【読者会議】手帳 私の強い味方

<Reライフアンケート>手帳を使っていますか?

2021.01.10

 新年の始まりに合わせ、手帳を新調した人も多いのでは? アイデアを書き留めたり、体調管理に使ったり。予定表だけに終わらない様々な手帳の活用方法が寄せられました。

母にも一冊 予定すりあわせ

 「服を選ぶポイントも、手帳が入る胸ポケットがあるかどうか」と笑うのは、兵庫県川西市の広瀬正明さん(64)。20年以上前から胸ポケットに入るサイズの手帳を常に持ち歩く生活だ。予定や、公募に出すアイデアなど、思いついたらすぐに書き留める。

 そこに一昨年から、もう一冊手帳が加わった。大阪府豊中市に住む広瀬さんの母(90)とのコミュニケーションのための手帳だ。「同じ手帳を2冊購入して一つは私が、一つは母が持っています」と広瀬さん。母の使いやすさを考えて、書き込める場所が大きく、薄くて重くないものを選んだ。

 広瀬さんの母は、この3年で病院通いやデイサービスの利用が増えた。広瀬さんが通院や通所の補助をする。手帳を使っていなかった時は、予定が変更になると混乱したり、「言った、言わない」のケンカになったり。予定の調整が、もめ事の種になることが多かったという。

 一緒に手帳を使い初めてからケンカはぐんと減った。広瀬さんが、母を訪ねた時に一緒に手帳を開いて、予定をすりあわせる。「できることは自分で」と、母親自らが鉛筆で書き込み、病院の予約などもする。広瀬さんは「この日は、病院だけど予約した?」などと確認をする。「母にとっては初めての手帳。使えるか心配でしたが、毎日ページをめくって楽しんでいる。見通しがつくので安心みたいです」。広瀬さんは、母の体重や血圧など気になった時には記録もしておく。それが、体調の変化の気づきに役立つという。

 広瀬さんと妻の嘉苗(かなえ)さん(61)は元教師だった。お互い仕事も、子育ても忙しかった40代、仕事も家庭も回らなくなった時に手帳を使いはじめた。当時の手帳には授業のアイデアとともに、洗剤、トイレットペーパーなど買い物リストが記されている。嘉苗さんは「何度も父さん手帳に助けられた」と笑う。広瀬さんは「時代とともに書くことは変わってきたけれど、手帳は相棒です」。

T3|手帳の活用方法

友に頼られる 日々の記録

 30年以上前から、同じ型の手帳を使っています。予定だけではなく、掃除をした場所、手紙を投函(とうかん)した日など事細かく日々の出来事を記録します。お出かけの日の服装を記入しておくと、次回のおでかけ日に、同じ服を着て行ってかぶることもありません。近頃は、家族や友人から数年前の事柄の確認まで頼まれます。手帳を見直せば、すぐに記憶がよみがえります。手帳は私の「脳みそ」です。これなしでは生活できません。
(愛知県 経みさをさん 76歳)

ダイエット可視化 15キロ減

 ダイエットとリバウンドを繰り返して8年。再挑戦をしようと昨年の元旦から、毎日の体重を手帳に記録し始めました。途中からゲーム感覚で楽しくなり、体脂肪や食事の記録もつけるように。可視化すると、心がけも変わり、1年で15キロ減を達成しました。毎日、完璧に書くのではなく、時にはさぼることも。でも、気楽に考えたおかげか、1年続きました。手帳を活用しながら、今年は走ることにも挑戦したいと思います。
(茨城県 洞口優子さん
 55歳)

一日一句 書いて「脳トレ」

 会社員時代から予定の管理は、アイフォーンと紙の手帳を両方使っています。アイフォーンは写真も撮れ、携帯にも便利ですが、紙の手帳に書くことは「脳トレ」になると思っています。退職してからは、紙の手帳に一日一俳句を義務づけています。季節の移ろいや暮らしの小さな変化に気づくようになりました。丁寧に書いて、文字の練習をしたり、忘れてしまった漢字を調べて書き込んだり。手を動かす大切さを感じています。
(千葉県 三浦由久さん 67歳)

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