<読者ブログ>

<連載> シネマのある人生(映画部)

金勘定から見る「討ち入り」は新鮮 涙と笑いのエンターテインメント

「決算!忠臣蔵」/おとなの映画感想文

2020.04.30

 読者会議メンバーから映画レビューを募る企画に、2019年に公開された「決算!忠臣蔵」(脚本/監督・中村義洋、主演・堤真一、岡村隆史)の感想が寄せられました。「『忠臣蔵』の決算書」(著/山本博文)を原作に、これまで見たことがなかった切り口で忠臣蔵の討ち入りを描いた映画です。討ち入るのか、討ち入らないのか……迷ううちに予算は尽きていき、予算の都合で討ち入りのチャンスは一回。果たして大石内蔵助率いる赤穂浪士は無事にプロジェクトを成功することができるのか。涙と笑いの予算達成エンターテインメントです。

 ナインティナインの岡村隆史の演技が見たくて、この映画を選んだ。彼にはお笑いバラエティー番組「めちゃ2イケてるッ!」のオファーシリーズで、新しいことにチャレンジするドキュメントを見て感動してきた。今回も、役者へのチャレンジ。どんな演技をするのかを楽しみにして見た。

 予想以上の演技で勘定方のいい役をもらっていた。 「忠臣蔵」はいろいろ見てきたが、お金の使い方の視点は斬新だった。大石内蔵助の芸者遊びにも、討ち入りの際の衣装や武具をそろえるにもそりゃお金がかかるでしょう。それを予算という面から見ると、十二月十四日の討ち入り日にも意味が出てくる。

 当初は浅野内匠頭命日の三月十四日が有力だったが、計画が早くなったことで、予算内に決行できることになったというわけだ。

 画面に残り残金が映されていて、決算がよくわかった。大変面白いコメディー映画だった。
(大阪府 竹田隆一さん 60代)

  • この連載について / シネマのある人生(映画部)

    Reライフ読者会議では、登録メンバーから映画を見た感想を投稿してもらう企画を不定期で開催しています。映画に人生を重ね、触発され、人生を再考する。そんな映画好きのReライフ世代の声を集めました。

関連記事

おすすめ記事

PAGE TOP