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そろそろミュージカルを見たい 「パレード」4年ぶり再演への期待

キャスト、楽曲、脚本、演出…すべてが秀作ミュージカル「パレード」

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2020.12.25

 社会全体に閉そく感が続いた2020年。エンターテインメントを楽しみたかったと思う方も多いでしょう。久しぶりに生の舞台を見るという方にもオススメできる、愛と感動の秀作ミュージカル「パレード」が4年ぶりに帰ってきます。

ミュージカル『パレード』
提供:ホリプロ

 関係者の努力により万全を期して、来年1月15日から東京芸術劇場での上演が決定。そこで、観劇が趣味というReライフ読者会議メンバーの本間理絵さん、竹内佐輝子さんに、あらためて感じるミュージカルの楽しさや、作品への期待について語っていただきました。

観劇のすすめ パレード

役者と観客が共有する非日常空間の魅力

竹内 本間さんは観劇がお好きと聞きましたが、見る作品はどうやって選んでいますか?

本間 有名な演出家や作曲家だと、やっぱり気になりますね。

竹内 役者さんと私たち観客がお互いに同じ空間にいて、温度の交換というか、向こうから来たものをこちらが返す。そういうレスポンスがあって、お客さんからのエネルギーをもらった役者さんの演技がより高まっていく。それが舞台のだいご味だと思います。無観客だと、完成しない部分もあるのかなって。

本間 劇場のことを「箱」って言いますよね。私たちは、箱の中の世界に入ってエネルギーをもらって、現実世界に戻っていく。そのメリハリというか、余韻が面白いから、いろんなミュージカルを見たくなります。

竹内 ミュージカルって、非日常だと思うんです。苦手だという人は、いきなり歌い始めるのに違和感を感じるみたいです。でも、歌うことで、ずっと続いていた緊張感が一瞬ゆるんだり、演者に集中していた視野が開けたりして、いろいろ変化が起こるから見ていて楽しめるんだと思います。

本間 そうそう。ナマものならではの魅力は大きいですね。総合芸術の中でも、いろんな要素が凝縮されているのがミュージカル。今回の「パレード」でも、石丸幹二さんみたいに実力ある人の歌や一流の音楽が聞けます。森新太郎さんの斬新な演出も楽しみです。

観劇のすすめ パレード

Reライフ読者の観劇スタイルとは?

竹内 劇場に行く時の服装は、平日の仕事帰りだと、オフィスカジュアルの延長が多いのですが。おしゃれをしていく楽しみもありますよね。他の方のファッションを見て、ステキなだと思ったり。

本間 プチ社交場のような雰囲気も劇場にはありますね。演目や空間に合った自分のおしゃれを楽しみたくなるような。せっかくだから、レストランやバーにも行きたいですよね。

竹内 グッズなどは買われますか? 私はたまに音楽のCDを買います。

本間 私もサウンドトラック。音楽が良いと、また聴きたいですから。

ミュージカル『パレード』
初演舞台写真より 撮影:宮川舞子 提供:ホリプロ

現代にも通じる、100年前のえん罪の実話

本間 「パレード」は約100年前に起きたえん罪事件を題材にしているのですけど、現在の世界的な状況にぴったりというべき。2017年の初演の時よりも、見る価値は大きいと思います。

竹内 法廷劇の部分も見たいですね。人間だから感情もあって、間違いを起こすから、えん罪がなくならないわけで。

本間 この作品は、「ドライビング・ミス・デイジー」などと共に、脚本のアルフレッド・ウーリーの“アトランタ3部作”と言われているそうですよ。

竹内 見終わった後に、あれこれと自分で考えるような余韻がありそう。楽しみにしています。

本間 「パレード」について調べていると、20世紀初頭のアメリカの社会や、今も続いている闇の部分について、すごく興味が出てきました。SNS上で全然関係ない罪をかぶせられるなど、誰もが主人公のレオ・フランクになってしまう可能性はあります。シニアの方も若い方も、見てほしい作品だと思います。

参加した読者会議メンバー

  • 観劇のすすめ パレード
  • 本間理絵さん
    東京都在住、60代。

    80年代の小劇場ブームで舞台を見るようになり、フランスや米国ブロードウェーでの観劇経験も持つ。

  • 観劇のすすめ パレード
  • 竹内佐輝子さん
    東京都在住、50代。

    映画も舞台もさまざまなジャンルの作品を鑑賞し、着付けを習い始めたのを機に歌舞伎にもはまる。

社会と人間を見つめた傑作ミュージカル「パレード」

ミュージカル『パレード』
初演舞台写真より 撮影:宮川舞子 提供:ホリプロ

演出家、森新太郎さんインタビュー
台本に「一目ぼれ」 今こそ上演する意味

 とにかく台本がおもしろい。初演では、読み終わってすぐに「演出します」と手を挙げました。音楽も素晴らしく、強くひかれました。

 ミュージカルの演出は初めてでしたが、稽古場では、スタッフ・キャストが結束して支えてくれた。英語とは構造も響きも違う日本語に翻訳された歌で、内容と感情をきちんと伝える俳優たちの技術の高さに、改めて感心しました。劇場では、オーケストラの生演奏と歌がお客さんの気持ちをどう動かすのかなど、多くの発見がありました。実り多い体験で、もう一度このメンバーでこの作品を上演したい。その願いがかないました。

