく関係しているといわれ、出産などライフステージが大きく変化する30代後半でシミが増えたと感じる人が多いようです。40代になると、それまではうっすらできていただけのシミが目立ち始め、50代になるとそのシミがさらに濃く、大きくなりやすくなります。「洗顔後に鏡に映る自分を見て、ぎょっとした」「加齢の烙印(らくいん)を押された気がする」。そんな経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

 一方で、「なぜシミができたと思いますか?」と尋ねると、「20代の頃、サーフィンに夢中になっていたから」「小麦色の肌がかわいいといわれた時期に焼いていたから」と、若い頃の思い出と結びつけ「代償」と考える方が多いのも特徴です。でも、皆さん後悔はしていない。「過去に戻ってシミのない肌にやり直せるとしたら、どうしますか?」という問いに、「シミができたとしても、やっぱり同じことをする」とおっしゃいます。あの時たくさんの紫外線を浴びたことが原因で今のシミができているのかもしれないけれど、当時の輝くような思い出は、それだけその人の人生において大切なものなのです。シワやたるみよりも、シミは過去の大切な思い出とつながっている肌変化と言えるのかもしれません。

日中もケアしたい、でも「守る・隠す」で精いっぱい

 シミができる原因として大きな影響を持つのは何といっても紫外線。過去浴びてきた紫外線も含め、さまざまな要因により積み重なっていくダメージは肌に記憶されるように残り、シミになって出てくるリスクが徐々に高まります。これ以上増やさないようにするには、朝晩のお手入れが欠かせません。ところが、私たちが行った調査によると、60%以上の人が紫外線を浴びる日中こそケアが必要と思いながら、本格的なケアは夜に後回しになっていることがわかりました。日中はファンデーションやコンシーラーで肌を守ったり、シミを隠したりすることに精いっぱい。朝のケアで美白美容液を使っている人でも、「使わないより使った方がいいから」という感覚でしかなく、ケアへの期待値は夜の方が高いことがわかりました。

 同時に、ファンデーションに対してネガティブなイメージを持っている人が多いこともわかりました。ファンデーションには、ホコリなどから肌を守ることが期待できる一方、肌の負担になるのではと心配している人が一定数いることがわかりました。本当は使いたくないけれど、さすがにスッピンでは外に出られない。シミを隠すために仕方なく使っている。そういう方も結構いらっしゃいます。若いときは「もっとキレイに見せたい」「こんな肌になりたい」という思いで使っていたファンデーションが、いつしか肌悩みを隠すためのものになってしまった。そんな変化が垣間見られます。

「日中の肌メカニズム」と「光の色」を味方に

 資生堂の美白ライン「HAKU」では、過去の思い出と結びつくシミを「思い出ジミ」と呼んでいます。思い出は大切にしながら、その時浴びた紫外線ダメージだけをなかったことにしてシミを予防する。それが「HAKU」の美白ケア。中でも今春発売した「HAKU 薬用 美白美容液ファンデ」は、日中ファンデーションとして使用することで、本格的なケアができる新しい商品です。

 肌には本来、シミの原因となるメラニンを排出する因子があります。この因子が減り、メラニンが過剰に生成されると、メラニンが停滞してシミになりやすくなります。肌の正常なターンオーバーに欠かせないメラニン排出因子ですが、実は日中に生み出されています。それならば、人がもともと持っている日中の肌メカニズムをサポートできれば、シミの予防と日中ならではのケアが同時にできるのではないか。「HAKU 薬用 美白美容液ファンデ」は、このようなメカニズムに注目し、資生堂が持ちうる最先端の技術を使って開発したものです。

 シミの見え方にはあらゆるタイプがあり、シミができる原因も人それぞれです。一人ひとり皮膚の状態は違いますし、一人の女性の肌にもさまざまなシミがあります。「HAKU 薬用 美白美容液ファンデ」は、シミができうるあらゆるルートをカットすることで、「守る」だけではなく積極的な美白ケアもします。もったいないから美容液はちょっとしか使わない、シミの目立つ部分にしか美白美容液をつけないという方もいますが、朝晩きちんと使用量を守り、まんべんなく使うことで、肌をより良い状態へと導くことができます。

 また、肌を美しく見せる光の色というものがあり、シミに対しては赤い光が良いことがわかっています。「HAKU 薬用 美白美容液ファンデ」には、赤い光をもったパール剤が配合されているので、シミがあるところはシミを目立たなくし、何もないところはそのままの肌を出すことで、肌全体を美しく見せます。これまで重ね塗りをしないとシミをカバーできないと思っていた方でも、一度塗るだけで「シミへのカバー力」と「素肌感」のどちらも感じていただけるのではないでしょうか。世の中のトレンドは、つやっぽい透明感のある仕上がりですが、シミが気になる方は、やっぱり隠したいんです。「HAKU」は、そのような悩みを持つ方たちのための美白ライン。だから、トレンドを意識しつつも、あえて仕上がりにカバー力をつけています。

資生堂ジャパン佐藤小百里さん

「使わなければならない」から「使いたい」ファンデへ

 ファンデーションをつけている時間が「週5日以上・18時間以上」の方々の使用平均時間を調べたところ、1年で3500時間に及ぶことがわかりました。この時間を肌に負担をかけてしまう時間と思うのか、ケアしてくれる時間と思うのか。それだけで、だいぶ違ってくると思います。50代を超えるとライフステージが変わり、自分の時間が持ちやすくなります。でも、だからといって「肌に手をかけてばかりもいられない」というのが正直なところではないでしょうか。ですから、あれこれ使わなくても、基本のケアできちんとお手入れができればいいと思います。「HAKU 薬用 美白美容液ファンデ」は、ファンデーションでありながら美白美容液効果もあるため、ファンデーションにネガティブな印象を持っていた方にも、安心して使っていただけると思います。これまで、肌悩みを隠すために「使わなければならなかった」ファンデーションから、肌をケアしてくれる「使いたい」ファンデーションへ。スキンケアやメイクで肌に自信を持ち、さらにアクティブになっていただけたらと思います。

(文・小笠原麻里、写真・伊吹徹)

関連記事

おすすめ記事

PAGE TOP