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理想の暮らし方 カギは「シェア」と「近居」 

50代からのおひとり生活 アンケート(4)住まい編・下

更新日:2019年03月26日

 住まい方は、生き方と重なります。例えばひとりでも、一人暮らし以外の住まい方もあります。老後におひとりになったら、誰と、どんな暮らしたいと思っていますか。アンケートで、こんな「理想の暮らし方」を尋ねたところ、女性を中心に「シェア」「近居」といったキーワードが浮かび上がりました。

 気の置けない人と、異世代と

 「気のおけない友人と、互いに気にかけながら干渉せず、近所かシェアハウスで暮らしたい」

 こんな暮らしが理想というのは、夫婦で暮らす50代の女性です。別の50代女性も「独身の友人たちと同じ高齢者へのサービスが充実したマンション内で別室を賃貸して暮らしたい」といいます。話題を呼んだテレビドラマ「やすらぎの郷(さと)」を例にあげた70代女性は、「生活程度が同じ方々、芸術を愛し自然に親しみ、気軽の旅を楽しめる仲間との住環境」が希望だそうです。

 “気の置けない人と”“適度な距離を維持”“プライバシーを確保して暮らす”。こんな条件が満たされれば、おひとりの生活も楽しそうです。“気の置けない人”に「同性のきょうだい」をあげた人もいますが、血縁だけでない「つながり」が求められているようです。

 「異世代」とのつながりを望む声もあります。「友だちなど気の合う人たちと、それぞれの趣味などプライベートを大切にしながら共同生活を楽しみたい」という60代の女性は、「異世代」がポイントと指摘。「見守りや手助けをしてくれる若い世代と交流しながら過ごせる場があったらいい。もちろん、若い世代の手助けもしてお互いにできることで支え合って過ごせたらと思う」。別の60代女性も、「同年代との共同生活に、若者を雇い入れて様々な契約上の用事を受けてもらい、最期まで住み続けたい」とつづります。

 ただ、理想を具現化するには、様々なハードルがあるようです。一例を紹介します。「友人が、パブリックスペースもプライベートスペースもある施設で気の合う人で住みたいと言っている。『田舎にいっそたてる!?』という意見は出るが、経費を抑えるため『食事とパブリックスペースの掃除は当番制よ』と言うと、いつもそこで話が止まる」(60代女性)


子どもとの距離感は? 住み替えは早めの備えを

 子どもがいる人のなかには同居のニーズも多数ありました。一方で、「子どもには迷惑を掛けたくないが、いざという時のために子ども宅近くのサービス付き高齢者住宅に住めたらいいなと思っている」(50代女性)など親子の「近居」を考える人も。

 「戸建ては色々と大変なので、もっと身の丈にあった広さで便利な場所、歩いて行ける範囲に駅、スーパー、病院があるところに住みたい」(50代女性)、「いろいろな施設にアクセスが便利な場所で、一人暮らしの人たちが移り住んでいるコミュニティーが理想」(50代女性)という「移住」希望者もいました。

 もし理想とする住まいがみつかっても、高齢になると一般住宅への住み替えが難しいこともあります。住み替えを希望するなら、早めの準備や備えを心がけてはいかがでしょうか。

 アンケートは、20181128日~1224日にReライフプロジェクトのwebサイトで実施。有効回答は男性265人、女性418人の計683人。年代別では49歳以下7%、5033%、6038%、7019%、80歳以上3%。未既婚別では、有配偶者(子どもあり)56%、未婚17%、離別・死別(子どもあり)16%、有配偶(子どもなし)9%、離別・死別(子どもなし)2%。

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