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「あなたに役立つ」がきっと見つかる

「介護入門」の扉を開いてみませんか?

2022.03.29

北川さん、藤原さん、菅野さんスナップ写真1

 人生100年時代、「介護」は誰しもが関わりうるテーマです。皆さんは「介護に関する入門的研修」をご存じですか? 介護未経験者が介護に関する基本的な知識を身につけるとともに、介護の業務に携わる上で知っておくべき基本的な技術を学ぶことができる研修で、各自治体で実施されています。今回はその一部を「Reライフ読者会議」のメンバーに体験してもらいました。

福祉・介護分野でのアクティブシニアの活躍が地域の力に

藤原佳典さんの講義風景

東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム研究部長 藤原佳典さん

地域・社会との関わりがフレイルの予防に役立つ

 本日は「フレイル」、「地域包括ケア」、「高齢者が介護助手※として働くこと」についてお話しします。住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らしていくために、気を付けなければならないのが、フレイルです。フレイルとは、健康な状態から少しずつ、日常、身の回りのことが不自由になり、要介護認定のレベルには至っていないものの、無理がきかなくなる状態です。

介護予防・フレイル予防の図

 体力面だけではなく、少し複雑な作業や事務処理などが難しくなってくるのも黄色信号です。例えば、自立した元気な女性の場合、社会的役割が減ると対応能力や好奇心が鈍くなり、さらに数年経つと要支援の方が増加するというデータもあります。それならできるだけ、社会的役割を維持し、知的活動に対応できる力を持ち続けることが大切なのではないでしょうか。ボランティアで地域とのつながりをつくることでも、自分のできる範囲で無理なく働くことでも良いと思います。団体や何らかの組織に属して活動することが、フレイル予防のポイントになります。

「介護助手」として生きがいを持ち働く選択肢

 様々な調査を通して、働くことが、生活自立や介護予防になるというエビデンスも多くあります。しかし、だからといって若いときと同じ環境で働くのは難しいでしょう。そこで、一つのポイントとなるのが、介護・福祉の分野です。

 実際に、年配の「介護助手」の方が「周辺業務」など※で働くことで、現場の業務負担が減ったという声も多く聞かれます。また、施設内の人間関係が良好になるという効果もあるようです。若年世代同士でギクシャクするシーンでも、年配のスタッフがいることで人間関係の緩衝材になることもあるでしょう。また、スタッフが専門業務に集中できたという成果もありました。利用者やその家族から感謝されることが増えた施設もあり、年配の方が介護や福祉の分野で働くことには、雇う側にも大きなメリットがあると言えます。

高齢者就労がもたらすメリットの図

高齢期の社会貢献は次世代への大切なバトン

 雇われる方にとっても、現役職員の方の助けになっているというやりがいや生きがいにつながります。私は長年、多世代交流や世代間交流の研究に携わってきました。職場に限らず、多様な世代の方が交わることは、精神的な健康に良いことが分かってきています。

 高齢者の仕事や社会貢献は、次の世代とどう関わっていくか、また、どうバトンを渡していくかということでもあります。良好な関わり合いと、バトンの受け渡しは、持続可能なコミュニティーづくりにもつながります。私は、高齢者が地域の中で生きがいを持って働くことは、本人、利用者、他の職員、そして地域社会への、「四方良し」の大きな社会貢献になると考えています。(談)

東京都健康長寿医療センター研究所・藤原佳典さん

※介護助手・周辺業務とは
介護の現場では、入浴や排泄(はいせつ)、食事など、高齢者を直接介護する「専門業務」には、介護福祉士などの有資格者が主に従事していますが、例えば掃除、洗濯、配膳、送迎、経理、傾聴など、介護の知識や技術が十分でなくても活躍できる「周辺業務」という仕事もあります。「周辺業務」の担い手は「介護助手」などの名称で呼ばれており、アクティブシニアの活躍が期待されています。

