【読者会議】ときめき 共感 特別なドラマ

<Reライフアンケート>はまったドラマは?

2021.09.12

 現実を忘れさせてくれたり、自分と重ね合わせて共感したり。ドラマには、日々の生活を潤わせてくれる力があります。あなたにとって特別なドラマは何ですか?

自粛の日々に韓流 夢もできた

 気がつけば2、3日徹夜続き。目はくぼんでくまができ、肌がガサガサになっても何のその。幸せいっぱいな日々だった。
 「これが、沼にはまるということか……」。横浜市の大野洋子さん(65)は今年2月、韓国ドラマ「愛の不時着」に魅了され、全16話を繰り返し10周近く鑑賞。セリフも覚えてしまうほどになった。
 「愛の不時着」は、パラグライダー中に思わぬ事故に巻き込まれ、北朝鮮に不時着してしまった韓国の財閥令嬢が、北朝鮮のエリート将校と出会い、次第に心を寄せ合っていくラブストーリーだ。2020年2月から、ネットフリックスで配信されている。
 将校は銃撃戦でも愛する彼女をかばい、守り抜く。守られた彼女もお返しのように彼を守る。傷が癒えていなくても思わず駆け寄って愛を確認する2人。そこで傷口の心配をしてしまう自分は、親戚のおばさんのよう……。大野さんは夢中で見ていた当時をそう振り返る。
 大野さんにとって、韓国ドラマはコロナ禍の救いになった。もともと、友人と食事をしたり、子どもや親戚が遊びに来たりと、人との交流が生活の楽しみだった。それがこの1年半、自粛の日々に。孫にも会えずふさぎこみがちななかで、ワクワクドキドキする気持ちを思い出させてくれた。
 訪れたことのない韓国を身近に感じるきっかけにもなった。ドラマに出てくる食事やお酒に興味を持ち、キンパ(韓国のり巻き)を見よう見まねで巻いてみたり、キムチ料理や参鶏湯作りに挑戦してみたり。食生活が豊かになった。
 「愛の不時着」をきっかけに、ラブコメや復讐劇、医療、歴史もの……。片っ端から韓国ドラマを見る日々が続き、自粛生活と切っても切れない関係に。コロナが落ち着いたら、ロケ地に行こう。現地でキムチの食べ比べもしたいし、文化を肌で感じたい。未来の生活に想像をめぐらせながら、これからも韓国ドラマに伴走してもらおうと思っている。

はまったドラマは?

流される家 重なる悲しみ

 神戸市須磨区で阪神・淡路大震災を経験しました。自宅マンションが損傷し、建て直さざるを得ませんでした。一人息子が子ども時代を過ごした家でした。その時に思い出したのが、「岸辺のアルバム」。1974年の東京の多摩川水害でマイホームを流される4人家族を描いた物語です。思い出が詰まった家を失う悲しみが、自分の経験と重なりました。災害はいつの時代も起こる。今放送されても古くないドラマだと思います。
(兵庫県 天野明子さん 74歳)

現実忘れる「北の国から」

 40年前、新婚まもなく妻が病気になり3カ月入院しました。それまで残業続きでしたが、この3カ月は必ず定時退社。午後7時までの面会時間に間に合うよう、タクシーや同僚の車で毎日見舞いに通いました。帰宅後に見ていた「北の国から」は、学生時代を過ごした北海道の風景や言葉遣いが懐かしい。心配だらけの心をつかの間、別の世界に運び、気を紛らわせてくれました。妻の退院後は一緒に放送を楽しみました。
(東京都 大月章弘さん 68歳)

多忙な母と一緒の1時間

 飲食店を営む両親は、夜まで忙しく働く日々。母とゆっくり過ごせるのは、1週間のうち「101回目のプロポーズ」が放送される1時間だけでした。高校生だった私と母は、テレビの前に毎回スタンバイ。武田鉄矢さん演じる男性の恋が成就するかどうか、展開を予想しては盛り上がります。1週間後が楽しみで放送日を確認し合いました。ドラマがおもしろかったのはもちろんですが、母と2人で一緒に夢中になる時間が楽しかったです。
(岩手県 女性 47歳)

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