腸内フローラ検査を体験 便をすくい取り、郵送しました

腸内細菌調べました 第1回 検査編

2022.06.28

 「腸活」という言葉をよく目にするようになりました。しかし、腸は体の中にあって様子をうかがうことはできませんし、腸内に2キロ近くもいると言われる細菌にいたっては種類さえわからず、どんな働きをしているのかも見ることができません。まずは自分の腸内フローラがどうなっているのかを知ることが大切だと思い、6万件の腸内フローラ検査をしてきた株式会社サイキンソー(本社・東京)に協力していただき、腸内細菌の様子を調べてみることにしました。わたくしReライフ.net編集長の菊池功が、腸内フローラ検査の体験を、「検査編」「結果編」「対策編」にわけて紹介します。

【腸内細菌調べました 第2回 結果編】はこちら

腸内フローラ検査①
サイキンソーで広報を担当する村上大和さん

 サイキンソーは2014年に設立された会社で、常在細菌を解析し、健康のために役立てる調査・研究をしています。国立研究開発法人理化学研究所などと共同研究を行っており、Reライフ.netで連載された「べんの博士のウンチ講座」でおなじみの辨野腸内フローラ研究所理事長の辨野義己博士が特別顧問を務めています。

 今回試したのは「Mykinso・Gut 腸内フローラ検査」の「V4」という検査キットです。医療機関経由で販売している検査キットで、費用は2万円前後です。米粒大の便から腸内細菌叢(そう)の様子を調べ、結果が通知されます。

 検査キットの中には、研究説明書と同意書、質問票(生活習慣アンケート)、採便キット、送付用の封筒などが入っています。この検査をすると、腸内にどんな細菌が、どんな割合で生息しているかを知ることができ、その結果から健康上のリスクなどを指摘してくれます。

腸内フローラ検査②

 具体的には、健康長寿にかかわるとされるフィーカリバクテリウムなどの「酪酸産生菌」や、便秘や記憶の改善にかかわるとされる「酢酸産生菌」のビフィズス菌、アレルギーを抑制するとされる「プロピオン酸産生菌」などがどうなっているのかを知ることができます。有用菌だけでなく、肥満の人に多いとされるフソバクテリウム、便秘の人の腸内に多い傾向があるビロフィラなど要注意菌の状況もわかります。

 まずは「研究に関する説明書」を手にします。表紙に「必ずお読みください」と赤字で書かれています。最初に次のようなことが書かれています。

 当社では、お客さまからご同意頂けることを条件として、ご提出いただいた試料・情報を、当社において実施する細菌叢と生活習慣の関係を明らかにするための研究に使用させていただきます。研究の具体的手法としては、細菌叢情報とご回答いただいた質問票の情報を解析することを主な手段として想定しております。この研究が、細菌叢の情報を元にした生活習慣病等疾病の予防、疾患の早期発見等、より健康なライフスタイルの実現の一助となることを目指しております。

 つまり、この検査は、自分の結果を知る一方で、その結果は腸内細菌と疾病などの関係を解明する研究に使われるということです。研究への同意は任意で、同意する場合は同意書に署名のうえ、検体と一緒に郵送します。

 さて、次に質問票を見てみます。

 質問は全部で20問あります。肌質やアレルギー体質、喫煙、飲酒、運動習慣、睡眠時間、便通など多岐にわたっており、基本的には選択形式です。便の内容を調べるため、採取前1週間で何を食べたのかを聞かれる設問もありました。10分もあれば答えられる簡単な内容です。

腸内フローラ検査⑥

 書類の準備ができたら、いよいよ採便です。

 昔の検便は一苦労でした。くみ取り式のトイレだと、新聞紙の上に用をたし、マッチ箱や容器に便を入れた世代もあり、わたしも容器に結構な量を入れて提出した世代です。しかし、いまは米粒大の量の便をとるだけで、非常に簡単になっています。

 洋式トイレの場合、まずはキットに入っている紙を便器の中に広げます。便が水の中に落ちてしまわないようにするものです。排便したら、先端がブラシ状になっていている機具で米粒大の便をすくい取り、先端部分を溶液が入った容器の中に落とすように入れ、ふたをしっかりと閉めるだけ。紙と一緒に流してしまえば終わりです。

 その容器を、同封されている専用の封筒に同意書、質問票とともに封入し、後は郵便ポストに入れて投函(とうかん)すればOKです。

腸内フローラ検査③

 検査にはなるだけフレッシュな便が必要なため、採便から1週間以内に送るように注意してください。わからないことがあれば、電子メールや電話で問い合わせができます。

腸内フローラ検査⑤

 検査結果が届くのは、約6週間後。どんな結果が届いたのか、次回お知らせします。

(Reライフ.net編集長 菊池功)

■腸活に関する情報はこちら

・べんの博士のウンチ講座

・腸から始める長寿生活

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