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<連載> 腸戦者に訊く

「ビフィズス菌トレ」で長友佑都選手のコンディションが劇的に変化

長友佑都さん・森永乳業の小田巻俊孝さん ビフィズス菌トレ体感編

2021.07.30

 大腸の善玉菌の代表格であるビフィズス菌と、腸内環境を整える食事や運動などを組み合わせて体調管理に役立てる取り組み「ビフィズス菌トレ」を通して、世界で活躍するサッカーの長友佑都選手はどう変わっていったのか。2回目も前回に続き長友選手と、長友選手の腸内細菌の変化を見守った森永乳業基礎研究所腸内フローラ研究室の室長で農学博士の小田巻俊孝さんに伺いました。(全3回)

長友佑都さん小田巻俊孝さん2回目の写真

長友選手の体調は悪化から最高へ 

――長友選手との取り組みで目指したことは何ですか。

小田巻 ビフィズス菌をとることでパフォーマンスがすごく上がるというようなことは元々考えていませんでした。普段から、たゆまぬ研鑽(けんさん)を積まれている長友選手ですから、最大限の力を出し切れる日が少しでも多い方が良いだろうと、森永乳業の研究力を活(い)かしてコンディショニングという観点からお手伝いできることがあるんじゃないかと考えました。

――コンディショニングのため、ビフィズス菌はどのような働きをするのでしょうか。 

小田巻 スポーツ選手のトレーニングの量は一般の方とは比較にならないくらい多いため、体にかかる負担もかなり大きいと言われています。免疫力も激しい運動直後には下がってしまうと考えられており、風邪をひきやすくなったり、おなかをこわしやすくなったりするケースも多いようです。そんなときのために日ごろからビフィズス菌を摂取することで、腸内の環境が整えられ、体調を大きく崩すことも防げるのではと考えました。

――1年間、「ビフィズス菌トレ」に取り組んだ感想はどうですか。

長友 右肩上がりにコンディションが良くなりました。1年前にフランスに行き、前半はすごく苦労しました。体調がすごく悪くて、おなかを下す日も多くて。このままでは自分はもうサッカーを続けていけないんじゃないかって思ったくらいですね。それが、後半にはどんどんどんどんコンディションが良くなりました。コンディションが良くなれば、ピッチ内でも結果が出ます。結果的には、自分にとって最高のシーズンになったなと思いましたし、目標に向かって「最後のピース が埋まった」「まだまだ上げていけるな」と自分の中で確信しました。

――体調を崩したときは、どのような状況になったのですか。

長友 いや本当にあれはもう、胃腸炎だったのかどうかよく分からないですけど、2週間くらいおなかを下していました。高熱も出ましたし。なんでこんなに長い間続くのか分からない、原因が不明の体調不良でした。

――それが理由で当時、抗生物質を飲まれたのですね。

長友 そうです。でもその2週間以外でも、基本的にコンディションが良くない、優れない状態でした。フランスに行って数カ月は、めちゃめちゃコンディションが良いなと思う日は一日もなかったですね。

長友選手の腸内フローラ
日本で安定していた腸内フローラはフランスに移動してバランスが崩れ、体調悪化に伴い服用した抗生物質の影響で大きく変化しました。ビフィズス菌トレを続けた結果、ビフィズス菌などの有用菌が増え、日本とは異なった形で安定した腸内フローラとなりました。

日本で安定していた腸内フローラはフランスに移動してバランスが崩れ、体調悪化に伴い服用した抗生物質の影響で大きく変化しました。ビフィズス菌トレを続けた結果、ビフィズス菌などの有用菌が増え、日本とは異なった形で安定した腸内フローラとなりました。

腸内フローラに大きな変化

――小田巻さんは長友さんの腸内フローラの変化をずっと見られていたと思うのですが、どのように変化していったのでしょうか。 

小田巻 本当に長友選手の体調に合った形で、腸内細菌が変わっている印象を受けました。フランスに行った直後はかなりご苦労されたという話がありましたが、その際には腸内細菌もガラッと変わりました。わたしもこんなに大きく変わるのを見たことがなかったので、正直心配でした。しかし、しばらくすると日本にいたときとは別の腸内細菌がおなかの中でバランスをとり、安定するようになりました。そのころからどんどん体調が良くなっていったと聞いています。今回のように、一人の腸内細菌を長期間に渡って観察することができたおかげで、こうした興味深い変化を知ることができました。

