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<連載> ひとことブックレビュー

1ページごとに1歳ずつ年を重ねる 絵本でめぐる人生の「旅」に落涙

「100年の旅」を読んで/連載・ひとことブックレビュー

2020.09.10

 読者会議メンバーからブックレビューを募る企画に「100年の旅」を読んだ感想が届きました。東京都の田中志保子さんは「各ページに哲学的な答えが潜んでいるよう」と感じたそう。

読者会議メンバーが読んだ本

  • 100年の旅
  • 100年の旅
    (著)ハイケ・フォーラ
    (イラスト) ヴァレリオ・ヴィダリ (訳)前田 まゆみ
    出版社:かんき出版

     ドイツで生まれ、14カ国で翻訳されたベストセラー絵本の邦訳版。1ページごとに1歳ずつ年を重ねていく構成で、人生が1冊に収められています。どの世代にも大切な学びがあるということを、心に響く言葉と色彩豊かなイラストで描かれています。

最近読んだ本の中で一番の宝物

 0歳から99歳までの「人生の旅」を巡り、とても心に響きました。
 私の今の年齢の箇所はもちろん、これまで何歳の時にどう感じていたか、またこれから先、その年齢になったときどんなことを思うのか、などを想像して読むことができました。
 生きていく中では、出会い、別れなどがあり、衝突したりすれ違ったりといろいろなことが起こりますが、この本に流れているのは常に「勇気と希望を持って生きる」ことの尊さであり、そうした大切なことを著者が教えてくれたと思います。とても感動しました。あらゆる年齢層、それこそ幼い子供からお年寄りまで、全ての方に読んでほしいです。最近読んだ本の中で一番の宝物になりました。イラストや前田まゆみさんのわかりやすく優しい訳文も素晴らしく、友人、知人への本のプレゼントにも最適です。
(東京都 小野奈緒子さん 50代)

各ページに哲学的な答えが潜んでいるよう

 誕生から99歳まで1ページずつ興味深く読みました。過ぎた歳月や見知ったものたちと重ね合わせて納得したり、現在の自分と照らし合わせたり。各ページに哲学的な答えが潜んでいるようです。
 イラストに顔が描かれてなかったり、ウサギだったり、男女の別がないのは「あなた」という個を指しているのだと思いました。
 一番印象に残ったのは「74、人生ではじめて、ついに自分とぴったりのパートナーが見つかる」というページでした。
 正直、期待せずに応募しましたが、とても面白い本でした。
(東京都 田中志保子さん 60代)

故郷の母とゆっくり人生を振り返りたい本

 1ページ1年。ゆっくり、自分の人生を振り返りながら、読みました。そして、今、私は62歳。未来の私を想像しながら、また、ゆっくり読みました――。涙が出ました。
 人生で何を学んだんだろう?そう思いながら、自分は幸運だと感じる。故郷の86歳の母と一緒に眺めたい本です。
(千葉県 才村悦美さん 60代)

  • この連載について / ひとことブックレビュー

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