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【読者会議】何か変だよ校則 今も昔も 

<Reライフアンケート>おかしな校則、あった?

更新日:2019年06月02日

 スカート丈の長さや髪形など、さまざまなことを厳しく校則で規定する学校は今も少なくありません。これ、なんのため?と思うものも。あなたの学校にも、「おかしな校則」、ありましたか?


買い物は百貨店 価値観も束縛

  東京都内の看護師の女性(60)は、九州の私立女子高校に入学してまもなく、校内放送で説明された校則が忘れられない。
 「制服でスーパーマーケットに入ってはいけません」
 「お金をためてデパートに行って高価な物に触れることで、人生観が変わります」
 先生はそう説明したが、校則でアルバイトは禁止。「お金のない高校生が、どうやって」。疑問を抱いた。

 地元では「お嬢様学校」として知られ、中学の先生に「いい学校だ」と太鼓判を押されて進学した。だが、すぐに「価値観が違う」と感じるように。原因の一つが、厳しすぎる校則だった。

 スカート丈、靴下は白の三つ折りのみ、髪形はおかっぱか黒いゴムで束ね、ヘアピンの使用は禁止・・。身だしなみに関することだけで、枚挙にいとまがない。

 加えて大事にされていたのが、ふるまいだった。「廊下を歩くときに、靴の裏を見せてはいけない」ため、すり足で歩いた。「大声を出してはいけない」から、学校で大笑いした記憶はない。スーパー禁止の他に、「異性と歩いてはいけない」「休みの日でも外出時は制服を着用する」など学校の外での行動も縛られていた。

 1年生の2学期、眉の形を整えて注意を受けた。学期末の通知表に書かれた言葉は「粗野」。辞書で意味を調べてみて、がくぜんとした。「私は荒くて品がないんだ」。同時に、「先生ともあろう人が、こんな言葉を通知表に書くなんて」と怒りがこみ上げた。

 先生たちは、おとなしくて愛らしく、決して意見したり、ルールを破ったりしない生徒を明らかにかわいがった。一方で、ぺしゃんこにしたかばんで登校したり、化粧したりする生徒は「悪い子」扱いし、煙たがっていた。自分も、決してかわいがられてはいなかったと感じている。窮屈な学校生活の唯一の息抜きは、数少ない愚痴を言える友人と、禁じられている「買い食い」でたこ焼きをほおばることだった。

 結局、「もう無理」と1年生の終わりに退学。大検や通信教育を経て、国立大学を卒業した。
 「校則なんて、そんなに深く悩む必要なかったかもしれない。でも、当時は視野がせまく、学校が『世界のすべて』のようでした。一歩離れてみれば、学校生活の時間はあっという間に過ぎて、他にもっと楽しいことはあると分かるんですけどね」


■ 流行歌の罰 人前で歌唱

 中1の時、「校内で流行歌を歌ったら、みんなの前で歌う」というルールがありました。ある日、学校を出てから歌ったのに、翌日密告されました。弁解の余地も与えてもらえず、うつむいて小さな声で「からたち日記」を歌ったことが忘れられません。
 その後、別の女生徒がジェスチャーまでつけて堂々と歌ったことがきっかけで、「あんなにうれしそうに歌われたらおもしろくもない」とルールが廃止されました。 滋賀県 井上輝子さん73


■ 弁当には必ずおかずを

 高校時代、「弁当は必ずおかずをつけること」という校則があり、おにぎりやパンだけだと、先生から「これだとちょっとだめだな」と注意されました。「マフラーのみの着用禁止」というのもあり、必ずコートを着なければなりませんでした。
 どちらも生徒手帳に書かれていた正式な校則でしたが、今も謎です。「育ち盛りだから」とか「おしゃれチックに見えるから」といった理由なのでしょうか……。 新潟県 須貝恵理子さん(50)


■ 給食係は配膳ダッシュ

 小学生の時、給食係は料理が冷めないように急いで給食を運ばなければいけませんでした。一般的に廊下は走ってはいけないと教えられるような気がするのですが、逆だったのです。給食係の時は、教室から出ると配膳室まで必死に走ったものです。
 当時は先生が圧倒的に強い存在で、命令には疑問も抱かずに動いていましたが、今思うと、安全面で問題がある校則だったのではないでしょうか。 北海道 伊藤康生さん(43)

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