――長友選手にも腸内フローラと体調の変化について、思い当たるところがありますか、

長友 日本にいたときとフランスで、腸内フローラがガラッと変わったのには驚きました。専門家ではないので詳しいことは分からないのですが、小田巻さんから説明を受けて、明らかに良いとき、悪いときの差がはっきりしていましたし、コンディションが良いときはこういう腸内フローラで、悪いときはこういうフローラなんだとわかりました。ビフィズス菌をとり、腸内を安定させることが、コンディションを落とさないことにつながることを、この1年を通して学べました。自分自身をより一層知ったと言うか、体の内側をよく理解できるようになったなと思います。

――長友さんのフローラが大きく変化した理由はなんですか。

小田巻 色々な要因が積み重なっていたと思います。糞便(ふんべん)移植といって、潰瘍(かいよう)性大腸炎などの病気になった人の大腸にほかの人の便を移植する治療法があるのですが、その方法ですらも、元の自分の腸内細菌の状態に戻ってしまうケースがあるといわれます。長友選手のようにガラッと変わったのは、生活環境が変わったことによる食事や環境中の微生物の変化、極度のストレス、体調が優れなかったときに服用した抗生物質の影響など、様々な要素が複合的に絡み合った結果ではないかと推測しています。

――長友さんの腸内フローラとビフィズス菌の関係について、どんなことが言えますか。

小田巻 腸内細菌は必ずしも良い菌と、悪い菌に明確に分けられるわけではないのですが、それでもやはり健康にプラスだろうと言われる菌があります。長友選手のおなかでは、ビフィズス菌が増えているのと同時に、それ以外にも良い働きをする菌が徐々に増えていきました。ビフィズス菌トレに加えて、長友選手が食生活など普段から腸内に気を配られた結果、腸内フローラが良い状態になったのだと思います。

――今後、ビフィズス菌トレで、どのようなことを目指したいですか。

小田巻 長友選手が取り組まれてきたことが、おなかの中で着実に成果になっている、ということをできるだけリアルタイムに近い形でフィードバックしていければ、さらにコンディショニングの維持に役立てていけるのではと考えています。

――これからもビフィズス菌トレは続けていきますか。

長友 ぜひ継続させてください。これでやめてしまうと怖いですね。また体調が悪くなってしまうんじゃないかという怖さがあります。もう、やめられないですね。

次回は、長友選手が日々どのように「ビフィズス菌トレ」に取り組んだのか紹介します。

■腸戦者に訊く
 第1回 「ビフィズス菌トレ」 長友佑都選手と森永乳業の挑戦

(企画・製作:朝日新聞Reライフプロジェクト)

  • 長友佑都
  • 長友 佑都(ながとも・ゆうと)

    プロサッカー選手

    1986年、愛媛県生まれ。昨季までリーグ・アンのオリンピック・マルセイユ所属。明治大学在学中の2008年、FC東京でJリーグデビュー。10年7月セリエAのチェゼーナに、11年1月にはインテル・ミラノへ移籍。20年~21年はオリンピック・マルセイユに所属。13年アジアサッカー連盟から国際最優秀選手賞に選出。日本代表としても南アフリカ、ブラジル、ロシアとW杯3大会連続出場を果たし、3大会11試合出場は、日本人最多出場となる。

  • 小田巻俊孝
  • 小田巻 俊孝(おだまき・としたか)

    森永乳業研究本部 基礎研究所腸内フローラ研究室長、農学博士

    1997年東京大学農学部卒業、1999年同大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了、森永乳業入社。飲料や乳製品の製造現場やヨーグルトの製品開発を経験した後に、ビフィズス菌をはじめとする腸内細菌の基礎・応用研究に約20年間従事。様々な外部研究機関との共同研究を推進し、理化学研究所やアイルランドのCork大学には自ら研究員として参画。大学での非常勤講師等も務め、腸内細菌学会をはじめ複数の学会から受賞歴あり。

  • この連載について / 腸戦者に訊く

    ビフィズス菌は1500万年にわたって人類と共存してきました。ヒト由来のビフィズス菌に50年以上にわたって向き合い、研究の成果を人々の暮らしに役立ててきた森永乳業の研究者たちに挑戦の軌跡を訊(き)きました。

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