<読者ブログ>

「ロックだ! 」アロハ記者・近藤康太郎のセカンドライフに感銘

【ReライフFESTIVAL@home2021秋】読者会議メンバー視聴リポート

2021.10.28

 2021年9月にオンラインで開催したReライフフェスティバル@home。公募で選ばれた読者会議メンバーから、朝日新聞記者の近藤康太郎・編集委員兼熊本県天草支局長による「アロハ記者のセカンドライフ 都会を離れ、田仕事と狩猟をする」のプログラムを視聴した感想が届きました。

近藤記者

ノープランで波に乗る準備を

 正直、初めて生の近藤記者を拝見しまして、桃色花柄のアロハシャツのボタンがいつ取れるのではないかと。その腹部に気を取られていたが、途中からは話に引き込まれ、気づいたら夢中でメモをしていた。それぐらい、力強く背中を押され悩ましく心をわしづかみにされた。
 セカンドライフは、”ノープランイズマイプランで行こう!! ” 計画を立てるとうまくいかない。波に乗れ! と。ならば来た波に乗れるようにだけはしておかなければと思えた。動ける身体と柔らかい精神か? そう言えば、お金の話は一切出てこなかったな。
 そうそう、"田舎は企画の宝庫だ"も面白いメッセージだ。8年間も実際に、田植えや猟師をしながら私塾を構えながら本職をつまびらかにせず(いや~とうに有名人でしょうが)地元民との関係を築くことは苦労ばかりと、時に部外者として面白がり生態系の一部として一つのことにこだわらないスタイルを実践されているご本人から発せられた話にしびれた!!
 「転げる石には苔(こけ)は生えない」。やはり近藤記者はロックだ! 文句を言っているなら自分がやれば良い、自分が変わるしかない!!
 究極のメッセージは「セカンドライフは、あなたが思うように好きに生きてね~、私(近藤記者)は新しいステージにいつでも脱皮中ですから~」と受け止めた。
(東京都 真壁正江さん 60代)

しまった。屈折している

 しまった。辛酸なめ子さんのイラストのアロハ記者のコラムは、いつも心待ちにして読んでいたのでリポートを書くことにしたのだが、近藤康太郎さん屈折している。『セカンドライフ=第二の人生のつもりありませんよ、生涯現役ですから』ですって。
 私は老後に鴨川辺りに住みたいと思っている。海、山、オーシャンビューの病室のある病院があるからだ。しかし、どこの土地へ行こうとも、その地方のお作法をしらなければならないようだ。それは地元の人々とのふれあいが必然であり、コミュニティーの一員となることが、快適に暮らす秘訣(ひけつ)のようだ。
 10月1日より、緊急事態宣言解除となったので、夫と犬2匹とキャンピングカーで北海道へ行く予定だ。旅先でも、近藤さんの知恵を生かして、出会いの波に乗り、面白いことを見つけ、口角を上げていよう。
 自分が前向きで楽しんでいれば、きっと誰にも邪魔されないだろう。
(千葉県 園伸子さん 60代)

人生のリセットではない

 講演者は朝日新聞編集委員・天草支局長の近藤康太郎さん。「セカンドライフ」、「都会を離れ、田仕事と狩猟」という講演タイトルから仕事で多忙な都会生活をいったんしめくくり、地方へ移住し自然に親しみながら農業や狩猟をされている、そんなゆったりとした生活について語られると推察していた。
 が、全く違っていた。これまで以上の熱量で、仕事やライター志望などの若者たちが集う私塾(近藤塾)運営に加えて田仕事(お米作り)、狩猟に取り組まれているのである。
 近藤さんは移住した際、計画はなく2年で東京に戻るつもりだったそうだ。しかし、1年目の米作りに成功し、このときのことをつづった連載も大変好評。2年目は人力で田植えをし、3年目に有害鳥獣駆除のため猟師をはじめ、捕ったカモをレストランに提供できるよう食肉卸業も始める。どんどん移住先でも仕事が広がっていく。
 しかし、近藤さんは「プロの百姓や猟師になるつもりはない。ライターをやるため、食べものを得るのに百姓や猟師を続けている」と言い切る。近藤さんの言葉を借りれば、「自分の属性を増やしている」そうである。
 例えば、「会社員」の属性しかないと会社がなくなれば属性がゼロになるが、たくさん属性を持っていればそのうちの一つがなくなってもおそらく生きていける。この言葉で、「セカンドライフはこれまでの人生をリセットするもの」という考えは私の固定観念であり、新しいステージとして今までの仕事や生活にやりたいことを加えていくものと気づいた。
 また、移住先でのなじみ方やセカンドライフを成功させるポイントとして
 ①お客様にならず、その土地の人間関係の大きなリングの1個の輪になる。
 わからないことがあっても、面白がってやってみる。地元の人に教えてもらいコミュニケーションをとり輪に入る。ただし部外者の視点は忘れずに。
 ②自分の新しい役割を見つける・つくる。
 自分の経験や知識を惜しみなく若い人や子供たちへ積極的に教える。
 この2点を強調されていた。これは移住やセカンドライフに限らず、仕事であってもプライベートであっても人生をより楽しく生きていくための大事なことだと思う。
 わからないことでも面白く思って真剣に取り組む。そしてわからないことは素直に教えてもらう。教えてもらったことを次の世代へ教えることで恩返しにもなる。この繰り返しでヒトとヒトの輪が広がっていくのである。
 私は近藤さんと同年代。今の仕事の知識を深めたいと数年前から夫婦で畑を借り、野菜を作り始めた。種から苗を育て有機栽培している。自然相手で思うようにいかないこともある。
 でも、面白い。
 今回、近藤さんの講演をお聴きし、セカンドライフならぬセカンドステージの目標が明確になった。
 「これまで以上に面白がって野菜に関わり、野菜を通じての人間関係を更に広げる」
 「やりたくても出来ずにいたことにトライし、自分の属性を増やす」
 この実現に向けて頑張るのみ!!
(兵庫県 佐々木香さん 50代)

 本記事は、2021年9月18・19日(一部を除き9月30日まで見逃し配信)に行われた「朝日新聞ReライフFESTIVAL@home」に参加した読者会議メンバーから寄せられた感想を掲載しています。

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