【読者会議】会いたい会えない どう工夫

<Reライフアンケート>コロナ下での交流どうしてる?

2021.02.07

 新型コロナウイルスは、私たちの「交流」のあり方を変えてしまいました。家族や友達と会えないつらさ、それでもつながり続けるための工夫など、読者の声を紹介します。

孫と遊べる日に備え 体力作り

 「私の家族はコロナ禍の直撃を受け、分断されています」。神戸市の高木勇さん(70)は、こんな声をアンケートに寄せた。

 関東地方に住む長女の夫は医療関連の研究職で、中国地方に住む長男の妻は看護師。いずれもコロナ対応の直接の担当ではないが、それでも週1回応援要員としてコロナ関連の業務についたり、学生に指導したりすることもあるため、軽率な行動は取らないよう自らを律する生活が続いている。それぞれの家族には2人ずつ孫がおり、現在小2~中1。孫が「旅行に行きたい」とねだっても、両家族とも遠出はもちろん、市内からも出ないようにしているという。

 コロナ禍前は高木さん宅とも年に5~6回は行き来していたが、昨年はパタリと途絶えてしまった。電話は何度かしたものの、「電話だと近況を伝え合って終わってしまう。もって数分だった」と話す。実際に会っていれば、いったん会話が途切れても、話題をふと思いついたときに話を始められる。今年の正月もビデオ電話で書き初めを見せてもらったり、学校での出来事を話したりしたが、味気なさはぬぐえなかった。

 近所の海で一緒に泳ぐのが毎夏の恒例。一緒に布団に入ってDVDを見たりトランプをしたりと、「場」を共有する遊びもできる。特に昨夏は、妻(71)の実家がある奄美大島に孫を連れて行き、シュノーケリングをする約束をしていた。「オンラインがどんなに発達してもやはりリアルにはかなわない、というのが昨年の感想です」

 もしかすると今年も思うように交流できないかもしれない。「自分も年を取ってどんどん体力が落ちていく。一緒に海に入れる夏があと何回あるかと思うとやるせない。ただ、コロナは誰のせいでもない。今は医療関係者の努力が水の泡にならないよう、静かに待つしかないと思っています」。いつかコロナが収まり、孫たちと奄美大島へ旅行できることを楽しみに、今は体力維持のための散歩に励んでいる。

コロナ下での交流

在宅ワークの息子に定期便

 東京で一人暮らしをしている社会人の息子(26)に、荷物を定期的に送るようになりました。以前は帰宅が遅いうえ、外食中心で自炊することもなかったので、送っても迷惑かなと控えていましたが、在宅ワークになり状況も一変。家庭菜園で採れた野菜やくだものなどを愛を込めて送っています。息子も毎回とても楽しみにしてくれて「ありがとう」の言葉や感想も! コロナを逆手に、思いやりや絆が深まっています。
(愛知県 村田典子さん 61歳)

テレビ電話あえて使わない

 友人との交流はかなり減っています。ストレスがたまってきたと感じ始めたら、私から友人に電話をかけ、長話をします。以前はあまり電話をしないほうでしたが、やはり声を聞くと気持ちが落ち着きます。時折メールはしますがテレビ電話などは利用しません。会えないことがかえってストレスに感じられそうですし、テレビ電話が当たり前になって、直接会わなくてもそれで済む、というような感覚にはなりたくないからです。
(北海道 辻伸子さん 61歳)

画面越しにおせちを囲んで

 長女は現在大学院生で県外に一人暮らしをしています。夏休みも年末年始も帰省を我慢しました。かわいそうなので、お正月には地元ホテルのお一人さま用おせちを送り、オンラインで家族の宴会を開催。大学院での研究のことや受験生の次女へのアドバイス、なくなった(長女の)祖母の思い出など話は尽きませんでした。画面のフリーズもありましたが、なぜかそれは長女が嫌がりそうな話題のときばかり。さては意図的?
(秋田県 伊藤亮さん 54歳)

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。最新のReライフ面アンケートの詳細はこちらのページでご確認ください。
 回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。あらかじめご了承ください。

関連記事

あわせて読みたい

おすすめ記事

PAGE TOP