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50歳で介護業界に転身 プロが語る「介護の魅力」とは

ラフェスタ吉川・片岡みどりさんインタビュー

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2020.01.23

 人は、何歳になっても輝くことができる――。介護業界に、それを体現する女性がいます。彼女の名前は、片岡みどりさん。50歳で介護業界に転身。70歳になってもなお、輝きを増し続ける片岡みどりさんに、「介護の魅力」やこれまでの人生について聞きました。

片岡みどりさん1

なんの目標もなかった子ども時代

 片岡さんは北海道千歳市で生まれました。高校時代に思い描いていた将来の夢は「教師になること」。しかし、「あくまでもなんとなく想像していただけで、当時はなんの目標も持たない子だったんです」といいます。

 「高校を卒業してからは、事務職に就きました。その後、転職をして、苫小牧生活協同組合(現・コープさっぽろ)に入社。そこでは上司にも恵まれて、一般事務やテナント管理、新規出店の工程管理、衣料品バイヤー、旅行業の起ち上げなど、実にさまざまなことを経験させてもらいました」(片岡さん、以下同)

  けれど、自身のキャリアに悩む上司の姿を見て、片岡さんも人生について考えるようになったそう。そこでヒントになったのが、「今後は高齢者が増えるから、高齢者事業にアンテナを張っておいたほうがいい」という一言でした。

  「それで『2級ヘルパー』という資格を取得したんです。すると、そんな私の姿を見ていた友人から、ケアサービス苫小牧で働くことを提案されました。当時、介護保険制度が施行されることもあって、高齢者事業への期待が盛り上がっていたんです。あまり深く考えることもなく、誘いに乗るまま介護業界に入りました」

片岡みどりさん2

50歳で介護業界へ 無我夢中で上り詰めた

 異業種から転身した片岡さんは、それまでのキャリアで培ってきた経験を活かし、次々に利用者を獲得していきます。

  「当時の福祉業界には売上や営業という概念があまりなかったんです。でも、私は積極的に営業していきました。お年寄りが住む住宅を一軒一軒まわって、積極的に声をかけていった。すると、みなさん介護保険制度のこともご存じなくて、真剣に聞いてくれるんです。結果的に、声をかけたお年寄りの8割が利用者になってくださった」

  片岡さんは入社後5年で取締役に就任しました。そのキャリアステップは見事なもの。とはいえ、介護業界に入ったのは、50歳でのこと。歳を重ねてからの転身に不安はなかったのでしょうか。

  「不安がなかったと言ったら嘘になりますが、バイタリティに溢れていたんだと思います。生きていくためならば、どんなことでもするつもりでした。そんななかで入った介護業界は、基本的に利用者様がみんな年上の方。ここならば、長く働けるかもしれないとも思いましたし、こうしていまだに現役で働けているのはラッキーだったかもしれません。ただ、基本的には目の前にあることに全力でぶつかってきただけなんですよ」

  何事にも全力を尽くす。片岡さんのその姿勢が垣間見えるエピソードがあります。

  「介護業界に入ってすぐ、52歳の頃に日本福祉大学の通信課程に入学しました。大学に行かなかったことが心残りだったんです。スクーリングの時期ひと月間は、金曜日の夜に上京し2日間授業を受け、日曜日の最終便で北海道に帰るというスケジュールをこなしました。なんとか4年で卒業することができましたね」

  そもそも、「休みの日になにもしないと後悔しちゃうんです」と笑う片岡さん。大学を卒業後も精力的な活動を続け、特別養護老人ホームの施設長時代の休日は都内で開催されるセミナーに積極的に参加しました。そこで友人が大勢できたこともあり、北海道から首都圏に移住することを決断します。それは2017年のこと。その夏から介護付サービス付き高齢者向け住宅「ラフェスタ吉川」の施設長として働きはじめました。

片岡みどりさん3

 「でも、環境を変えたことで戸惑うことも多かったです。北海道時代は施設全体で入居者さんの“看取り”に取り組むことができていましたが、新しい職場にそれを浸透させることが難しくて。誰かが亡くなったとしても、他の入居者に知らせずに葬儀場へ運ばれてしまうのです。でも、それは違う。死を隠すのではなく、『生ききったね』と明るく送り出してあげたい。ようやくその想いが現場のスタッフたちにも理解されるようになってきたところですね」

2020年には転職 チャレンジは続く

 片岡さんを見ていると、いくつになっても奮闘することを厭わないような印象を受けます。そのモチベーションの原点はどこにあるのかというと……。

 「やはり、『ありがとう』と感謝されることでしょうか。介護士というのは、人となりが問われる仕事です。だからこそ、入居者さんやご家族から感謝されることがモチベーションにつながる。実際、そういう理由で頑張っている介護士たちも多いですよ。ただし、そのためには、入居者さんたちに敬意を払うことが必要。そもそも、みなさん、私たちよりも年齢を重ねた大先輩ですから」

  さらに、そこで大切にしていることがあります。

 「それは、入居者さんを“知ろう”とすること。もちろん、限界はありますし、知らないなら知らないままでも介護はできる。でも、どんな人生を歩んでこられたのか知ることで、介護の幅や思いがもっと広がるハズです。富山県砺波市で『ものがたり診療所』を開く、佐藤伸彦先生が、よく『やり残したことはないか、言い残したことはないか、食べ残したことはないか』と口にされるんです。私はそのフレーズを常に意識していて、ケアをするなかでも、一人ひとりの想いをなるべく実現させてあげたい。現場にはさまざま壁があって、簡単なことではないんですけどね」

片岡みどりさん4

 50歳で介護業界にキャリアチェンジし、以降、バイタリティあふれる活動を続けてきた片岡さん。70歳になったいまも、その夢は留まることを知りません。

 「私が本当にやりたいこと、を実現するため、2020年にはまた新しいチャレンジをする予定です。おそらく、年齢的にもそれが最後の仕事になるはず。だからこそ、理念に共感できる環境のもとで、夢を叶えたい。どんなことができるのか、いまから楽しみにしています」

 片岡さんのチャレンジは、まだまだ終わらない。

 (取材・文 五十嵐 大 撮影 土佐麻理子 取材協力 町亞聖)

片岡みどり(かたおか・みどり)
 19499月生まれ、北海道出身。68年、伊藤ハム栄養食品に入社。その後、苫小牧生活協同組合での勤務を経て、99年にケアサービス苫小牧に入社。訪問介護や居宅介護支援、特別養護老人ホームなど、さまざまな介護現場を経験し現職。

(企画制作:朝日新聞社メディアビジネス局)

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