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【読者会議】若者の本音が知りたい 

<Reライフアンケート>若者にじっくり聞いてみたいことは?

更新日:2019年04月14日

 最近、若者と話していますか? 残念ながら、あまり機会がない方も珍しくないようです。もし、じっくり話せるとしたら…。何を聞き、何を言いたいですか。


スマホに夢中 親の話は面倒?

 兵庫県川西市の安田美紀さん(53)が話したい若者は、2人いる。長女(20)と長男(17)だ。

 最近、友達とはどう? お弁当はおいしかった? 進路はどうするの――。「常に話したいことばかり」の安田さんだが、いつもスマホの小さな画面が邪魔をして、会話が弾まない。

 長女は中学2年から、長男は高校1年から携帯電話を持つ。家族でリビングにいても、長女は芸能人や友人のSNSを追うのに、長男はゲームの実況中継の動画を見るのに夢中だ。会話する時、子どもが目線を下げて画面をいじっていると、「私と話すの、そんなに面倒?」と思う。「『親の話は面倒か』こそ、じっくり聞きたい」

 好きな音楽の話では盛り上がるし、「友達と比べても、かなり親とは話しているほう」と息子は言うが、深い話は難しい。「少し悩んでも、親には相談しないのが今の子。ネットで検索すれば、解決策がたくさん落ちている」。でも親だからこそ、帰宅時のカバンの置き方一つで、最近悩みがあるのかな、と気付くこともある。

 小学5年から携帯を持つ記者にも、身に覚えがある。親とはいつでも話せるからと思い、画面を飛び交う情報こそが「いま気になること」であり続けた。たわいもない話を振られると面倒に思ったが、恋愛や就職など深い悩みに関わる親の本音は、自然と耳に入った。

 そんな記者の話を聞き、安田さんは「実の子どもだからこそ、私の聞きたい質問には、本音で答えてくれないでしょう。でも人生の岐路に立った時こそ、『お母さんの話も面倒なだけじゃないでしょ』と、じっくり話せるかな」。

 長女は年始から海外に留学。自炊に苦労して、最近は「お母さんのスープ、何が入っていたの?」などと、頻繁にLINEが入るようになった。「これはネットには聞けないからかな。本当は、もっと深い話がしたいけど」と安田さん。でも今は、疎ましく思ってきた携帯のおかげで、離れた娘とやり取りができる。


■ 団塊の世代が残せるものは

 私たちに望むことを教えてほしい。右肩上がりの日本経済とともに、無我夢中で仕事をしてきた団塊の世代。私も年間、小学校の教員として、土日も仕事を持ち帰りながら、必死で働いた。
 日本社会を支えてきたと自負する私たちだが、結果的に公害を始めとする環境への悪影響や、長時間労働の慣習を作ってしまったのかなとも思い悩んでいる。私たちがこれから若者に残せるものがあれば、聞いてみたい。 香川県 戸城雪代さん(70)


■ 美しいものたくさんあるよ

 バスや公園で、若い人は小学生ぐらいからスマホをじっと見ている。何をそんなに見ているのか、ご近所さんと話題にしたりはするものの、直接聞くのは難しい。
 今の季節、たくさん美しいものがあるよ。梅の良い香り、桜やツバキが美しく咲く姿を、味わえているのかな。人の笑い声や表情に、気づける余裕があるのかな。
 私も2年前に退職するまで気づきにくかったので、その自戒をこめて、若者に聞いてみたい。 兵庫県 奥村達郎さん(65)


■ 気さくに「ニコッ」が一番

 近所のヨガ教室に4年前から通っている。自分以外は30~40代で「申し訳ないな」と思うが、「話しにくいおばあさん」は嫌なので、自分から天気のことを話しかけたり、あいさつをしたりしている。
 もし心を開いてくれたら、日々の小さな困り事や疑問に思うことを相談しあえる、気さくな間柄になりたい。じっくり話すよりも、ニコッとしてくれるのが一番。それで一日が、幸せな日になる。 神奈川県 女性(68)

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。2019年6月紙面アンケートのテーマは、「おかしな校則ありましたか?」「欠かさず見ていたテレビ番組は?」「あなたの宝物は?」の3題です(5月9日締め切り)。詳細は「欠かさず見ていたテレビ番組は? 6月Reライフ面アンケート」ページでご確認ください。回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。

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