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入門的研修で模擬講義

ソラスト専任講師・平山さゆりさん

株式会社ソラスト専任講師 平山さゆりさん

 1日目の研修では、株式会社ソラストの平山さゆりさんを講師に迎え、法律から介護を読み解きました。2000年にスタートした介護保険法の冒頭には、人間の尊厳を保持し、その人が保持している能力を生かしながら「自立した」「日常生活」を支えることが明記されています。さらに「社会福祉士及び介護福祉士法」にも、「自立した」「日常生活」を専門知識と技術で支えるための制度であるということが明記されています。

 また介護という漢字について、「介=たすける」「護=まもる」であると解説。尊厳を保持しながら自立を支え、日常を支えることこそが、命を守ることにつながり、その人の生きる力を守ることでもあると言い、知識や技術も大切だが、根底にあるこの考え方を忘れないでほしいと締めくくりました。

自分の体を使って介護の基本を体験

 座学の後は、受講者が自分の体を使って、介護現場で起こりうる基本的な動作や状況を体験。どのように足を開いたり、上体を低くしたりすれば、体の重心が安定し、上下左右のどこからかかってくる力に耐え得るかなどというボディメカニクスを学びました。

 ボディメカニクスを学び、実際に体験したことで、「介護する側の正しい体の使い方や、介護される側がどれくらい楽になるのかが分かった」と非常に感心した様子でした。

 これは立つ、座るなどの日常のちょっとした動作にも有効です。基本を「知っておく」ことの大切さを、頭だけで理解するのではなく、体を使って体験しました。

講義風景1・平山さん講義1
講義風景2・平山さん講義2

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介護の職場オンライン体験

入門的研修・体験講義の風景3

講師:社会福祉法人江寿会 アゼリーアネックス施設長 福原聡一郎さん

介護の現場の多種多様な働き方

 2日目は「福祉」「教育」「医療」を三つの柱としてグループを展開するアゼリーグループで介護施設の施設長を務める福原聡一郎さんが施設での仕事の様子を動画にて紹介。介護サービスを提供する現場では多様な人たちが多様な働き方をしていることを伝えるとともに「50代、60代の方が退職をした後に、持っている知識を施設の中などで生かせることっていっぱいあると思います」とアクティブシニアへの期待のメッセージを込めました。

アゼリーアネックス施設長・福原聡一郎さん

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●「介護に関する入門的研修」体験を終えて●

北川真紀子さん

 研修を通して、まずは自分の体をいかに正しく使えていなかったかということを痛感しました。研修に参加する前、私自身は介護の仕事に携わることはないと思っていました。しかしそれは、介護の仕事について全く理解していなかったためです。趣味を生かして何かを教えることも仕事になると知って、介護の仕事へのイメージが全く変わりました。

読者会議メンバー・北川真紀子さん

 

菅野千枝子さん

 介護とは、暗く夢がないと思っていました。しかし、この研修を受けて180度考えが変わりました。今は、社会のあるべき姿が介護の現場にあるのではないかと感じています。研修に参加したことで、人間的に少しは成長できたかなと思っています。介護、福祉への携わり方が多様であると分かったので、私もこの経験を周囲に広めたいと思っています。

読者会議メンバー・菅野千枝子さん

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入門的研修についてさらに詳しく知りたい方は
動画「介護に関する入門的研修のススメ」をご覧ください

 動画「介護に関する入門的研修のススメ」では、高齢者が福祉・介護の仕事で働くことのメリットを学ぶことができます。また、入門的研修の一部カリキュラムや、介護施設のオンライン見学なども紹介。介護の仕事の魅力について、より深く知ることができます。
(講座実施時はマスクを着けて実施し、写真撮影時のみマスクを外して撮影しました)

介護に関する入門的研修とは
 
介護に関心を持つ介護未経験の方向けの基本的な知識・スキルを身につけるための研修です。カリキュラムを修めるためにかかる時間が短いため、受講しやすい研修といえます。入門的研修は都道府県及び市区町村によって実施されており、研修を修了すると修了証明書が発行されます。

介護に関する入門的研修の探し方

都道府県及び市区町村の介護人材に関する窓口をお訪ねください
厚生労働省のWEBでも、全国の実施予定の自治体やスケジュールが分かります
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02977.html

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本プロジェクトは令和3年度介護のしごと魅力発信等事業(ターゲット別魅力発信事業)として実施しています。(実施主体:朝日新聞社・厚生労働省補助事業)

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