ReライフTOP読者会議Reライフ白書 with読者会議

向上心に定年なし だから私は学びたい 

<Reライフアンケート>学んでいること・学びたいこと

更新日:2018年08月19日

 人はなぜ学ぼうとするのでしょう。朝刊Reライフ面の読者に、学んでいることや、学びたいことを尋ねたところ、さまざまな動機が浮かびました。若い頃の再挑戦をしたいという人もいれば、年をとったからこそやりたいことが見つかったという人も。向上心に年齢は関係ないようです。


もっと進歩したい

●ピアノを50歳を過ぎてから真剣に学んでいる。楽器も買い替え、定期的にレッスンに通い、成果は発表会で披露。ホームコンサートも毎年1、2回開いている。学生の頃は下手過ぎて音大を諦めざるを得なかった。とは言え、長く練習していればそれなりに進歩もし、やっと本格的な曲目にチャレンジできるようになってきた。ピアノを勉強していると音楽史や音楽美学、さらには西洋史へと興味の幅が広がっていく。(千葉県 女性 55~59歳)

●学生時代の勉強は点を取るためでした。仕事から離れた今、「何ともったいない時間の使い方をしたのか」と悔やんでいます。好きだった幕末から明治維新での関係者の力関係や心理状態を、やっと自分なりに整理し楽しんでいます。残念なのは、情報源が書籍で、生の証拠資料ではないということです。この域に入るのが夢です。(東京都 男性 65~69歳)

●職業上、「相手を説得する」「相手に納得してもらう」というトレーニングはしてきたように思うが、「相手を受け止める」「相手を見守る」というスキルが乏しいと常々思っていたので、退職を機に傾聴について学んでみようと思った。認知症の母への対応方法を知りたい、という理由もある。(神奈川県 女性 60~64歳)


いろんな人と話したい

●数年前、市主催の生涯学習の英会話教室に月2回通いました。1年で終了した後も、サークルとして継続し学んでいます。「海外旅行で会話できると楽しいだろうな」「外国映画を見て少しでも理解できると楽しいだろうな」と始めました。2019年のラグビーワールドカップ日本大会のボランティアに登録しました。英語でおもてなしできたら楽しいと思います。(大分県 女性 60~64歳)

●英会話サークルに参加しています。ハワイに住む双子の孫たちとコミュニケーションをとる必要に迫られてです。5歳の孫たちは、父親とは英語、母親とはほぼ日本語、その他の普段の生活は英語、という環境にいます。テレビ電話では英語で話しかけられ、「返事は日本語で」と言われていますが、孫たちの言っていることが分からず困り果てて参加することにしました。(千葉県 女性 65~69歳)


ずっと元気でいたい

●ハーモニカ教室に通っています。腹式呼吸のためです。いずれなるかもしれない誤嚥性(ごえんせい)肺炎を避けるにはハーモニカが良いという医師の話を聞きました。先日ハイキングに行きました。昼食後、ある方がポケットからハーモニカを出され、童謡や懐かしい歌を吹いてくださり、うっとりとしました。私も……と張り切って学んでおります。(神奈川県 女性 65~69歳)

●ボイストレーニングの講座を受けています。年をとると、滑舌が悪くなり、声も出しにくくなります。それが、腹筋を鍛えたり、表情筋のトレーニングしたりすることで改善されると聞いたのが理由です。(奈良県 女性 65~69歳)


このままじゃいけない

●50歳の時、聴神経腫瘍(しゅよう)の手術を受け、3年ほど、ほとんど家から出ませんでした。それまでは子どもの英語教室の講師、県立博物館では解説ボランティアとして楽しく過ごしていました。このままではいけないと感じ始めたとき、広報紙でハワイアンフラダンス募集の記事を目にし、「これなら自分にもできるかな」と思い応募しました。はじめの1年間はレッスン後、足が痛み、楽しいどころか苦痛でした。15年余りになる今では本当に楽しく生きがいになっています。(神奈川県 女性 70~74歳)


役に立ちたい

●5年後、生活に変化を持たせたるため、司書の資格を取得してみたい。学校の図書ボランティアをしながら、好きな本をたくさん読む生活に憧れている。社会貢献と自分の生活の豊かさにつながっていくのでは……。「学ぶこと」はいくつになっても楽しい。未知の世界に足を踏み入れることは刺激になる。(北海道 女性 65~69歳)

●地元で外国人向けの観光案内をやりたいので、どこかでノウハウを学習したい。埼玉は目を引く観光資源は少ないかもしれないが、ゆっくり楽しんで日本の良さを体験していただくプランをいくつか考えている。(埼玉県 女性 55~59歳)


もっと楽しみたい

●年をとったら、1人でも楽しめることと、仲間と楽しめることをしようと決めていました。子どもたちが家を離れたのをきっかけに、50代半ばで全く弾いたこともなかったギターを始め、以前から描きたかった油絵は60代で始めました。いまこの二つに夢中です。二つあるから、一つつまずいても立ち直れます! (神奈川県 女性 65~69歳)

●千葉県教育会館で月1回、「千葉実年大学」の色々な分野の講義を受けています。その中の歴史倶楽部というサークルで、関東近県日帰りで行ける範囲で歴史を学んでいます。近場にいてもよく知らなかったことを地域ボランティアガイドの方と散策します。仲間づくりと知らなかったことを知る楽しみがあります。(千葉県 女性 60~64歳)


社会とつながっていたい

●科学を物語のように伝えていきたい。そのためには、専門だけでなく幅広く関連する分野を渉猟し深めていきたい。(埼玉県 男性 65~69歳)

●西洋史。とくに中欧の中世、近世の歴史を学びたい。数々の戦争を経験し、その都度国境が変わってきた国々の歴史を学び、「国家」とは何か考えてみたい。ナショナリズムが台頭し、民主主義の限界が見えてきているような今だからこそ。(東京都 女性 60~64歳)

●(会社の外で行う)オフサイトミーティングで、業種・年齢・立場の違う様々な人と、一つの問題に意見を述べたり、自由に話題を提供したり、じっくり人の話を聞いたりしています。職場では忙しすぎて人と話す機会があまり無く、話題も仕事に関することが多く、知的な話題や、社会を良くするための議論、深刻な問題の相談の場に欠けています。オフサイトミーティングは様々なことを吸収でき、私にとって学びの場となっています。(大阪府 女性 55~59歳)


最後までがんばりたい

●パソコンの操作。デジタル関係のデバイスは日々進化して、びっくりするような品や使い道が報道されています。人生最後まで、「終わった人」になりたくなく、必死でぶら下がって行こうと試みています。(東京都 女性 65~69歳)

●公務員から大学教員になったものの、国家試験の合格率ばかり意識する大学に嫌気がさし、65歳を機に辞め、他の大学の院生になりました。テーマは健康寿命の延伸策を見つけること。ここでは、共生社会の実現方法を考え、各地に足を伸ばします。死ぬ前に、社会に役立つことをしたいという一念で学んでいます。(千葉県 男性 65~69歳)

 アンケートは、68日~713日にReライフプロジェクトのwebサイト「Reライフ.net」で実施し、507人から回答がありました。年代別では、40代以下=45人(9%)50代=151人(30%)、60代=228人(45%)、70代=71人(14%)、80代以上=12人(2%)。8月19日付朝刊Reライフ面では、さらに記者が深掘り取材し、「【読者会議】学びたい 今こそ存分に」という記事にまとめています。

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。最新のReライフ面アンケートの詳細はこちらページでご確認ください。
 回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。あらかじめご了承ください。

関連記事

Reライフ白書 with読者会議の関連記事

PAGE TOP