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世界の中心はスマホじゃない 便利さと危険は表裏一体 

「データで読み解く スマホ・ケータイ利用トレンド2018-2019」を読んで/連載・ひとことブックレビュー

更新日:2019年07月17日

 毎月のおすすめ本に感想を寄せていただく「ひとことブックレビュー」企画。「データで読み解く スマホ・ケータイ利用トレンド2018-2019」を読んだ読者会議メンバーから、感想が届きました。
 日常生活に入り込んでいるスマートフォン(スマホ)について、便利だと思う反面、依存症や高齢者の孤立など、危険性を指摘する意見もありました。

7人掛けの電車の座席で5人がスマホ
 電車に乗ると7人掛けの座席は、ほぼ5人がスマホ、1人が居眠り、1人が読書か音楽というのが日常の光景である。そんなにスマホに熱中する必要がどこにあるのか論は私の立場だが、各家庭が日々どんなご飯を食べているのかと同程度の興味は持っていた。
 スマホや携帯がどう使われているのか。この書籍は各章の各節に、ポイントを箇条書きに整理し、スマホ・ケータイの利用実態を平易な文章で教えてくれる。これだけを頭に入れても利用者のスタイル・流行がわかる仕掛けだ。
 それにしても恐ろしい普及率である。スマホを中心に個人の世界が回っており、歩きスマホ人は多分病気だと思う。そう私は感じる。本来便利さと生活向上を目指す情報機器・家電が逆に人を不幸にしているように思えてならない。便利さと危険は表裏一体なのだ。(神奈川県 中谷輝義さん 60代)

スマホデビューで進化が止まらない?
 ここ数年のスマホの普及率に驚く。特にシニア世代の増加率には感心するばかり。私の周りの知人にも、最近スマホデビューした人が、何人かいる。連絡方法がメールからラインへと移り、ますます便利になった。これからのケイタイの進歩が楽しみでならない。(大阪府 佐々木正造さん 60代)

一日スマホ禁止日を作ってみては
 スマホ・ケータイを持っている前提で話が進められることが多い。私がスマホに替えたのも「PTAの役員の連絡はラインで知らせます」と言われたからだ。メールなら「ガラケー」で出来るもののラインは無理だ。連絡方法がラインに変わってきているのは、既読のチェックがつくからだと思う。確かに便利だ。
 便利さだけでなく、スマホには危うさもある。犯罪に巻き込まれる若者が多いことだ。 生まれたときからスマホ・ケータイが当たり前にある世代は、朝にスマホの目覚ましで起きてから寝るまで、一日中スマホを肌身離さず持っている。食事中も勉強中も。依存症も心配だ。災害時などは本当に便利で助かることもあるが、たまには一日スマホ使用禁止日を作ってはどうだろうか。(東京都 金子万里子さん 50代)

高齢者の孤立が問題に
 スマホの普及で、高齢者のスマホ利用者が増加しているようだが、機能が十分に活用されていなさそうで残念だ。将来的には、高齢者もスマホを使いこなせないと社会から取り残され、ますます高齢者の孤立の問題が顕著化するかもしれない。(神奈川県 大橋左文さん 60代)


 読者会議メンバーが読んだ本
データで読み解くスマホ・ケータイ利用トレンド
株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所 (著) 
出版社:中央経済社
 メール・通話のみならず、あらゆることができる究極のメディアとなったモバイル端末(スマートフォン、ケータイ)の利用状況を独自調査。人々の意識や行動、人間関係の実態や変化がわかるデータが満載。動画サービス、子ども・シニアの利用状況、セキュリティーなど、気になるテーマを網羅。2010年から2018年までの9年分の全国調査データにより、モバイル端末利用の変遷を分析。

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