<連載> いっしょに! きくち体操

肩こり、腰痛にならないよう 無駄な力を抜く動きを身につけよう

(いっしょに! きくち体操 24)全身を伸ばして力を抜く 睡眠の質を上げ免疫力アップ

2021.12.20

 連載24回目は「全身を伸ばして、力を抜く」体操を取り上げます。

 肩こりや腰痛、体のだるさ。無意識のうちに、体に無駄な力が入っていると、様々な不調を招きます。今回は、いつものように力をつけるのではなく、力を抜く動きを身につけます。

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菊池和子さん
体の伸ばし方を教える菊池和子さん

 きくち体操代表の菊池和子さん(87)は「長時間のデスクワークなどで姿勢が悪くなり、無意識のうちに力んでしまっている人が多い。眠っても疲れが取れないといった状態に陥ることもある」と話す。睡眠の質が悪くなったり、それによって免疫力が下がったりといった悪影響も出てくるという。

 具体的な動かし方を説明してもらった。

 ①あお向けになって足をそろえ、全身を思い切り伸ばす(写真1)

きくち体操

 ②手足を広げ、全身から力を抜く(写真2)

きくち体操

 ③脱力したまま、全身を左右に揺らす(写真3)

きくち体操

 ポイントは、体の各部位に意識を向けること。全身を伸ばす際は、手の先から足の先までしっかりと。お尻の筋肉を寄せて、背骨を伸ばすイメージでやると良い。十分に体を伸ばせたら、手足を広げて全身の力を抜く。力を入れないように注意しながら、肩や胸、おなか、腰などをゆらゆらと揺するように動かしてみよう。

 体を伸ばす、力を抜くの二つは比較的簡単にできたが、力を抜いたままゆらゆらと体を動かすのには苦労した。どうしても、動かそうと意識した場所に力が入ってしまう。簡単そうに見えるが、繰り返しの練習が必要そうだ。

 菊池さんは「同じ睡眠時間でも、ほんの少しの工夫で体の休まり方は変わってくる。今年1年、頑張った体をいたわってあげてください」と話す。睡眠の質を上げることで、免疫力を保つことにもつながり、風邪などの予防にも役立つ。力を抜いた後、そのまま眠ってしまうのも良い。寝る前にベッドの上でやるのがおすすめだという。

(構成・武田啓亮)

(2021年12月15日付朝日新聞・東京都内版から)

  • 菊池和子
  • 菊池 和子(きくち・かずこ)

    体操指導者

    1934年、秋田県生まれ。日本女子体育短期大卒。中学校の体育教師を経て、きくち体操を創設した。本部は川崎で、東京、神奈川の直営教室のほか、関東、関西などに約83クラスを持つ。

  • この連載について / いっしょに! きくち体操

    朝日新聞東京版で連載中の「いっしょに! きくち体操」。体操指導者・菊池和子さんが教える「きくち体操」は中高年を中心に人気を集めています。人生100年時代、介護に頼らず、いつまでも健康な体を目指しましょう。

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