<連載> 専門家のお悩み相談室

一人暮らしですが、上手な手抜き家事のやり方を知りたいです。

家事研究家・佐光紀子さんが読者の疑問に答えます(7)

2020.07.06

 新型コロナウイルスの影響で外出自粛が長引き、家事の負担が増えた人も多いことでしょう。頑張りすぎて笑顔が消えてしまっては本末転倒です。上手な「手抜き術」や家事分担のコツを学びませんか。Reライフ読者会議メンバーの疑問に、『もう「女の家事」はやめなさい』などの著書がある家事研究家・佐光紀子さんが答えます。

家事に疲れた

Q:神奈川県の60代男性からの質問

 一人暮らしなので、家事は自分一人でやらなければなりません。上手な手抜き家事のやり方を知りたいです。

A:佐光さん「しんどくならない程度に手を抜いて」

 一人暮らしの場合、家事はしんどくならない程度に手を抜きましょう。できることだけやれば十分と割切って、楽しめる家事からやることです。買い物が好きならちょっと遠くまで自転車で行くとか、人を呼ぶのが好きなら料理は持ってきてもらって片づけだけをするとか。

 気持ちよく生活するために大切なのは、自分が元気でごきげんでいられること。つらくなるほど、家事を突き詰めてやる必要はありません。プランターで花を育てるのが楽しければ、部屋の掃除は手を抜いてお花の世話を。お風呂掃除を毎日するのがしんどければ、普段はシャワーだけにして、時々銭湯に行って大きな湯船を楽しむとか。家事のやり方に「こうでなければ」ということはありません。

 毎日の家事をやりすぎないことも大切かもしれません。お風呂に入ってちょっと汚れをたわしでこすっておくのはいいと思いますが、他も汚れていないか探したくなるもの。でも、裸のままで本格的な掃除を始めて、疲れてしまうのでは本末転倒です。気づいたところだけにとどめておいて、明日は別の汚れに気づいたらそれだけ掃除するようにしましょう。

<他にもこんな声が寄せられました>

  • ・1年半前に、妻をがんで亡くして以後、料理、掃除、買い物、洗濯など、いわゆる家事の仕事の大変さを実感しています。『家事半分術』の極意を知りたいです。(埼玉、70代男性)
  • ・4月から東京暮らしです。今まで夫と家事半分でしたが、今度からは自分で全部しなければなりません。どうバランスを取ったらよいか知りたいです。(山形、60代女性)
  • 佐光紀子
  • 佐光 紀子(さこう・のりこ)

    家事研究家、翻訳家

    1961年、東京都に生まれる。1984年、国際基督教大学を卒業。繊維メーカーや証券会社で翻訳や調査に携わったあと、フリーの翻訳者に。ある本の翻訳をきっかけに、重曹や酢などの自然素材を使った家事に目覚め、研究を始める。2002年、『キッチンの材料でおそうじするナチュラルクリーニング』(ブロンズ新社)を出版。以降、掃除講座や執筆活動を展開中。

  • この連載について / 専門家のお悩み相談室

    「第二の人生」を生きていく上で、誰もが様々な課題に直面します。Reライフ読者会議のメンバーから寄せられた悩みや疑問を皆で共有し、解決のヒントを専門家に教えてもらいます。

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