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空き家の実家1秒でも早く売却を 尽きない住まいの悩み 

リアル読者会議「これからの住まいと人生」

更新日:2017年09月05日

 空き家になった実家は処分すべきか、残すべきか。「終(つい)のすみか」はどんなタイミングで決めればよいのか――。
 住まいをテーマにした「リアル読者会議」を7月、朝日新聞の東京、大阪両本社で開催した。読者会議メンバー計68人が議論に参加し、専門家の鋭い指摘に苦笑いする一幕もあった。

 両会場とも、不動産コンサルタントの長嶋修さんと、建築家でブルースタジオ執行役員の石井健さん、この問題を朝刊Reライフ面で取り上げた坂井浩和記者が講演。その後、参加者が4~7人ずつ班に分かれて話し合った。
 会場の悩みは、「空き家」「住み替え」「リフォーム」の3点にほぼ集中。なかでも議論が盛り上がったのは「空き家」だ。


 神奈川県秦野市の坂部美紀子さん(58)は、空き家になった長野県の実家に年1~2度しか帰ることができず、管理に悩む。「別荘代わりに使ってね」という父の言葉が頭を離れず、処分に踏み切れないと打ち明けた。「実家を残したままだと娘に影響してしまうと思うのですが、なかなか気持ちの整理がつきません」

 坂部さんの班では、6人中5人が「実家の処分」を話題にあげた。東京都東久留米市の岡田まり子さん(65)は、築150年の夫の実家の管理のため、自宅から約450キロ離れた三重県に通う。修繕費は年数十万円にのぼるという。

 長嶋さんの考えは明快だ。「売る、貸す、管理するという三つの選択肢が考えられるが、私は一秒でも早く売った方がいいと思う」
 都心の一等地やよほど駅から近くない限り、不動産価格は徐々に下がるという。残した家を子が使うケースもほとんどないと指摘。「半年も放置しておくと、傷んで市場性がなくなる。放っておくと『負動産』になってしまう」

 このほか、終のすみかの探し方や決断のタイミングに悩む声も複数あがった。石井さんは、「生活スタイルが変わるので、一発で決めるのは難しいかもしれない。早め早めに考えることが大事」と助言した。

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