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「理屈で分かっても、答え出ない」 リフォームに悩み 

リアル読者会議「これからの住まいと人生」

更新日:2017年09月05日

 老朽化で修繕が必要になったり、子どもたちがいなくなった空き部屋の活用を考えたり。50代あたりから気になり始める「リフォーム」ですが、現実にはなかなか踏み切れないようです。「住まい」をテーマに、7月に開催した「リアル読者会議」では、「理屈ではわかっていても……」という本音が東京、大阪両会場のあちらこちらから聞こえてきました。

●埼玉県の女性(63)
 娘と夫との3人暮らしで、戸建て住宅に住んでいます。隣の土地を購入しており、ガーデニングをしようか、将来は娘の家を建てようかなど、いろいろと考えはありますが答えが出ません。リフォーム済みの自宅も、10年たって再び水回りにガタがきたらどうするか、スケルトンか全体か、そもそも、田舎暮らしへのあこがれもあるので「ここが終(つい)のすみかかどうか」という気持ちもあります。2020年を前にどうすればいいのか悩みます。自分は結局どうしたいのかを見極めたいです。

●東京都の女性(76)
 1階が自宅、2階が2世帯の賃貸住宅にいます。最近、貸室の1つが空き、娘夫婦が住む話が出て、改装をどのようにするかという話になりました。自分自身が親の介護をした経験から、娘にその苦労はさせたくないという思いがあります。夫婦のどちらか1人になったら、費用がかかっても、老人ホームなどの施設に入居することを考えています。

●東京都の女性(53)
 義理の祖母の家をリフォームして一緒に住んでいます。無理に改築した部分があり、不便さや狭さなどを感じる部分もありますが、庭の手入れも含めて今は戸建て住まいを楽しんでいます。ただ、年を重ね、夫婦2人になったら利便性の高い駅に近いマンションに住みたくなるかもしれない。家族構成や年齢の変化で住みたい家は変わる。それにどう対応すればいいのか悩みます。

●東京都の男性(69)
 夫婦で元気なうちはいいが、どちらかが病気になったときにどうするか。車いすになっても動けるようなバリアフリーや階段の手すりなど、いつどうすればいいか悩みます。家は健康状態を反映するもの。時代や年代で住まいは変わるので、子どもが独立した後にどうするかも課題です。

 東京会場のF班は、自宅のリフォームが議論になりました。マンション住まいの参加者は「マンション修繕には総意が必要なので、住民が高齢化するなか不安を感じる」と話しました。一方、4世帯住宅に住むという参加者からは、「年代が異なる家族と住んでいると、年を重ねた時にどんな悩みが出てくるか、どんな住まい方をしたいかがわかる」という実体験が語られ、年代によって住まいの理想が変わることについて議論が盛り上がりました。

 東京会場のE班の参加者も、リフォームについての悩みを抱えつつ、議論が進みました。結論や解決策は出ませんでしたが、グループの代表が「悩んで悩んで。でも、先は読めない。だから、ちょっとだけ先を考えて進む。裏目に出たら、社会のバックアップの仕組みなどを探す。ただ、家のあり方は、家そのものの問題ではなく、都市や社会や家族のあり方だと感じた」と議論をまとめました。

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