ストレスフリーな生活を送るために今日からやって欲しいこと

人生100年時代を生きるキーワード・ストレスフリー

2020.06.29
ストレスフリーイメージ

 誰でも生活の中で、色々なことに対してストレスを感じてしまうものです。しかし、考え方や行動などを少し変えることができれば、ストレスを感じないストレスフリーに近づくことができます。

 この記事では、ストレスの原因やストレスフリーな生活を送るための改善方法をご紹介します。現在よりも楽しく元気に生きられるよう、身近な食生活などから、少しだけ自分を変えてみましょう。

<目次>

ストレスフリーとは?

 ストレスフリーとは、ストレスが全くない状態のことです。精神的な圧迫や緊張がなく穏やかに生活できていることをいいます。

 仕事や人間関係で全くストレスなく生活することは難しいでしょう。しかし、自分が何にストレスを感じているか知って、考え方や言動、習慣を少し変えるだけでも、今よりもストレスフリーな生活に近づけることができるはずです。

ストレスフリーを妨げる原因とは?

 ここでは、ストレスフリーを妨げる原因についてご紹介します。

 日常生活において、知らないうちにストレスがたまってしまうこともあります。ストレスフリーを目指すには、まずストレスの原因を知るところから始めてみましょう。

ストレスフリーを妨げる原因

仕事

 ストレスフリーを妨げる原因で最も多いといわれているのが仕事関係です。仕事中どのような場面でストレスを感じているのか、その原因をみていきましょう。

  • ・仕事内容が自分と合っていない
  • ・上司や同僚、取引先との人間関係
  • ・仕事量に対して給料が少ない
  • ・仕事による身体の疲労
  • ・通勤の混雑や時間の長さ

 この他にも、職業特有の原因もあります。生活の大部分を占める仕事のストレスは、やがて精神的な問題へと発展することもあるため注意が必要です。

睡眠不足

 仕事や家事に追われることで睡眠時間が削られてしまったり、生活習慣の乱れによって睡眠不足になったりすることがストレスフリーを妨げる原因となります。睡眠時間が短くなると、イライラしやすくなったり、集中力や判断力が低下したりします。その結果、物事がうまく進められずストレスの原因につながります。慢性的に睡眠不足が続くと、ストレスを感じやすくなることもわかっているので、注意が必要です。

偏った食事

 偏った食事はストレスフリーを妨げる大きな原因になります。お菓子、レトルト食品、冷凍食品などの加工食品には、さまざまな添加物が入っています。食品添加物は、消化されるときに内臓への負担を大きくするので、このような化学物質が入った食品ばかり摂取していると、気づかぬうちにストレスがたまりやすい体質になってしまうのです。

ダイエット

 ダイエットのために行う過剰な食事制限や運動も、ストレスフリーを妨げる原因の一つです。目標達成のためにダイエット計画を立てるのですが、痩せなければいけないという精神的な負担が増え、ストレスを抱えることになります。また、ダイエット中の食事に問題があると、その食材を消化するのに内蔵に負担がかかるため、基礎代謝が下がってしまい、逆に痩せにくくなってしまいます。極端なダイエットは身体的にも精神的にもよくないということです。

人間関係

 人間関係もストレスフリーを妨げる原因になります。思い通りのコミュニケーションができないとストレスになるのです。身近な関係、友人、親戚や近所付き合い、オンライン上での知り合いなど、人は、多くの人と関わりあって生活しています。苦手意識を持った人と話す時や、会話の中で嫌だ、面倒だと感じた時、その不快な気分や考えを上手に解消できないとストレスがたまります。夫婦や長年の友人など関わり合いが深い人との人間関係ほど、うまくいかなかったときに感じるストレスが大きくなる傾向もあります。

不安定な経済状況

 今までのように安定的な給料がもらえなくなる、環境が変わっても収入が変わらない、減少する。といった経済的な不安もまた、ストレスフリーを妨げる原因といえます。

ストレスフリーな生活を送るためにやって欲しいこと

 ストレスフリーを目指すには、考え方・環境・行動を改善していくことです。まとめて同時に始めると、かえってストレスに感じてしまうこともあるため、負担なくできるところから改善してみてください。

考え方を変える

 物事の受け取り方、考え方によって、ストレスがたまりやすいかどうかが変わります。ストレスフリーに近づくための考え方を説明します。

・ポジティブに物事を考える

 ポジティブな考え方は、ストレスを軽減してくれます。まだ起こっていないことを悲観的に考え悩んでしまうとストレスがたまりますが、これから起こることをポジティブに捉え、どんなことが起こるのか楽しみにするような考え方をすれば、ストレスフリーに近づくことができます。

