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式もいらねば墓もいらぬ 最期はひっそり去っていくのが夢 

<Reライフアンケート>あなたの理想の葬儀は

更新日:2018年12月09日

 朝刊Reライフ面の読者に、自分の葬儀に関する意識を尋ねたところ、過半数が「理想の葬式がある」と答えました。今回の回答者は310人で、50代以上が約9割を占めていたこともあり、自身の加齢をきっかけに考えるようになった人が目立ちました。

あなたにとって理想の葬式はありますか。(有効回答数:310人)
 「理想の葬式がある」と答えた人は、58%を占めました。考えたきっかけは、「自分が年をとったから」が最も多く41%、次いで「親の死去」が31%、「親戚の死去」「友人・知人の死去」がそれぞれ7%で続きました。


自分の葬式を考えるようになったきっかけを教えてください。(有効回答数:179人)

 理想の姿は様々ですが、「お金をかけず質素に親しい人だけで」という考えが目立ちました。過去の経験が、そんな思いと結びついているようです。

 ここからは、自由記述から、みなさんの思いを紹介します。

遺灰は海へ

●特に葬儀はせず、海に散骨してもらえば十分です。(東京都、男性、55~59歳)

●海への散骨。墓も式も不要です。(神奈川県 女性 50~54歳)

●簡潔で質素なもの。読経もいらない。墓もいらない。出来ればどこだかわからないところに散骨を。ひっそりと静かに逝きたい。(岐阜県 男性 55~59歳)

●海に遺灰を巻いてほしいと常々思っている。大げさなお葬式はいらないけれど、大好きな海に遺灰をまいてもらい、自由にいろいろとさまよって楽しんでいきたい。悲しんでくれるのはいいけれど、いつまでも私のことを思ってくよくよ考えてほしくない。あっさりと忘れて、たまに海を見にきてほしい。(三重県 女性 55~59歳)


木々と眠りたい

●樹木葬を考えています。まだ見学など実現はしていませんが、大好きな樹木を一本植えただけで山に眠れればいいと思います。土にかえるという思想です。(埼玉県 女性 75~79歳)

●樹木葬。自分が死んでも、年とともに樹木が成長していくのが楽しみ。(大阪府 男性 70~74歳)

●普段走っている近所の道(遊歩道など)に散骨してほしいが、法律的に無理そうだから、市営霊園で樹木葬というのが現実的か。(埼玉県 男性 65~69歳)


「火葬場に直行」でいい

●死後、火葬場で焼いて、その場で終了でいい。(栃木県 男性 50~54歳)

●病院から火葬場に直行。その場でお寺さんにお経をあげてもらえばいい。(愛知県 女性 60~64歳)


火葬より土葬で

●土葬が自分の本意であります。祖父母の葬式に立ち会って、火葬場での棺を見て以来、とても残酷な感じをいまだに抱いているからです。火葬がいつから始まったのか知りませんが、以前の日本社会では土葬が普通でした。見直しも含めた機運があってもよいのではと常に思っています。(愛知県 男性 45~49歳)


式はひっそりと

●最小限家族だけの簡単な葬儀にして遺灰は海に散骨してもらいたいと家族に話していますが希望がかなえられるかは「?」マークです。(埼玉県 女性 70~74歳)

●妻と息子の家族だけの家族葬をひっそりと行ってくれればそれで良い。(岐阜県 男性 70~74歳)

●究極は家族葬、自分の家族だけで葬儀を行うことで十分。祭壇もいらないし、檀家(だんか)の坊さんもいらない。(福島県 男性 50~54歳)

●年齢を重ねて、夫婦二人の生活です。長寿日本一を目指していますが、私の葬儀の時には、親しい人はだれも生き残っていないのではないかと思います。その時の理想の葬式は、家族だけのひっそりとした葬式です。(山梨県 男性 65~69歳)

●親族のみの参列。祭壇は花で飾る。簡素な葬式。(兵庫県 男性 75~79歳)


お金をかけずに

●お金をかけず、人に迷惑をかけず。(埼玉県 女性 55~59歳)

●家族や親しい人だけにしのんでもらい、お金をかけずに弔ってほしい。(岡山県 女性 60~64歳)


「通夜だけ」がいい

●お葬式はしない。お通夜だけを、家族だけで自宅で。私の好きだった音楽をかけながら私の好きだったご飯を食べて、アルバムでも見ながら一晩ゆっくりしのんでほしい。近くで火葬してご飯食べて、お坊さんも戒名もお墓も無しで、骨は粉々にしてしばらく自宅に置いてもらう。気候が良い休日に、皆で集まれる日があったら沖縄、難しければ伊豆諸島か外房辺りで散骨してほしい。(東京都 女性 50~54歳)


好きな曲をかけて

●家族と親しい人たちに送ってほしい。自分の好きな曲を流し続けてほしい。(兵庫県 女性 60~64歳)

●お経ではなく、生前好きだった曲を流してもらいたい。(京都府 女性 50~54歳)


遺族のためのもの

●お葬式というのは「残された者たち」のためにあると思っています。残された者たちが、十分に悲しみ、涙を流す大事な機会だと思うのです。それが出来るのが「いいお葬式」だと、私は思います。(埼玉県 女性 55~59歳)

 アンケートは、2018年9月7日~10月11日にwebサイト「Reライフ.net」で実施。有効回答は、男性143人、女性167人の計310人。年代別では、49歳以下=40人、50代=93人、60代=113人、70代=58人、80歳以上=6人でした。12月9日付朝刊Reライフ面では、さらに記者が深掘り取材し、「【読者会議】最後のお別れ どんな式に?」という記事にまとめています。

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。2019年2月紙面アンケートのテーマは、「最も思い出に残る卒業式は?」「あなたは犬好き? 猫好き?」の2題です(1月10日締め切り)。詳細は「最も思い出に残る卒業式は? 2月のReライフ面アンケート」ページでご確認ください。回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。

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