<連載> あの人の腸活

浅香唯さんに聞く 「健康あっての幸せ」それは腸から

娘さんの便秘解消のため、やっていることは?

2020.06.25

 「21世紀は腸の時代」とも言われ、とくに腸内細菌の多くがすむ大腸の役割や、全身の健康と大腸の関係が注目されています。デビュー35周年の今もアイドル時代の輝きを保つ浅香唯さん(50)に、家族の健康のために励む、日頃の腸活の工夫などについて聞きました。

 最近、ママ友たちとのおしゃべりの話題が、変わってきたみたい。若い頃なら、女同士で集まればファッションや恋愛話で盛り上がっていたけれど、50の声を聞くころになると、だんだん健康についての話題の比率が増えてくる感じ。やっぱり、みんな「健康あっての幸せだ」と、実感するようになるのでしょうね。
 健康の話題と言えば、つい増えてしまった体重のこととか、便秘のお悩みをよく聞きますね。実は、今年13歳 になる娘も便秘がちで、時々、病院に連れて行った方がいいかな、と思うこともあるぐらいなんです。幸い、私は便秘になったことがないので、彼女の辛さはいま一つわかってあげられないのだけれど、悩んでいる人にとっては大きな問題ですよね。朝、出ないだけで1日の調子が左右されてしまうような。

1日を左右する 朝のお通じ

 便秘知らずの私でも、すっきり快便とはいかない日もあります。地方ロケが続いて、環境が大きく変わった時とか。お通じは、その時々の体調に関係していることは経験的に知っているので、漠然とですが、大腸を整える重要性には、以前から気付いていました。

浅香唯さん
大腸を整えることの大切さについて語る浅香唯さん(撮影:村上宗一郎)

 私、健康オタクなところがあって、体に良いと聞くと、試さずにはいられないタチなの。10年ほど前に勧められてとり始めたビフィズス菌入りのサプリメントがあるのですが、定期的に送られてくるようにしていて、今もとり続けていますよ。やめたことがないから、サプリのおかげで調子が良いのかは分からないのですけど、朝に飲み忘れたまま出かけると不安になっちゃうぐらいだし、無理なく続けられているということは、私には合っているんじゃないかと思っています。
 ビフィズス菌と言えば昨年、早見優さんや松本伊代さんとご一緒した番組で、お医者様で腸がご専門の松井輝明先生(帝京平成大教授)にお目にかかる機会がありました。その時うかがった話というのが、驚くことばかりでした。

知るほどにおどろき 大腸の不思議

 一つには、ビフィズス菌が、乳酸菌とは違う菌だと聞いてビックリ。それまでは、どちらも同じようなもので、どちらかをとっておけば良いと思っていました。ところが、大腸で活躍するのはビフィズス菌だと聞いて以来、ヨーグルトを選ぶ時は、入っている菌の種類を確かめるようになりましたね。
 腸内細菌は多様性とバランスが大事で、悪玉菌も必要だという話も意外でした。悪玉菌なんていない方が良いもの、と思っていましたから。善玉菌、悪玉菌、日和見菌が2対1対7の割合でいるのが良いのですって。
 腸と脳はお互いに影響し合っていて、急にお肉が食べたくなるのは、腸内の悪玉菌が欲しがっているサインだという話も驚きでした。私、お肉や脂っこいものも結構好きなのですけど、悪玉菌が増えてはと、控えめにしていたのです。それが、松井先生に「3回に1回ぐらいは悪玉菌の言いなりなった方が、腸内細菌のバランスのためにも良い」と聞いて、すっかり気が楽になりました。結局、お肉も野菜も、偏りなく色々食べることが大事、ということなのですね。

家族の笑顔が見たくて 食の工夫あれこれ

 便秘に悩む娘のためにも、食事には気をつけています。実は、我が家にはお砂糖を置いていません。代わりに、大腸の善玉菌のエサになる、オリゴ糖を使っています。
 あと、キノコ類も食物繊維が豊富で、大腸に良いそうなのですが、実は娘が苦手なんです。全く食べられないわけではないのですが、形や食感に抵抗があるみたい。それで、どうしたらたくさん食べてくれるか考えて、カレーの具にしたんです。実は、我が家のカレーには、ジャガイモやニンジンが入っていなくて、代わりにいろんなキノコを細かく刻んで入れている。そうすると無理なく食べてくれるんです。特に便秘がつらそうな時には、愛用のビフィズス菌サプリもこっそり入れたりして。その効果か分かりませんが、トイレを出た娘の表情に、最近笑顔が増えてきたみたい。こうやって続けていけば、彼女の便秘も収まってくれるかもと、ひそかに期待しているんですよ。(談)

  • 浅香唯
  • 浅香 唯(あさか・ゆい)

    歌手 俳優

    1969年、宮崎県生まれ。85年に歌手デビュー。翌年のドラマ『スケバン刑事Ⅲ』で主役を演じて一躍トップアイドルに。リリースするシングルが、次々とヒットチャート1位を記録。2002年に結婚し、07年に長女を出産した。ドラマやバラエティー番組のほか、現在は舞台などにも活躍の場を広げている。20年にはデビュー35周年を迎え、CDなどの記念ボックスの発売が予定されている。

  • この連載について / あの人の腸活

    日頃から大腸を意識し、食や暮らしの改善に取り組む著名人に、私たちのお手本になる「腸活」への取り組みを取材。年齢を感じさせず、いつまでもアクティブな生活を送る「あの人」の元気の秘密に迫ります。

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