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愛と悲しみと運命と 人生を変えた映画、あの名作がベスト4 

<Reライフアンケート>忘れられない映画 前編

更新日:2018年10月07日

 人生において忘れることができない映画を朝刊Reライフ面の読者に尋ねました。挙げられた作品は233本にのぼりました。その中からベスト16を3回に分けて紹介します。


あなたの人生において、忘れることができない映画を教えてください。(Webアンケート/有効回答数:389人)
 同点があるので、作品数では18本になります。今回はベスト4の計6本で、邦画が1本に対し洋画が5本と洋画の圧勝となりました。
 最も古い作品は80年近く前ですがオールカラーで、テレビでも繰り返し放送されている名作中の名作です。そう言えば、お分かりになりますよね。
 映画の内容にとどまらず、当時、どういう生活を送っていたかや、鑑賞後に考え方や行動が変わったことをつづった投稿も多数ありました。


【1位】風と共に去りぬ(1939年)

●ちょうど私が20歳の頃でした。世間知らずだったし、まだ男性とお付き合いをしたこともない、ほんの子どもだったときです。下町の安い映画館で、この映画と出会いました。俳優さんたちの美しさ、男らしいレッド・バトラー、夢中で見ていました。最近はほとんど映画には行きませんが、また見たい映画と聞かれたら、この映画が一番だと思います。(千葉県 女性 70代)

●50年余り前にリバイバル上映で見た。家にあった河出書房の世界文学全集で原作も読んだ。ビビアン・リーの美しさと可愛さにビックリ。一度でファンになった。(鳥取県 女性 70代)


【2位】ひまわり(1970年)

●主演のソフィア・ローレンがそれまでの華やかで肉感的な役どころではなく、地味でひたむきな女性として、戦地から戻らぬ夫、マルチェロ・マストロヤンニを探してロシアの大地を探し回る姿が忘れられない。中でも、一面のひまわり畑の映像や、雪原で行き倒れる夫の回想場面、とうとう探し当てた夫がロシアの美しい娘と穏やかな家庭を持っていた現実を知り、駅頭で再会した夫を見るなりひとり列車に飛び乗って泣き崩れるシーンは何度観ても胸が揺さぶられる。戦争のむごさと美しい映像や音楽の対比が秀逸な作品である。(埼玉県 女性 60代)

●10代の時に見ました。戦争の悲惨さを描いたものですが、名優たちのユーモアあふれる演技とリアルな現実が交錯して、最後は涙も乾いて、「自分が主人公だったらどうだろう」と考えさせられました。「こんな運命だったら、私はどう生きるだろう」と戦争の知らなかった一面を教えてもらいました。(神奈川県 女性 60代)


【3位】ローマの休日(1953年)

●初恋の彼と夢を語りながら見た映画です。有楽町で待ち合わせ、楽しかった若かりし頃を懐かしく思い出します。あれから半世紀が経ちました。純粋に人を信じ、愛したとき。今でも思い出すと胸が痛む忘れられない映画です。(埼玉県 女性 80歳以上)

●常識ではありえない展開ですが、ほのぼのとしたワクワク感がたまりません。私たちの毎日は同じことの繰り返しですが、通勤などで別の道を歩いてみるとか、足元の草花に目を向けるとか、家事を工夫するとか「少し日々を変えてみるといいよ」って、この映画からヒントをもらいます。(神奈川県 女性 50代)


【4位】砂の器(1974年)

●初上映時は確か中学生でしたが、母がとても良かったと話していたのを覚えていて、20代のころ観ました。主演は加藤剛さん。成功したピアニストが自身の過去を隠すために恩人を殺(あや)めるストーリーですが、単なるミステリーではなく、根底には、ハンセン病患者への差別が描かれていました。丹波哲郎さんと森田健作さんが演じる刑事が主人公を追い詰めるシーンや、幼少の主人公と父親がお遍路をするシーンなどは、胸に迫りました。「カメダ」という山陰地方の方言が東北地方のなまりに近いことなど、実に巧妙なヒントにもぐいぐいと引き込まれました。(東京都 女性 50代)


【4位】小さな恋のメロディ(1971年)

●中学1年の時に初めて友だちと梅田まで観に行ったロードショー。6歳上の姉のスカートとバッグを借りて少し背伸びをして観に行きました。ビー・ジーズが歌うテーマ曲「メロディ・フェア」と共に忘れられない映画です。(大阪府 女性 60代)


【4位】卒業(1967年)

●映画を観ると夜、必ず頭痛がして吐き気、嘔吐(おうと)していた私が、初めてBF(懐かしい響きだ)と観た映画。それ以降、頭痛は全くなくなり、今は映画大好きおばさんです。大人ぶってラブシーンなど平気な振りをしていたが、実は目はスクリーンの端っこを見ていた。最後に二人でバスに乗って逃げ出すシーンにはウェディングドレスの着替えはどうするんだろうとか、婚約者のその後の世間のうわさを心配した高1の心配性の私でした。(福島県 女性 60代)

 アンケートは、2018年8月10日~9月6日にReライフプロジェクトのwebサイト「Reライフ.net」で実施。有効回答は、男性169人、女性220人の計389人。年代別では、49歳以下=54人(14%)、50代=137人(35%)、60代=135人(35%)、70代=51人(13%)、80歳以上=12人(3%)でした。10月7日付朝刊Reライフ面では、さらに記者が深掘り取材し、「【読者会議】銀幕の記憶 色あせぬ1本 」という記事にまとめています。

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。最新のReライフ面アンケートの詳細はこちらページでご確認ください。
 回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。あらかじめご了承ください。

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