<連載> いっしょに! きくち体操

ひざが曲がったまま暮らしていませんか? 意識して伸ばせば血流改善に

(いっしょに! きくち体操 18)仰向けで、片足ずつ上げる ひざ伸ばし、下半身が生き返る

2021.05.10

 連載18回目は「仰向けで、片足ずつ上げる」体操を取り上げます。

 日々の暮らしの中で、まっすぐひざを伸ばしている時はない。歩いている時も、座っている時も寝ている時も、無意識でいる時はいつもひざは曲がっている。新型コロナウイルスへの感染を防ぐために外出を控えている時でも、体を動かし、意識的にひざを伸ばして使っていくことが必要だという。

きくち体操18
教室で指導するきくち体操代表の菊池和子さん=平山亜理撮影

 きくち体操代表の菊池和子さん(86)は、「ひざが曲がっていることに気がつかないでいると、腰が曲がってきます。無理やり鍛えるのではなく、意識を向けて自分の体を大事に思ってステイホームの中でも、体を動かしていくのが大切だ」と話す。

 では、どう動かせばいいのか。具体的に説明をしてもらった。

 ① 仰向けになり、左足を曲げて右足を伸ばしたまま上げ、体に近づける。右足の足首は自然に伸ばす。右手でももを持って支える。反対側も同じように行う(写真1)。

きくち体操18-1

 ② 右足は体に引き寄せて伸ばしたまま、曲げていた左足を床にまっすぐに伸ばす。反対側も行う(写真2)。

きくち体操18-2

 ③ 床にのばした左足はそのままで、体に引き寄せていた右足の足首を折り曲げる。反対側も行う(写真3)。

きくち体操18-3

 仰向けになって片足ずつ上げた時、手で足をつかむ位置は、それぞれの柔軟性に合わせて、ふくらはぎでも、太ももでもいいそうだ。上げた方の足首を折り曲げると、脚全体の後ろ側がより使える。

 菊池さんは「血液の流れもよくなり、股関節から下半身全体が生き返ってくる。筋肉は動かさないと弱っていく。筋肉を保っていくため、きついけれども、意識して毎日伸ばすことを心がければ、歩く時に歩幅も広くなり、足首もしなやかになり、歩きやすくなる」と話す。

(構成・平山亜理)

(2021年3月17日付け朝日新聞・東京都内版から)

  • 菊池和子
  • 菊池 和子(きくち・かずこ)

    体操指導者

    1934年、秋田県生まれ。日本女子体育短期大卒。中学校の体育教師を経て、きくち体操を創設した。本部は川崎で、東京、神奈川の直営教室のほか、関東、関西などに約83クラスを持つ。

  • この連載について / いっしょに! きくち体操

    朝日新聞東京版で連載中の「いっしょに! きくち体操」。体操指導者・菊池和子さんが教える「きくち体操」は中高年を中心に人気を集めています。人生100年時代、介護に頼らず、いつまでも健康な体を目指しましょう。

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