森 新太郎さん
演出家 森 新太郎さん

 でも再び向き合ってみて、それだけではすまされない、もっともっと深く掘り下げるべき作品であることを痛感しています。人は、不安を感じたり、閉そく感にさいなまれたりすると、ふだん抑えている「負」の感情が膨らみ、他者を攻撃してしまう。「パレード」はその怖さを描いています。僕たちが生きている社会にもあるその危うさは、4年前よりも高まっていると感じる。劇場は、そうした人間と社会のあり方を想像し、考える場でもあります。今こそ上演する意味がある作品。そう強く思っています。

主演 石丸幹二× 作家 池井戸潤
再演記念・特別対談

パレード 池井戸潤さん石丸幹二さん対談
提供 ホリプロ/ヘアメイク:平山直樹 スタイリスト:Mikawa Shinichi 衣装協力:NEIL BARRETT(ニール バレット ギンザシックス)

石丸 池井戸さんは17年の初演を見に来てくださったんですよね。

池井戸 実際に起こった事件に基づいた、非常に重い主題をはらんだ作品だと思いました。主人公のレオとその奥さんはユダヤ人で、人種差別から無実の罪を着せられることになる。アメリカの人種差別というと、まず黒人差別が浮かびますが、実はユダヤ系の人々への冷たい視線にも相当に根深いものがあるんでしょうね。ただ、移民の多い多民族社会には、そういう差別意識を表に出してはならないというモラルもあった。そうやって時間をかけて民主主義を根づかせてきたはずなのに、近年は時代が逆戻りしているような感じがします。

石丸 確かに。初演の17年は、実はトランプ政権が誕生した年なんですが、そこから一気にアメリカの中の空気が変わったような。

池井戸 この4年間で、人種間だけでなく、富裕層と貧困層などあらゆる層の分断が進んだじゃないですか。正直、初演のときは、作品の背景も含めて自分の中でピンと来ていない部分があったんですが、再演の知らせを聞いたとき、もしかしたら「パレード」に時代のほうが合ってきたんじゃないか? と。

石丸 僕もそう感じます。さらに、日本も世界もネット社会になって、SNSなどで顔も見えない人々から誹謗(ひぼう)中傷を受けることが増えている。大勢の声に押し流される世の中になってしまったことも、作品と通じるところがあるように思います。

池井戸 そんないまだからこそ、「パレード」という作品を上演することに意義があるし、見ることにも意味があるんだろうなと思いますね。再演はより鮮明に、痛烈に世の中に響くんじゃないでしょうか。

石丸 2021年はトランプ時代が幕を下ろし、新しい政権が立ち上がる年でもあります。この国は、社会は、そして世界はどうなってしまうんだろう? と、切実な思いを重ねて見ていただけるような気がしています。

(公演プログラムより抜粋)

2021年1月15日(金)再演決定!ミュージカル「パレード」

  • ミュージカル「パレード」
  • 1999年トニー賞最優秀作詞作曲賞 最優秀脚本賞を受賞。
    20世紀初頭アメリカでおこったえん罪事件を題材にした心をえぐる究極の人間ドラマにミュージカル界屈指のキャストが集結!
    物語の舞台は、1913年アメリカ南部の中心、ジョージア州アトランタ。南北戦争終結から半世紀が過ぎても、南軍戦没者追悼記念日には、南軍の生き残りの老兵が誇り高い表情でパレードに参加し、南部の自由のために戦った男たちの誇りと南部の優位を歌いあげる。

    そんな土地で13 歳の白人少女の性的暴行殺人事件が起こる。容疑者として逮捕されたのはニューヨークから来たユダヤ人のレオ・フランク。実直なユダヤ人で少女が働いていた鉛筆工場の工場長だった。彼は無実にも関わらず様々な思惑や権力により、犯人に仕立て上げられていく。そんな彼の無実を信じ疑いを晴らすために動いたのは妻のルシールだけだった。白人、黒人、ユダヤ人、知事、検察、マスコミ、群衆・・・それぞれの立場と思惑が交差する中、人種間のねたみが事態を思わぬ方向へと導いていく・・・。

心をえぐる究極の人間ドラマにミュージカル界屈指のキャストが集結

作/アルフレッド・ウーリー
作詞・作曲/ジェイソン・ロバート・ブラウン
共同構想およびブロードウェー版演出/ ハロルド・プリンス
演出/森 新太郎
キャスト/石丸幹二 堀内敬子
武田真治 坂元健児 安崎 求 未来優希 内藤大希 福井貴一 今井清隆 石川 禅 岡本健一

公演の詳細は、こちら(https://horipro-stage.jp/stage/parade2021/)

主催/ホリプロ、TOKYO FM
共催/東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
メディアパートナー/朝日新聞社
企画製作/ホリプロ

(企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局)

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