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<連載> シネマのある人生(映画部)

精神科病院での人間ドラマを描いた映画は社会の縮図か

【読者会議/商品モニター会イベント】映画「閉鎖病棟―それぞれの朝―」座談会

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2019.11.14

 朝日新聞Reライフプロジェクトは10月11日、読者会議メンバーを対象とした映画「閉鎖病棟―それぞれの朝―」の試写および座談会を大阪市内で開催。寓意のある主題にひかれた4人が参加した。

(左から)山口泰恵さん、半谷佐和子さん、司会でシネマコミュニケーターの森川みどりさん、杉山悦代さん、森川安生さん

 映画を見て頂いたあと、同じ会場の会議室にて座談会を行った。試写直後にもかかわらず、4人の参加者からは率直で新鮮な言葉が飛び出し、中身の濃い座談会となった。
 映画は、長野県のとある精神科病院が舞台。死刑執行が失敗し生きながらえた秀丸(笑福亭笑瓶)ら3人は、心を通い合わせながら日々を過ごす。ある日、病院内で殺人事件が発生。加害者は秀丸。凶行に駆り立てた理由とは――。

 映画の印象を尋ねると、まず挙がったのが主題。ややとっつきにくいタイトルだが、参加した森川安生さんは「主題を見ると、世間から隔離されている病院をイメージしていたが、映画を見るとそんなことはなく、世間一般でも怒起こりそうなことが描かれている」。山口泰恵さんは、映画の副題に注目。「『それぞれの朝』は映画の内容をとらえていて見事だと思った。最後には光を見いだせる映画」と語った。

 タイトルから重い内容をイメージしていた参加者も、希望のあるラストに心が救われた様子。半谷佐和子さんは「社会の多様な価値観に触れるための一つのツールとして良い映画。表面的に楽しそうに見えても、その裏には何か抱えているものがあったりする。つらいときでも人の支えがあると立ち上がれる。誰かとの関わりで生きていると感じた」と話した。
 精神病院を舞台に、居場所をなくした人々の人生を描く映画だが、杉山悦代さんは「作品で描かれていることは社会の縮図のように感じた。今の社会のあり方が見える映画だと思う」と語り、みなさんの共感を得ていた。



TOHOシネマズ鳳、TOHOシネマズ上野ほかで全国ロードショー中。117分/2019年
監督・脚本:平山秀幸
キャスト:笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈、坂東龍汰、高橋和也、木野花、渋川清彦、小林聡美
原作:帚木蓬生「閉鎖病棟」(新潮文庫刊)
配給:東映
〈公式ホームページ〉http://www.heisabyoto.com/index.html
  • この連載について / シネマのある人生(映画部)

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