<読者ブログ>

<連載> 腸活に挑戦

「遺伝子は選べないが、共生微生物は選べる」腸活に勇気

<読者会議メンバーの「腸活」報告>原 馨さん

2020.04.02

 私が腸内細菌に関心を持つようになったのは、「あなたの体は9割が細菌」(アランナ・コリン著)を読んだことがきっかけだ。

 本には次のようなことが書かれていた。人と細菌・微生物の共生に関する研究により、抗生物質や加工食品、食物繊維摂取の減少、抗菌剤入りの製品、母乳育児から粉ミルクを使うようになったことなどが、腸内の細菌叢(そう)にダメージを与えること。結果として、私たちヒトに「21世紀病」という様々な疾患が出現するようになったとわかってきたこと。著者自身、病気の治療のために大量の抗生物質を投与した後、身体の不調が続いたこと。そのとき、腸内細菌叢の多様性が失われていることがわかり、細菌叢を復活させるために努力を続けていることなどもあった。

 私も帝王切開分娩(ぶんべん)後の抗生物質投与が原因で、ひどい下痢に苦しんだ経験があり、当時の私の体がどのような状態だったのか、本を読んで納得した。加えて物心ついた頃から便秘に悩まされていて、ここ数年は自分に合う方法を探しながら「腸活」をしてきた。毎日快便とまではいかないものの、以前のように何日も便が出ずに苦しむことはなくなっていたが、細菌解析結果はあまり期待できないと思っていた。

 結果はC判定。「多様性および酪酸産生菌ともに平均以上の値だが、一部の有用菌がやや少ないため、標準的だが改善の余地がある菌叢と考えられる」とのこと。思ったよりも良い結果だった。不足気味の有用菌は長寿菌(ビフィズス菌)で、結果とガイドを照らし合わせると、ビフィズス菌の補菌食材はよくとっているが育菌食材(特に水溶性食物繊維)が不足していることがわかった。今後はもっと意識してとろうと思う。

 自分の細菌叢を知った今、冒頭の著書の「細菌叢は、目で確認することが困難なためにこれまで見落とされていたが、人体の中にあって健康と幸福に寄与する一つの臓器である。またヒトの遺伝子とは違い、微生物の遺伝子は不変ではない。共生微生物とその遺伝子は、どちらも私たちの体内にあり、私たちの管理下にある。私たちの遺伝子を選ぶことはできないが、私たちは微生物を選ぶことはできる(要約)」という言葉が、私をよりいっそう勇気づけてくれている。

(読者会議メンバー・広島県 原 馨さん 50代)

 この記事は、2019年12月までに株式会社サイキンソーが提供する「腸内フローラ検査」を受けてくださった読者会議メンバーに、その体験談を寄せていただいたものです。

  • この連載について / 腸活に挑戦

    Reライフ読者会議メンバーが「腸活」に挑戦!腸内フローラ検査を受けたり、ヨーグルトや食物繊維を生活に採り入れたりした読者にどんな変化が生まれたのか、専門家との対話の模様や体験談を紹介します。

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