<読者ブログ>

<連載> ひとことブックレビュー

生活の楽しみ方は自分自身で見つける ターシャ・テューダーさんに教わりました

「ターシャ・テューダー 人生の楽しみ方」を読んで/連載・ひとことブックレビュー

2021.10.21

 読者会議メンバーからブックレビューを募る企画に、「ターシャ・テューダー 人生の楽しみ方」を読んだ感想が届きました。夢に向かってターシャさんに背中を押されたようです。

  • ターシャ・テューダー人生の楽しみ方
  • 食野雅子(著)
    出版社:海竜社

     世界的に有名なアメリカの絵本作家ターシャ・テューダー(1915~2008)は、米バーモント州の山中に広大な庭をつくり、何でも手作りする19世紀風の暮らしを楽しんだことでも知られます。著者の食野雅子さんは、日本で最もターシャと親しかった翻訳家です。仕事を通じ親交を深め、ターシャの生き方や考え方に大きな影響を受けました。心に響く前向きな言葉の数々を集めた一冊は、私たちに勇気と希望を与えてくれます。

夢に向かってスタートした私の背中を押してくれます

 テレビで目にしたターシャ・テューダーさんの庭に魅了され、「あんな庭を作りたい」と常々思っていました。
 植物を愛し、動物を愛し、家族を愛し、自分の手で何でも作る姿を本著で知り、「彼女のように暮らしたい」と自分の将来を彼女と重ね合わせて考えています。
 現在、子供たちが独立して一人になった私は、早期退職をし、夢に向かってスタートしました。私の夢の話に心ない言葉を浴びせる人もいて、落ち込むこともありますが、本著を読むと、気持ちが前向きになり、私の背中を押してくれます。
 「ほかの人がすることに惑わされず、自分がしたいことを、自分がいいと思うようにすればいいのよ」「価値のあるよいことはみな、時間も手間もかかるものです」「何でも、やればやるほど上達します」「やりたい仕事は、労働ではなく、楽しみになるのよ」
 農園づくり、服づくり、絵の勉強にいそしむ毎日です。好きなことが仕事につながる日々を夢見て……。
(奈良県 広瀬悦子さん 50代)

取り込むのはハードル高いけど、悲観ばかりではない 道は自分でひらく

 効果効率を求めた高度成長時代はとうの昔に過ぎ去り、今は新たな生活様式が求められる時代に入り、多くの生活スタイルが提案され、また、その生活体験が記事となっている。
 このような時代の中でどのようにターシャ・テューダーさんが生きてきたのか、どのように人生をたのしんできたかを知り、それをわが人生に取り込もうとするのにはかなりハードルが高い。
 絵は下手だし、料理は人様に差し上げるには度胸がいるし、ガーデニングは、雑草の芽と花の芽の区別がつかないし……。
 が、悲観ばかりではない。絵は描けないが、写真は撮れるぞ。穂がつけば猫じゃらしとわかるぞ。料理はできないが宅配に電話はできるぞ。酒を飲めばジェフ・ペゾスとも渡り合えるぞ。
 ターシャ・テューダーさんをまねることはない。が、うらやましい。
 都会の生活でも楽しみ方はある。心の充足は得られる。自分自身で見つける。自分自身で道を拓(ひら)く。ターシャ・テューダーさんに教わりました。
(埼玉県 阿武信夫さん 70代)

  • この連載について / ひとことブックレビュー

    Reライフ読者会議では、登録メンバーから本の感想を投稿してもらう企画を開催しています。メンバーが推薦する大人年代に読んで欲しい本、Reライフ編集部が厳選した新刊本など、読書好きのReライフ世代からのブックレビューを集めました。

関連記事

あわせて読みたい

おすすめ記事

PAGE TOP