<連載> いっしょに! きくち体操

肩こりが招く不調 仕事や家事の合間に5分の体操でリフレッシュを

(いっしょに! きくち体操 26)立って腕を大きく回す 固まった肩や首をしなやかに

2022.02.21

 連載26回目は「立って腕を大きく回す」体操を取り上げます。

 長時間デスクワークをしたり、同じ姿勢で家事を続けたりしていると、気になるのが肩や首のこり。上半身の筋肉が固まると、頭痛や目の疲れ、体のだるさといった不調を招くことも。今回は腕を回す動きで、固まってしまった筋肉を意識して使い、しなやかにしていきます。

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きくち体操の菊池和子さん
腕を動かす大切さを説明する菊池和子さん=川崎市

 きくち体操代表の菊池和子さん(87)は「四十肩、五十肩という言葉があるが、最近は20代でも腕が上がらないという人がいる。筋肉はつながりあっているため、1カ所の不調を放っておくと、他の部位にも悪影響を与える」と話す。上半身の筋肉は脳への血流にも関係しているため、集中力の低下などにつながることもあるという。

 具体的な動かし方を説明してもらった。

 ①足の裏全体で床を踏みしめて立ち、足を肩幅に開く。お腹を引いて片腕を伸ばした状態で前から上げていく。(写真1)

きくち体操 立って腕を大きく回す1

 ②ひじを伸ばし、できるだけ腕が耳のそばを通り、後ろに伸びるよう意識して回す。(写真2)

きくち体操 立って腕を大きく回す2

 ③上体を正面に向けたまま、使っている筋肉を感じ取りながら腕をゆっくりと1周させる。(写真3)

きくち体操 立って腕を大きく回す3

 1周20秒ほどかけてゆっくり回す。3周したら、こんどは反対回りにもう3周。ポイントは、上体をねじらないこと。足の指に意識を向けて踏ん張りながら、腰を反らさずにまっすぐ立ち、へそを常に正面に向ける。ひじは引っ張るように伸ばす。片腕ずつ回すのに慣れてきたら、両腕を同時に回すのにも挑戦してみるといい。

 ただ腕を回すだけ。だが実際にやってみると、無意識に体をよじっていたり、ひざをまげてしまったりと、なかなか難しい。5分ほどの体操で、じわりと汗をかいた。肩と首の周りも少し軽くなった。

 菊池さんは「寝転ばずにできる体操なので、仕事や家事、勉強の合間にもぴったり。ちょっとした休憩時間に腕を回して、すっきりリフレッシュしてみて」と話す。

(構成・武田啓亮)

(2022年2月16日付朝日新聞・東京都内版から)

  • 菊池和子
  • 菊池 和子(きくち・かずこ)

    体操指導者

    1934年、秋田県生まれ。日本女子体育短期大卒。中学校の体育教師を経て、きくち体操を創設した。本部は川崎で、東京、神奈川の直営教室のほか、関東、関西などに約83クラスを持つ。

  • この連載について / いっしょに! きくち体操

    朝日新聞東京版で連載中の「いっしょに! きくち体操」。体操指導者・菊池和子さんが教える「きくち体操」は中高年を中心に人気を集めています。人生100年時代、介護に頼らず、いつまでも健康な体を目指しましょう。

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