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<Reライフアンケート>住まいの悩み

更新日:2017年05月07日

 住まいの悩みはありますか?Reライフ読者に聞いたところ、およそ3人に2人が「ある」と答えました。回答からは、Reライフ世代が直面するさまざまな問題が浮かび上がります。

子の独立 くつろぎ空間作る

 東京都練馬区の静かな住宅街。堀見淳二さん(69)は木造2階建ての一軒家に妻と2人で暮らす。1階のダイニングテーブルの一角がお気に入りの指定席。「ここで読書や書き物をしていると落ち着きますね」

 銀行マンだった堀見さんが、土地付きのマイホームを買ったのが35年前。夫婦と子ども2人の4人家族で長く過ごし、子どもの独立を機に、10年前に同じ場所に建て替えた。「夫婦2人で住むには部屋が多かったし、急な階段など直したい部分もありました」

 2階はそれまであった子ども部屋をなくし、夫妻の寝室を設けた。1階にあった和室のスペースはリビングダイニングルームに充て、夫婦でゆったりくつろげるようにした。長男が連れてくる孫とそこで遊んだり勉強を教えたりするのも堀見さんの楽しみだ。

 バリアフリーも意識した。階段は角度を緩やかにし、手すりをつけた。部屋と廊下の間の段差もなくした。また、2階の寝室のそばには新たにトイレを設置。夜中に用を足す際も、階段を上り下りしなくていいので安心だという。

 慣れ親しんだ土地で終(つい)のすみかに。だが、堀見さんの頭には時折、不安がよぎる。「いつまでこうして暮らしていられるだろう」

 同世代のこんな話が耳に入ってくる。夫を亡くし子どもの家に近いマンションに引っ越していった人、妻が体を壊して施設に入り広い一軒家で独り暮らしをする夫……。近所の家が、いつのまにか空き家や更地になっていることも珍しくなくなった。

 「たぶん、僕と同世代の人は似たような不安を抱えているのではないでしょうか」と堀見さん。5年前の内閣府の調査によると、1947~49年生まれの団塊の世代の持ち家率は86.2%にのぼる。

 いまは夫妻とも健康だが、どちらかが体調を崩したら? 仮に車いす生活になるといまの自宅では暮らせないのでは? 考え始めると、きりがなくなってしまう。

 元気なうちに二世帯住宅を建てて、子どもと一緒に住む。そんな期待もある。しかし、子どもたちにもそれぞれ仕事や生活があるため、思うように事は進まない。

 友人らと話していても、家庭ごとに住まいの悩みは千差万別で、それぞれに切実だ。「健康状態や家族の状況によって家のあり方は変わっていくし、状況に応じた手入れも必要になってくる。住まいというのはまさに人生の写しだと感じています」

■築17年 リフォームいつ?

リフォームを少しずつするか、まとめてするか迷っています。築17年の一軒家で、一番気になるのはキッチン。狭くて使いづらい。幅を50センチくらい広げられれば家事がだいぶ楽になります。5年ほど前から、お風呂や壁紙などあちこち傷みが目立ってきました。ただ、数年したら子どもが独立するだろうし、いずれ夫も定年。そうした節目の時期にフルリフォームしたほうがいいのかなとも。出費も少なくはありませんし、悩みます。 千葉県 女性(52)

■空き家の実家 気がかり

 空き家となった実家が気がかりです。市街地から離れたところに建つ木造2階建て。私や家族は市街地に近い場所に住み、定期的に通って風通しや補修を続けてきました。しかし、実家のご近所から「台風で屋根の瓦が飛ぶと危険」などと指摘され、取り壊しの見積もりを取ろうと話しています。思い出があるし、無くなるのは寂しい。地元の木でできた柱は立派でもったいないし、住んでくれる人がいるとうれしいのですが……。 島根県 女性(60)

■一人暮らし 母と同居迷う

 18年前に購入した高層マンションで一人暮らし。父が昨年亡くなり、今は毎週末、施設に入っている母を連れて母の自宅で一緒に過ごしています。私が仕事を辞めて母と暮らそうかとも思いますが、決断しきれません。私自身の将来を想像するなら、今より駅に近くて利便性が高いほうがいい。幸い、今のマンションは管理状態が良く購入希望者も多い。資産価値が下がらない間に今後の住まいについて考えておきたいです。 埼玉県 女性(52)

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。最新のReライフ面アンケートの詳細はこちらページでご確認ください。
 回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。あらかじめご了承ください。

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