<読者ブログ>

<連載> ひとことブックレビュー

後で後悔しないために 「親が70歳になったら、するといいことリスト」は必読

「親を寝たきり・要介護にしないたった6つのこと」を読んで/連載・ひとことブックレビュー

2020.07.09

 読者会議メンバーからブックレビューを募る企画に「親を寝たきり・要介護にしないたった6つのこと」を読んだ感想が届きました。東京都の宮野ゆうさんは「目や耳の不調が認知症などへのきっかけとなるというのは考えたこともなかった」と言います。

読者会議メンバーが読んだ本

  • 親を寝たきり・要介護にしないたった6つのこと 平松 類 (著)
  • 親を寝たきり・要介護にしないたった6つのこと
     (著)平松 類/出版:三笠書房

     「老後のためにお金を貯めなきゃ」と思っても、いくらお金があっても、歩けなくなれば、目が不自由になれば、認知症になれば……どうしても介護が必要になります。ベストセラー『老人の取扱説明書』『ガボール・アイ』の著者が、要介護になる時期を少しでも遅らせることの大切さを説き、シーン別の「するといいこと」を具体的に示します。

後悔しない親孝行ができそうだ

 人生100年時代と言われる昨今だが、介護される人も増えているのではないだろうか?
 父が要支援、母は一昨年に交通事故にあって以来、めっきり元気がなくなっている。加えて、うちは男2人兄弟なので、いざとなったらちゃんとした介護ができるのかを心配していたが、筆者の言葉を読んで、心配が少し軽くなりました。筆者の勧めることを実践できれば、仮に両親が要介護になろうとも後悔しない親孝行はできるのではないかなと思いました。
(神奈川県 久野徹さん 50代)

「高齢になれば当たり前」で済ましてはいけない

 祖母が認知症から要介護状態になったため、両親は自分たちの時は大丈夫か、できるだけ周りの手を借りたくない、と心配している。子として何ができるか、その手がかりがこの本でつかめた。
 まず、目や耳の不調が認知症などへのきっかけとなるというのは考えたこともなかった。高齢になれば当たり前と思いきや、そこで補助器具を使うことで現状を維持しやすくなる。また、思い出話を何度も聞く、つまらない冗談でも一緒に笑うなどもよいというのは説得力がある。何より、それで健康でいてくれるのならと寛大になれそう。
 大きな文字で読みやすいので、親にも読んでもらい、これからのことを話すきっかけにしたい。また、夫にも勧め、親や自分たちのことについて共有したいと思った。
(東京都 宮野ゆうさん 30代以下)

わが身に置き換え、改めて確認

 全体を通して感じたのは、至極当たり前のことが書いてあるということ。しかし、よくよく考えてみると、普段は全然頭にないことが、紙を通してみると改めて確認できたようです。わが身に置き換えてみると、近い将来、必ず直面することだと感じられました。それぞれの指摘は非常に参考になり、今後、取り扱い説明書のように時々は熟読しなければと思いました。
 これからの高齢社会に向けて、私たち一人ひとりがいかに対応していくかを考えてみる必要を感じました。社会に迷惑をかけないように過ごしたいものだと思います。
(栃木県 尾崎範子さん 60代)

「わが家」流の老い方を作っていきたい

 本書の工夫は、中年から初老に片足を掛けた「子」にとってありがたい。医学辞書のようにシーン別に読み進められる。題名でも目を引く「親が70歳になったら、するといいことリスト」では、弱い面や知恵に気付けた。
 さらに、項目ごとに末尾の網掛けでポイントを押さえられるので、めくり読みで復習でき、対処の意欲を得た。
 背筋の鍛え、肺炎球菌ワクチンは二種類、餅を食べる準備などは、初めての学びだった。ちょっとした知識やケア、その実践や努力は大きな差になるだろう。
 今年の年賀状に「こけない!ぼけない!だまされない!で生きよう」と書いた。令和初の桜を共にめでた後、「あーだ」「こーだ」と親の応酬――。それも今が花だ。まだ間に合う。できそうなことを働きかけ、老いを教えられながら我が家流を作っていけばいい。
(愛媛県 大野眞弓さん 50代)

  • この連載について / ひとことブックレビュー

    Reライフ読者会議では、登録メンバーから本の感想を投稿してもらう企画を開催しています。メンバーが推薦する大人年代に読んで欲しい本、Reライフ編集部が厳選した新刊本など、読書好きのReライフ世代からのブックレビューを集めました。

関連記事

おすすめ記事

PAGE TOP