【読者会議】続けたい これからも

<Reライフアンケート>物忘れ(思い出せないこと)で困ったことはありますか?

2020.07.12

 「継続は力なり」「石の上にも三年」……。続けることや辛抱して努力する大切さを表現する言葉は多数あります。3年以上続けていることを尋ねたところ、多様な回答が寄せられました。

木工パズル 考え作って40年

 滋賀県近江八幡市の名倉和文さん(73)は、40年近くオリジナルの木工パズルを作り続けている。

 1歳を迎える娘の誕生日プレゼントに、木のいすを手作りしたことがきっかけだ。知識も工具もなく、見よう見まねで作った。その後、娘の喜ぶ顔が見たくて、誕生日ごとに木のおもちゃを作るようになり、次第にパズルが増えていった。

 図案をカーボン紙で板に写し、糸のこぎりでピースを切って丁寧にやすりをかける。女の子の人形をかたどった数ピースの絵合わせなど平面的なものからスタートし、成長に合わせて数学的思考を鍛える立体の知育パズルへ。市販品などを参考に試行錯誤を重ね、休日は製作に没頭した。

 「新しいパズルを考えるのが面白くて」、娘が成人してもやめなかった。退職後は、自宅から自転車で30分ほどの場所に作業場を設け、製作を続ける毎日。手がけた作品は約100種類にのぼり、「いくつ作ったか数え切れない」と笑う。

3年以上続けていることは?
手作りの木工パズルを前にした名倉和文さん=滋賀県近江八幡市

 5、6年前から、近くの小学校に出向き、自作のパズルで子どもたちと遊ぶボランティアにも携わる。そこで気になったのが、「これで合っているか」と、正解を気にする子が多いことだった。自ら考える力をつけてほしいと、「へん」と「つくり」を組み合わせて、いろいろな漢字ができる立体パズルを考案した。「パズルの魅力は答えが一つではないところ。いくつもの解がある新作を考える時間も楽しい」

 コロナ禍で活動は休止しているが、また子どもたちと遊べる日を心待ちにしている。

3年以上続けていることは?

母の着物をまとう楽しみ

 長く茶道をしていた母は、たくさんの着物を持っていました。退職後に母が亡くなり、思い出の品を生かしたいと考えて着付け教室に通い始めました。はじめは「自分で着て、出かけられたらいいなあ」という軽い気持ちでしたが、いまでは成人式の振り袖の着付けもできるように。友だちとのランチや観劇、旅行にも着物で出かけるのが楽しみになりました。こんな第二の人生になるとは思ってもいませんでした。
(新潟県 近藤いずみさん 65歳) 

弟の死を機に 毎朝の読経

 仏壇に手を合わせるしぐさを滑稽だと思っていました。30年ほど前に父が亡くなってからも、たまにお経をあげる程度。しかし、13年前に弟が58歳の若さで亡くなると、幼いころを思い出して心から「南無阿弥陀仏」と念じ、手を合わせるようになりました。それから毎朝欠かさず、正座して20分ほどの読経を続けています。いまの自分があるのは両親や先祖のおかげと感謝しながら、健康のために大きな声を出しています。
(兵庫県 東浦清さん
 75歳)

地元小学校で読み聞かせ

 20年前、次女の入学を機に母親仲間で読み聞かせグループを立ち上げ、地域の小学校にボランティアに行くようになりました。ある時、6年生の教室で絵本を読んでいると、目に涙をためて聞いてくれる女の子がいました。自分で読むのとは違う心地よさを感じてくれたことがうれしくて、いまも月に1回ほどのペースで続けています。もう孫に読んで聞かせる年になりましたが、これからも子どもたちを見守っていきたいです。
(埼玉県 坂口真由美さん 61歳)

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