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直面する「空き家問題」に多くの人が共感 

リアル読者会議「これからの住まいと人生」

更新日:2017年09月05日

 空き家になった実家をどうすればよいか。「住まい」をテーマに7月、東京と大阪で開催した「リアル読者会議」で、多くの参加者が悩んでいたのが、このテーマ。具体的な体験談が多く、活発な意見が飛び交いました。

●神奈川県の女性(58)
 空き家になった長野県の実家を相続しましたが、年1~2度しか帰ることができず、管理に頭を悩ませています。処分を考えることもありますが、亡くなった父の「別荘替わりに使ってね」という言葉が頭を離れず、踏み切ることができません。実家を残したままだと相続などで娘に影響してしまうと思うのですが、なかなか気持ちの整理がつきません。

●茨城県の女性(69)
 実家の敷地が1千坪近くあり、そのなかに3軒ほど家が建っています。大正時代に建てられた家は、書院作りのような凝った作りになっています。埋もれさせたくないので、例えば、敷地を開放して古民家ホテルをやってくれる方を探せないかと考えています。それがかなわなかったら解体して、資材を料亭などに使ってもらえないかとも。

●東京都の女性(53)
 栃木県に空き家となっている実家がありますが、売りたくても売れません。どうしたらいいのか悩んでいます。車の免許がなければ生活できないような、不便な場所にあります。当初は新興住宅で20軒ほど建て売りがあったが、いまは高齢化しており、リタイアして東京に戻った方もいる。上物は5年ほど空き家になっています。誰も住んでいない家に固定資産税を払い、植木屋さんを呼んで草を刈ったり、隣は誰も住んでいませんが迷惑をかけないように塀を直したりと、大変な出費をして維持している状態。正直一刻も早く手放したい。ただでもあげたくらいです。上物を壊してしまうと固定資産税があがるので、壊すに壊せません。不動産屋に相談すると「この土地は誰も買わないでしょ」と言われる始末です。

●大阪府の男性(56)
 大阪に家がありますが、単身赴任でしばらく東京の実家に住んでいました。このたび大阪に戻ったので、東京の実家が空き家になりました。ただ、お寺やお墓、仏壇の問題があってすぐに処分できず、片づけもできない。放っておくと負の資産になってしまう。売りたくても売れない、という状態に悩みました。

 東京会場は8班に分かれて議論しました。このうちB班は、6人中5人が「実家の処分」を話題にあげました。代表して発表した女性は、「自分たちの育ったところを誰かに手渡すとか、処分するとかということに踏み切れず、どうしたらよいか悩んでいる。同じような悩みがありました」とまとめました。


 東京会場のC班からは「一人っ子同士で結婚して、家が全部で4軒ある」との実例もあがりました。大阪会場は5班に分かれました。B班では、空き家ならぬ「空き土地」も議論に。土地や山を一つ持っているケースあったそうで、維持・管理が話題になり、お墓の話まで発展しました。

 このほか、東京会場A班からは「地方自治体が空き家について否定的。『漏電がおきるのでは』『草が生えるのでは』などと言われた」、空き家対策を検討している自治体に対しては「たとえば学習塾に使うなど、前向きな提案をしてほしい」という指摘もあがりました。

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