・他の人との比較をしない

 人と比べて自分が劣っていると感じた時に、ストレスがたまります。自分が不得意なことで他人と比較するのをやめてみましょう。できない自分にストレスを感じるのではなく、自分が得意な部分に目を向けて、良いところを伸ばす考え方が大切です。

・完璧主義にならない

 物事を完璧に行おうとすると、時間も労力も使うだけでなく、精神的にも追い込まれて、ストレスがたまりやすくなります。完璧主義をやめ目標を低めに設定してみましょう。自分で立てた目標に追われることがなくなり、気持ちが楽になってストレスが軽減されます。全てのことを完璧に行うのではなく、現状に達成感を感じるようなマインドフルネスな状態を目指すことが、ストレスフリーへの近道です。

・思考や行動をシンプルにする

 思考や行動をシンプルにしましょう。「悩まない、迷わない、単純な考え方で行動する」ということを意識して、できるだけストレスを感じない生活を送りましょう。今まで複雑に考えすぎていた行動や、無計画で悩んだり困ったりした行動を思い返しながら、事前の準備や計画をたてるなど、スムーズに行動ができるように改善していくことが大切です。

・オンオフの切り替えをする

 仕事や家事のオンオフを上手に切り替えられることがストレスフリーにつながります。帰宅後も仕事のことばかり考えている。いつまでも家事や育児のことから頭がはなれない。これではリラックスできず常にストレスを抱えてしまいますね。強制的にでもオフにするタイミングを作って、その日の疲れをリセットしましょう。

環境を変える

 環境は人の考え方に影響を及ぼします。ストレスのたまりにくい環境で生活することも、ストレスフリーには大切です。

・静かな環境で暮らす

 静かで落ち着ける環境では、心身ともにリラックスしやすく、ストレスを感じにくくなります。都会での便利な生活は、利便性が高いものの、ストレスを感じやすい環境といえます。ストレスフリーな生活のために、思い切って環境を変えるという選択肢も考えてみましょう。

・周囲に理解してもらうように働きかける

 「常に気を張っている、人前では本音が言えずに周りに合わせてしまう」といった生活を送っていては、いつまでもストレスが解消されません。職場でも友人関係でも、もっと素の自分でいられるように働きかけて、コミュニケーションしやすい環境を作っていくことです。気を使わなくてもよい環境ができれば、少しずつストレスが軽減されていくでしょう。

行動を変える

 意識的に好きなことをする、また、偏った食生活をしないようにすることで、ストレスがたまりにくくなります。特に食生活の改善は、ストレスフリーな生活をするために注目されています。

・楽しいと思うことをする

 嫌だ、面倒だと感じることでもしなくてはならない時もあります。そんな時は、楽しいと思うことをして、精神的なバランスをとるようにしましょう。やりたくないことをした後に、自分が好きなことや夢中になれる行動をする。意識的に行動することで、ストレスフリーな生活につながります。

・食生活を変える

 偏った食事がストレスフリーを妨げるとお伝えしたように、食生活とストレスはとても深い関係にあります。ストレスフリーな生活のためには、食品添加物、加工食品、乳化剤、グルテンなどの摂取を減らしましょう。

 食生活が変わることで内臓への負担が減り、腸内環境が整い、免疫力が高まります。さらには、バランスの良い食事は、精神疾患の予防にも関わってくるなど、食事は、心身の健康のすべての基盤ともいえるのです。まずは、野菜はなるべくオーガニックなものを選ぶ、果物を積極的に食べる、できるかぎり自炊する。といったことから食生活を改善してみてはどうでしょうか。

ストレスフリーを改善する食生活

考え方や行動を改善してストレスフリーな生活を目指しましょう

 ストレスフリーな生活を送るために、妨げとなるストレスの原因や、やって欲しいことについて紹介してきました。現代社会の中で、ストレスを全く感じずに生活することは簡単ではありません。しかし、少し考え方や行動の改善を心がけるだけで、限りなくストレスフリーな状態で過ごすこともできるでしょう。

 ストレスの発散方法について、もっと詳しく確認したい方には、ストレス状態のセルフチェックや、タイプ別ストレスの発散方法などを紹介している記事がありますので、そちらもご覧ください。

(取材・文 山口 尚孝)

監修:白澤卓二

  • 白澤卓二
  • 白澤 卓二(しらさわ・たくじ)

    白澤抗加齢医学研究所 所長 医学博士、お茶の水健康長寿クリニック 院長

    1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。東京都老人総合研究所老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2015年まで順天堂大学大学院加齢制御医学講座教授。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。日本アンチエイジングフード協会理事長、Residence of Hope 館林 代表、千葉大学予防医学センター客員教授。著書に「100歳までボケない101の方法」「『砂糖』をやめれば10歳若返る!」「認知症生還者の証言」など。テレビ出演多数。

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