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生きる喜びに満ちた作品を描いたラウル・デュフィ 

読者会議メンバーが観た「ラウル・デュフィ展」

更新日:2020年01月16日

 モダンで優美な絵画、鮮やかな色彩と大胆なモチーフのテキスタイル・デザイン。この二つの表現の世界で活躍したフランスの画家ラウル・デュフィを紹介する「ラウル・デュフィ展」(パナソニック汐留美術館)を鑑賞したReライフプロジェクト読者会議メンバーの感想を紹介します。


 展示手法にも一工夫、非日常の雰囲気味わえた
 久々に母を誘い、一緒に外出しました。まず美術館のある建物自体が、きれいで近代的なビル群の中にあって、気分が上がりワクワクしました。展示内容は、通常の油絵のほかにテキスタイルやデザイン画などがあり、時代ごとのファッションの変遷を知ることができて興味深いものでした。展示手法も、プロジェクションマッピングなどが用いて工夫されており、非日常的な雰囲気を味わうことができました。
 平日の午前中だったせいかさほど混雑もしておらず、ゆっくりと鑑賞。帰りに銀座でおいしいランチも楽しめ、非常に満足なアート鑑賞体験でした。(東京都 石川由紀子さん 50代)

 気品あるドレスから感じたしゃれたセンス
 軽快で動きを感じさせてくれるタッチ、独特な色使いを持つラウル・デュフィの画風が以前から好きでした。音楽や社交の場など、絵の題材にも、心引かれるものがあったのかもしれません。
 今回初めて原画に出合うことができましたが、その感動とともにラウル・デュフィがテキスタイルのデザインもしていたことを初めて知りました。色彩豊かなテキスタイルもステキでしたが、単色でデザインされたテキスタイルで縫製されたドレスに、何とも言えない気品と躍動感が伝わってくるようで、デュフィのしゃれたセンスを感じます。
 この展覧会で、ラウル・デュフィの才能に着眼し、デュフィを経済的にも支えることになった、ポール・ポワレやビアンキーニ・フェリエ社などファッション界との出会い、そこでのテキスタイル・デザインの経験が、その後描かれる絵画にも影響しているというストーリーを知ることができ、より深くラウル・デュフィ自身や作品を理解できるような気持ちになりました。(神奈川県 荒金政孝さん 60代)

 とてもラブリーな気分に
 デュフィとの出会いは、鎌倉文学館近くの大谷美術館でした。洋館の壁や暖炉の上に飾られたデュフィの絵は、とてもモダンな香りを放っていて、すぐに好きになりました。そのデュフィの印象そのままに、展覧会を鑑賞しました。
 11月19日だったので、バラ色のポストカードがもらえてラッキーでした。会場は圧倒的に女性が多く、特にドレス展示の前ではたくさんの人からため息が漏れていました。絵画ではコートジボワールの風景に憧れ、デザインではファブリックや壁紙にひきつけられました。とてもラブリーな気分でした。(神奈川県 藤久子さん 60代)

 めくるめく色彩とパターンの世界に陶酔
 「ラウル・デュフィ展」では、これまで絵画でしか触れていなかったデュフィの新しい一面を見ることができ、めくるめくような色彩とパターンの世界に陶酔する思いだった。デザイナーとは違う、色使いと形の独自性があった。
 とくに動物たちのあしらいの斬新なこと!象たちの魅力的なこと!
 その世界を楽しみながら、最後はやはりデュフィの絵画を改めてゆっくりと見たかった。絵画は日本の各所で所蔵されているもので、これまでどこかで鑑賞したものだったが、新しいテキスタイルデザインの先に何があったのか、しっかりと見たかった。絵画を最後にもってくる構成だったら、もっと堪能できた気がする。(東京都 高橋茅香子さん 80代)

 デュフィの世界に乾杯!
 絵画の中からモーツァルトやドビュッシーのメロディーが聞こえてくる。日本にいる私に、南仏の空と海と風を運んで来てくれる。20年以上前、初めてデュフィの絵を見た私は、すっかりその世界に魅せられていました。
 今回は絵画に加えて、彼の手掛けたテキスタイル・デザインの数々にも出会いました。動植物をモチーフにした斬新な柄、繊細なタッチ、鮮やかな色使いで、20世紀前半のファッション業界においても大いに貢献した彼の多才ぶりには本当に驚かされます。
 作品の数々を眺めているだけで幸福感でいっぱいにしてくれるデュフィ・ワールドに乾杯!(千葉県 菅谷明子さん 60代)

 明るく陽気な色彩はデュフィならでは
 私はデュフィの作品では「オーケストラ」が一番好きでしたが、今回はじっくりと鑑賞できました。ラフなスケッチのように、何気なく線を走らせたように見えますが、よく見ると、楽器のパートごとの演奏者の骨格や一人一人の表情がきちんと描かれ、画面からそれぞれの楽器の音色が立ち上ってくるような錯覚を覚えたくらいでした。
 そして、南仏特有の明るく陽気な色彩はデュフィならではのものです。今回の展示でデュフィが優れたテキスタイルデザイナーであることを初めて知りましたが、荒々しい像や蚕がチャーミングなモチーフと化してエレガントなソワレの模様に採り入れられるとは……。このセンスって、やはりモード王国フランスならではですね。日本ではとても考えられません。じっくり鑑賞させていただきました。(東京都 佐古和江さん 70代)

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