腸内フローラ検査 ビフィズス菌、酪酸産生菌が不足気味で総合評価は「D」判定

腸内細菌調べました 第2回 結果編

2022.07.12

 わたしの腸内で様々な働きをしてくれている細菌の検査結果がサイキンソーから届きました。検査キット「Mykinso Gut V4」で調べた結果、総合判定はA~Eまでの5段階で、下から2番目の「D」でした。「ややバランスが悪い」といいます。わたし、Reライフ.net編集長菊池功の腸内フローラについて、いったい、どんなことがわったのでしょうか。納得の結果が出たことを紹介していきます。

【腸内細菌調べました 第1回 検査編】はこちら

到着した書類

肥満で糖尿、高血圧のメタボ体形

 その前に、わたしのパーソナルデータを紹介しましょう。

 菊池功57歳。身長は174.9センチ。体重は96.2キロ。腹囲は102.5センチと、完全なメタボリック体形です。子どものころから太っていて、入社時の体重は97キロでしたから、この35年間そんなに変わっていないことになります。筋金入りの肥満ということです。健康診断では、当然のごとく、やせるように指摘されています。

 運動習慣はありません。通勤すると1万歩前後歩くのですが、コロナ禍で在宅勤務が基本となり、歩数は明らかに減少しています。仕事が終わった夜間や休日に、1~2時間程度、自転車をこいでいますが、間違いなく運動不足の状況です。

 既往症としては、40代半ばで高血圧、50代で糖尿病と脂質異常の診断を受けました。30代で行ったバセドウ病の放射線治療の後遺症により甲状腺ホルモンが足りなくなる機能低下の症状が出たため、死ぬまで甲状腺ホルモンを補給することになりました。

 5月に受けた人間ドックの結果では、糖尿病の指標の一つHbA1cは7.9(基準値5.5以下)と非常に高め。中性脂肪は156(同30~149)とやや高め、肝臓の指標であるGPTは49(同30以下)で脂肪肝の所見がありました。

 毎朝決まって糖尿病、高血圧、脂質異常、甲状腺ホルモンの錠剤計11錠を飲んでいます。腰痛が出た日は、さらに増えます。

 ちなみに、子どもの頃から便秘はなく、主に朝食後に排便があります。週に1回程度、軟便になることがありますが、おなかが痛くなるようなことはほとんどありません。

D判定

腸内フローラに乱れ 大腸がんのリスクは低い

 さて、総合判定が「D」となった理由は、以下の結果の積み重ねでした。

 まずは腸内細菌の多様性判定ですが「平均的」という結果。可もなく不可もなくです。

 次に、健康長寿の人の腸内に多い「ビフィズス菌」「酪酸産生菌」が「2種とも不足気味」という結果でした。

 疾患別リスク判定では、「機能性下痢」が「中」。

 高血圧の人に似た腸内フローラの特徴があるため「血圧系ディスバイオーシススコア」が「高」。

 糖尿病の人の腸内フローラに似た特徴があるため「糖代謝系ディスバイオーシススコア」が「高」。

 「ディスバイオーシス」とは「腸内フローラの乱れ」のことをいいます。

 救いは、大腸がんや大腸ポリープとの関連が指摘されている菌はほぼ検出されず、「大腸画像検査おすすめ度」は「低」だったことです。

サイキンソーの検査機器
サイキンソーの多検体処理装置

肥満菌は多く、やせ菌は検出限界以下

 腸内細菌の組成もわかりました。

 腸管免疫に重要な影響を与えていると考えられている「バクテロイデーテス門」が47.49%で、マイキンソー平均の39.18%より高かったです。

 ビフィズス菌が含まれる「アクチノバクテリア門」は1.72%で平均5.59%の3分の1以下でした。

 「やせ菌」といわれる「クリステンセネラ」はなんと0.00%で検出限界を下回りました。

 「肥満菌」といわれる「ソフバクテリウム」「ステレラ」「メガスファエラ」は8.15%で「要改善」の範疇(はんちゅう)に入りました。

 「やせ菌」がなく、「肥満菌」が多いというのは、想像の通りでした。高血圧、糖尿病の人と似た腸内フローラというのも、実際のわたしの病気と合致していて、納得の結果です。

 しかし、ビフィズス菌や酪酸産生菌が不足気味というのは、寿命に関わるだけに厳しい結果だと受け止めざるを得ません。

検査結果の見方ガイド
検査結果を読み解くための「検査結果ガイド」

 検査結果には、今後の生活上のアドバイスも書かれています。この点については、次回、ウンチ博士として知られる一般財団法人辨野腸内フローラ研究所理事長の辨野義己博士の意見をうかがいながら紹介したいと思います。

(Reライフ.net編集長 菊池功)

関連記事

あわせて読みたい

おすすめ記事

PAGE TOP