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【読者会議】自作の「逸品」 暮らし彩る 

<Reライフアンケート>自分で手作りしたこだわりの品は?

更新日:2018年09月09日

 身に着けるものや、口にするもの。手をかけたものには市販品にはない良さがあります。読者の皆さんに「自分で手作りした、こだわりの品」を尋ねると、暮らしを彩る実践例が寄せられました。


苦節20年 理想の古布スリッパ

 これは、もともとワンピースだったの。こっちは、虫にくわれちゃったセーター……。東京都あきる野市の乙津千江さん(76)の自宅には、着古した服やタオルで作った室内履きのスリッパが並ぶ=写真(1)。繰り返し洗濯・修理しながら、もっとも古いものは20年も履き続けている。

 古い布を集めるのが好きで、50歳を過ぎて人形作家に師事。江戸時代のちりめんなどを使い、日本人形やおひなさまを作るようになった。地域のイベントで展示したり、百貨店で講習会を開いたり。次第に活動の幅が広がった。

 そんな乙津さんが長年気になっていたのが、各家庭で使われているスリッパだ。今では洗えるタイプも増えているが、汗やほこりで汚れやすく、季節ごとに買い替える家もある。「日本中で、どれだけ捨てられているのかと想像し、何とかしたいと思いました」

 何度も洗えて、長く履けるスリッパができないか…。人形作りの合間に、スリッパを縫い始めた。まず、白いタオルを重ね、まっすぐ縫い合わせてみた。でも、底がふにゃふにゃで、脱ぎ履きがスムーズにできない。厚紙の芯を入れると底がしっかりするが、今度は洗えない。

 いったん決めたことは、やり遂げないと気がすまない性格。布の重ね方や縫い方を少しずつ変え、改良を重ねた。階段でも脱げにくい形は。冬は温かく、夏は風通しよく。こだわりも、少しずつ増やしてきた。

 苦節20年。今年1月、簡単に縫えて、丈夫で、履き心地もよい理想のスリッパが完成した。かかとが触れる部分には、取り外し可能な中敷きを用意。底も、汚れたら交換できるようにした。何度でも洗濯できて、「半永久的」に履くことができそうだ。

 「作り方を知りたい」という声に応え、「自分で作り、なおかつ周りの人にも教えていただけるなら」と、今春から自宅で講座を始めた。世の中にうまく広める方法を思案している。


■ 母娘で共作 家族の絵本

 娘の絵美がまだ幼かった頃、母娘で一緒に絵本を作りました=写真(2)。私がお話を作ると、娘がそれに合わせて絵を描くのです。
 「おじいちゃんのれきし」は、戦争経験のある私の父の物語。「祥平くんのアイウエオ」は4歳下の弟のために作ったものです。ページを開くと絵の飛び出す仕掛け絵本もあります。その娘も来春に母親になる予定です。この絵本を読み聞かせる日を、母娘ともども心待ちにしています。 滋賀県 植田信子さん


■ 研究重ねたトリュフチョコ

 40年以上前に食べたチョコレートのトリュフに魅せられ、自分で作り始めました。何冊も本を読み、お店で売られているものも参考に研究を重ねました。バレンタインに友人や親類に贈るようになり、年々種類が豊富に。リキュールを入れたり、ドライフルーツを使ったり、多い時には千個ほど作ったこともあります。テンパリング(温度調整)に苦心しながら、今も3週間くらいかけて、25~26種類を用意しています=写真(3)。 東京都 阿辺和子さん(79)


■ 毎朝オリジナル「健康鍋」

 自作の「健康鍋」を毎朝食べています。小鍋に水を張り、つぶしたニンニク、ワカメ、白ゴマを入れ、コショウ、一味唐辛子、めんつゆで味をつけます。みじん切りのジャガイモを入れて火にかけ、すりおろしたニンジン、刻んだタマネギ、キノコ、季節の葉野菜を加えます。最後に卵を割り入れ、2分ほど煮てできあがり。いろいろ試して、この作り方に落ち着きました。かみにくい、のみ込みにくい人にもおすすめです。 茨城県 豊沢啓雄さん(64)

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。2018年11月紙面アンケートのテーマは、「忘れられない『怒られた思い出』は?」「あなたのスマホ活用法を教えてください」の2題です(10月11日締め切り)。詳細は「忘れられない『怒られた思い出』は ?  11月のReライフ面アンケート 」ページでご確認ください。回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。

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