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地域に溶け込むなら「かみしも」は脱ぎ捨てて 

【読者会議メンバー】リアル読者会議「地域デビュー」参加者による座談会

更新日:2018年01月24日

 定年後の居場所をどう見つけるか――。昨春のリアル読者会議で議論していただいてから9カ月余。参加者たちの暮らしに変化はあったのでしょうか。6人の読者会議メンバーが再び集まり、改めて「地域デビュー」を巡って語り合いました。


写真=(左上から順に3人)養田 典子さん、前田 美香さん、窪田 ミナミさん(左下から順に3人)小林 清次郎さん、小川 裕子さん、今 憲行さん

――ご自身やパートナーに、変化はありましたか?

養田典子さん あの会議が、夫婦で話し合うきっかけになりましたね。将来、夫の地元で暮らすのもありかと、考えるようにもなって。

小川裕子さん 「好きなことからきっかけを見つければいい」と気づき、外から刺激を得る機会をつくるようになりました。夫婦で久しぶりに映画に出かけて。あとは歌舞伎にも。

窪田ミナミさん 仕事が変わった夫は、家にいる時間が増えました。逆に私は仕事が忙しくなって、2人のスケジュールはすれ違いぎみ。夫の退職後は、どうしようかと考えています。

今憲行さん 会議で色々な人と話して、地域デビューは肩に力を入れなくていいと思いました。タウン誌を見て、講座や講演に行くようにしましたよ。

――地域活動を主宰する小林さんは、どう始めたのですか?

小林清次郎さん 講座などに参加した時は、終わってもすぐに帰らず、参加者同士でつながろうと話しかけるようにしました。繰り返すうちに、人との付き合いが広がっていきましたね。

前田美香さん 私のマンションでも、60歳代の男性の提案で、ランチやゲームなどをする「楽しく遊ぶ会」が始まりました。小林さんのように、勇気を出して声をかけることが大事ですね。 

男性と女性では異なるコミュニケーション

――男性は、居場所づくりが苦手だとされていますね。

窪田 女性は、母親、職場、近所付き合いなど、様々な立場を強いられるので、早くから訓練される。でも、男性は会社にいる時間だけが長いので、訓練されにくいのかもしれません。

前田 男性はあまり自己開示をしないと思います。それと、バックグラウンドがわからない人と急に話すのが苦手。そういう場面では、自ら進んで開示すると話が発展しやすいのではないでしょうか。

養田 会社で与えられた関係の中にいるので、地域とつながることが不得意なのかもしれません。入社すれば関係ができていて、自分から近づくような経験が少ないですから。

小林 女性同士だと、「そこまで話さなくていいだろ?」というような詳しい話もするので、情報交換の中身が濃くなる。男性はなかなかかみしもを脱げない人が多いですね。

小川 男性と女性では、コミュニケーションの取り方が違います。女性はフラットですが、男性は上下関係があって少し上から目線。地域はフラットなので、その違いを自覚しないと地域に溶け込めません。

 それはある気がします。注意はしているけれど、つい昔の肩書などが出してしまうこともある。あとで失敗だと気づくのですが。地域とのつながりは、お互いの立場を理解し合うことがとても大事だと思います。

失敗を恐れないで 一歩踏み出してみる

――夫に地域デビューしてもらわないと心配ですか?

前田 少し心配ですけど、インドア派の人もいますから。夫は理系で工作や解説が好きなので、それを地域の子どもに教える取り組みなら、楽しんでできるのではないかと思います。

養田 地域だけに限らないで、失敗を恐れず、好きなことをやってくれれば良いのだということを、皆さんの話を聞いて感じました。

窪田 夫とは高校の先輩後輩で、共通の仲間も大勢います。今はその人たちと過ごしていますが、リタイア後はどうなるか。様々なルールを構築する必要があると思っています。

小川 年をとっても色々な道があると感じました。今、夫は仕事が第一なので、まだ地域デビューの最初の一歩は見つかっていないと思います。

――きっかけが見つかっていない男性に何かアドバイスを。

 肩の力を抜いて、身近なことから始めてみる。動いていれば周りから情報が入って、ネットワークもできる。勇気を出して一歩を踏み出せば、そこから開けると思います。

小林 一歩踏み出せれば、次のステップは容易です。地域の人々に「同じ方向を向いてつながりたいのでよろしくお願いします」という気持ちで接すれば、自然と仲間が近づいて来てくれますよ。

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