尿漏れが心配で外出するのが嫌になった。トレーニングをしても尿漏れが改善しない――。そんなふうに悩んでいる人は少なくありません。朝日新聞Reライフプロジェクトは、7月31日(土)に「専門医&理学療法士に聞く 尿漏れ対策オンラインセミナー」を開催しました。
自身も尿漏れの経験者 泌尿器科医の加藤久美子さん
第1部では、泌尿器科医の加藤久美子さん(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院女性泌尿器科部長)が尿漏れの原因や治療法について解説しました。
加藤さんは冒頭、「40歳を超えると、女性の約44%、男性の約18%に尿漏れがあると言われています」と説明。尿漏れのタイプについて、膀胱(ぼうこう)に原因がある「暴れん坊膀胱」と、膀胱の出口に原因がある「グラグラ尿道」の大きく2種類があることをイラストを使って解説しました。
その後、加藤さん自身が中学生のときに初めて尿漏れを経験し、出産後に症状がひどくなったことを紹介。悩んだ末、尿漏れを改善するために手術を受けたことも明かしました。
受診の目安について、症状がある人全員が受診する必要はないとしたうえで、「毎日尿漏れがあって日常生活が狭まる。好きな仕事や趣味、外出、旅行が制約されるなら(受診を)考えてもいい」とアドバイスしました。
さらに、尿漏れと肥満の関係や、尿漏れパッドの選び方など、視聴者から寄せられた質問にも答えました。
「柔軟性や姿勢も重要」 骨盤底筋トレーニングを指導する理学療法士、田舎中真由美さん
第2部では、骨盤周りの痛みや緩み、尿漏れの改善が専門の理学療法士、田舎中真由美さん(フィジオセンター長)が骨盤底筋トレーニングの正しいやり方や日常生活での注意点について話しました。
田舎中さんはまず、骨盤底筋がある場所や、骨盤底筋を正しく収縮できているかを確認する方法をイラストと実演で説明しました。
そのうえで、骨盤底筋トレーニングをするだけではなく、「骨盤底筋の柔軟性を高め、日常生活で正しい体の使い方をすることも重要」と紹介。太ももや上半身のストレッチ方法や、立った時や排便時の姿勢など、具体的な場面の写真を見せながら、アドバイスしました。
セミナー終盤には、「骨盤底筋トレーニングで、(将来の)尿漏れを予防できますか?」「骨盤底筋トレーニングを毎日続けるためのよい対策はありますか?」といった疑問や悩みを取り上げました。

「気持ちが軽くなった」「わかりやすかった」 視聴者にも好評
セミナー終了後に実施したアンケートで視聴者から寄せられた感想の一部を紹介します。
「長い間、悩んできた尿漏れが、まれな症状でなかったことがわかり気持ちが軽くなりました」(70代女性)
「わかりやすい説明でした。自分が何をすべきかをイメージできました」(60代女性)
「尿漏れといういわゆるシモの話なので、自宅で一人で視聴できてよかった」(50代女性)
「図解で説明していただき、骨盤底筋トレーニングの重要性が理解できました」(60代男性)
「家にいるおかげで見ながらトレーニングができてネット配信ならではだと思いました」(50代女性)
◇
当日、視聴できなかった方はこの機会にぜひご覧ください。(視聴時間1時間38分)
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