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<連載> シネマのある人生(映画部)

「男はつらいよ」シリーズ50年目の50作目 満男君の根底に寅さんを感じた

「男はつらいよ お帰り 寅さん 」/おとなの映画感想文

2020.06.11

 読者会議メンバーから映画レビューを募る企画に「男はつらいよ お帰り 寅さん 」についての感想が寄せられました。「男はつらいよ」シリーズ開始から50年目の50作目、山田洋次監督88本目の映画です。
 車寅次郎のおい・満男と、満男がかつて思いを寄せた泉のその後の物語。柴又の帝釈天の参道にあった「くるまや」の店舗は新しくカフェに生まれ変わり、その裏手にあった住居は昔のまま。半世紀の歳月が流れ、別々の人生を生きてきた二人を軸に、さくらや博、そしてくるまやを囲む人たちを描いています。

つまんない人だと寅さんに笑われそう

 女房と一緒に見ました。現在の満男君が昔の恋人の泉ちゃんと再会し、今抱えている問題に向き合っていくお話でした。
 満男君の考え方の根底には寅さんがいることがよくわかる。その気持ちに共感しました。でもちょっと満男君、優しすぎじゃないかな。泉ちゃんのご両親に首をつっこみすぎるとやっかいなことになりそうな気がします。周りの専門家の人によく相談した方がいいと思いました。
 しかし、こんなことを言うような自分は「世間にすれた、つまんない人」だと寅さんに笑われそうです。寅さんのようには生きることは望んではないけれど、寅さんのように、人に対して一生懸命に生きることは少しあこがれでもあります。
 寅さんの生き方や考え方が随所に出ていた良い映画でした。
(東京都 前田義弘さん 60代)

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