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歴史ある空間でひたる名品との時間 

読者会議メンバーが鑑賞した「大名美術入門-殿と姫の美のくらし-」展

更新日:2018年10月18日

 肥後藩主をつとめた細川家の歴史的資料や美術品を収蔵する永青文庫美術館(東京・江戸川橋)で開かれていた「大名美術入門―殿と姫の美のくらし―」展を鑑賞した読者会議メンバーから感想が寄せられました。戦国時代から700年余り伝統を持つ細川家の貴重な収蔵品に驚き、周辺の広い庭園の散策も満喫したようです。


  細川家の家風伝わる空間
 肥後細川家の甲冑(かっちゅう)から始まり、屛風(びょうぶ)・掛け軸などは、奇麗で保存状態の良さに驚きました。中世から現代まで歴代の細川家の家風が伝わるような空間でした。嫁入り道具の貝合わせ・化粧道具一式・網代螺鈿(らでん)貝の文台硯箱(すずりばこ)などは細やかで美しく、職人の丁寧な仕事ぶりが伝わってきました。
 向かいの建物で、熊本のお菓子とお茶で涼をとり、順路標識に沿って「肥後細川庭園」へと下りました。枝先の葉が赤みを帯びてきた「モミジ」とコバルトブルーの「カワセミ」との出会い。庭園の散策は「大名美術入門」を一層深めてくれました。「紅葉」の頃、また行きたくなりました。(埼玉県 古澤博子さん 60代)

  色艶やかな貝合わせ 
 貝合わせに魅せられました! 繊細で美しく、色艶(あで)やかで、嫁入り道具の中で一番大切な品物であることを、初めて知りました。夫も素晴らしい! と絶賛。
 香の道具もとても興味深く見ました。小さな木の札に絵が描かれていて、それを使って遊ぶそうで、大名の姫たちはなんとも風情な日々を過ごしていたのだろうか。夫は蒔絵(まきえ)が素晴らしく、このような物はなかなか見られないと言って、長い時間をかけて見ていました。
 初めて永青文庫に行ったのですが、都会にこんなに緑が多くあり、すてきな所があることを知り、これからも新たな場所をたくさん訪れたい思いが強くなりました。(東京都 岩下晶絵さん 50代)

  印象的な象嵌細工の道具
 永青文庫には、今回二度目の訪問です。作品数はけして多くはありませんが充実したものでした。蒔絵や象嵌(ぞうがん)の細工の道具が印象的でした。なかでも九曜紋を花のようにデザインにもりこんでいる作品がとても美しかった。建物の前には広々とした細川庭園があり、美術鑑賞のあとの散策に最適です。紅葉の時期にまた訪れたいと思いました。(神奈川県 常冨智子さん 60代)

  目を奪われた漆塗りの美
 永青文庫に初めて行きました。甲冑や絵画、よくぞ現代まで生き延びてくれたと思います。中でも目を引いたのは蒔絵の道具の数々。金具は古びていても、漆の部分は昨日作ったかのようにピカピカに光っていて美しかった。
 歌舞伎の演目の題名にもなっている「十種香」のお道具もかわいらしくてすてき。小さなお札に小さな花の絵が描かれていてその繊細なこと! 昔の職人の技術の高さが感じられる品々ばかりで素晴らしかったです。あいにくの雨で庭の散策が思うようにできませんでしたが、こちらも必見です。東京にいることを忘れるひと時が過ごせました。(東京都 佐々木令子さん 50代)

  細川家の逸品に感服 
 地下鉄・江戸川橋駅から、神田川沿いの公園を通って行きましたが、木立の道はなかなか気持ちよく、大名美術の至宝を鑑賞させていただく、心の準備が出来た気がしました。
 まずは細川家の本業である武人としての、鎧兜(よろい)・陣羽織と絵画類から拝見しました。具足は細川三斎(忠興)の設計という戦時実用的なものから、後の装飾的なものへの変化も面白い発見でした。
 貝合わせの貝の絵の繊細な美しさに見とれました。加えて、道具類・調度品の見事な細工。能面と楽器類は、いずれも、さすがに歌道・茶道を極めた当時の一流文化人であった細川幽斎(藤孝)、三斎親子の流れをくむ細川家の逸品です。(神奈川県 木村行男さん 80代)

  充実した時間過ごせる美術館
 江戸川橋駅から神田川沿いを歩き「胸突坂」を上がり、心地良い散策ののち、兼ねてから一度訪ねてみたかった永青文庫にたどり着きました。
 四つのテーマに分けてわかりやすく展示されていた。特にお姫様の調度の展示では、輿(こし)入れの時には、「合わせ貝」を入れる「貝桶(かいおけ)」はお姫様本人よりも丁重に扱われ、当時から工芸美術品の価値を深く認識し、いかに大切にしていたかがよく分かりました。
 また、絵はがきプレゼントをしてくれる「大名美術入門Q&A」は、どこに注目して展示を見ればよいかを示唆してくれる良い企画でした。展覧会見学後には、庭園を散策したり、松聲閣(しょうせいかく)を見学したりするのもお勧めです。永青文庫は、展示だけでなくこの近辺の散策も気持ちよく、充実した時間を過ごすことができる美術館でした。(東京都 浮穴裕子さん 50代) 

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