【読者会議】アスリートに心動かされて

<Reライフアンケート>夢中になったスポーツ選手は?

2022.01.16

 限界に挑むスポーツ選手の姿に、多くの人が魅了されています。自身の人生を重ねたり、そのスポーツを始めるきっかけになったりーー。多くの読者が記憶に残る熱い思いを寄せてくれました。

不屈の上野 マウンド外でも

上野由岐子さん
東京五輪で金メダルを獲得した上野由岐子さん(中央)

 昨夏の東京五輪で、ソフトボール女子の日本代表は金メダルを獲得した。決勝の最後のマウンドには絶対的エース・上野由岐子さん(39)の姿があった。「これまで大変な苦労があったと思う。本当に感動しました」。東京都の山田佐保美さん(57)は言う。
 子どもの頃、関西に住んでいたのに、父はプロ野球の巨人ファン。テレビで巨人戦ばかり見て、好きな番組も見られないと不満だった。しかし、物心がついた頃には野球好きになっていた。
 「野球は男の子がするスポーツ」という意識があったが、高校入学を機に、硬式野球部で本格的に野球をしたいという思いが強くなった。先生に直談判したが、「野球は男の子がするもんや」とにべもない。「ではソフトボールは? 」。部活はなかったものの、同級生と声を掛け合い、数人のメンバーを集めた。先生もようやく認めてくれた。
 同好会からのスタート。運動場の隅っこでキャッチボールから始めた。「活動しているところをきちんとみせないと」。一生懸命練習した。2年生になって後輩も入り、部として認められた。ポジションは投手。初の対外試合は「ボッコボッコに打たれた」。それでも3年生の公式戦で1回戦を突破し、ゼロからやって1勝できた。「うろ覚えだけど、みんなと泣いて帰った」
 その後、実戦からは遠ざかったが、五輪での代表の活躍は見続けた。2008年の北京五輪で上野さんが準決勝、決勝など2日間で3試合計413球を投げきって金メダルを獲得。「自分はへたくそな投手だったけど、純粋にすごいなと思いました」
 懸命な高校時代がよみがえり、胸が熱くなった。
 だが、上野さんが山田さんの心をとらえたのは、むしろそれからだった。五輪種目から除外されて目標がなくなり、燃え尽き症候群のようになってしまったことをテレビで知った。そこから若手を育成しながら新たな目標を見いだし、一緒に東京五輪に臨んだ姿にさらに夢中になった。
 山田さんも今は、勤め先で若手を育てる立場だ。どう向き合えばよいか悩むことも多いという。「上野さんも東京五輪では一人で投げきらずに後輩と一緒に投げていた。すごく学ぶことが多い」。山田さんにとって、上野さんはいつも輝いている。

(有近隆史)

夢中になったスポーツ選手のインフォグラフ

さすが司令塔 華麗な移籍

 息子がサッカーをしていたこともあり、サッカー元日本代表の中田英寿さんに夢中でした。視野が広く、左を見つつ、右へスルーパスを送るクレバーな司令塔。日本で彼の相手ができる選手はいないとさえ思っていました。JリーグからセリエAへの移籍後には華麗なオーバーヘッドで決め2得点。華やかなデビューでした。あっという間に流暢なイタリア語を身につけ、現地の社会に溶け込んでいたのもさすがです。
(千葉県 近藤佐加枝さん 58歳)

スター見て 始めたゴルフ

 テレビで女子ゴルフを見るようになり、上田桃子さんのファンになりました。当時は宮里藍さんや横峯さくらさんなどスター選手が多くいましたが、桃子さんの気の強さに加え、正直な言動も好きでした。大会も2回見に行きましたが、パーより3打少なくそのホールを終える「アルバトロス」を初めて見たのも桃子さんでした。10年ほど前から夫婦2人でもできるものと思って、夫に教えてもらいながら私もゴルフを始めました。
(兵庫県 金曽和子さん 61歳)

「山の神」力走 驚異の記録

 2015年の箱根駅伝で区間新記録を樹立し3代目「山の神」と言われた、青山学院大の神野大地さんです。私自身も陸上を小学生から始め、長距離を走っていたこともあり、駅伝やマラソンを自然と見ていました。神野さんは他の選手と比べても小柄で細い体にもかかわらず、5区の山登りでは先頭を走る選手を追い抜き、驚異的な記録を出しました。あんなに体力があるなんてすごいなと、走る姿に魅了されました。
(埼玉県 椎野未来さん 22歳)

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