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死は怖くない 受け入れるために考えておくべきこととは 

<Reライフアンケート>あなたの死生観は その3

更新日:2019年05月14日

 大病をしたわけでも、近しい人が亡くなったわけでもないけれど、「死」を迎える準備ができている人たちがいます。Reライフ面の読者に尋ねた死生観についてのアンケート特集。その第3回(最終回)では、そんな人たちの思いをまとめました。


死後の準備をしてみると

●今は元気だが、この先、いつ、どうなるかは分からない。後に残った者が戸惑わないように準備をした。妻と、生業も持たずまだ結婚していない娘の、一生の生活費の目安を付けた。家族に感謝の気持ちを伝える「伝言」(遺言に代わるもの)を書いた。自分の葬式の計画を立て、予算の見積もりを取った。集まって頂く方の連絡先、通夜、告別式の場所、段取り、音楽の準備などなど。四十九日後に連絡をすべき所属団体、関係者などの連絡先も。わずかではあるが、残したものの一覧、処理の仕方も記した。契約中のものについては、IDやパスワード、解約の連絡先の一覧表。その他、これからの日常生活には支障のない範囲で、不要なものの処分・整理。イェール大学シェリー・ケーガン著「〝死〟とは何か」を読みつつある。以上をやって、吹っ切れました。(神奈川県 男性 80歳以上)

●子どもは娘だけで、お嫁に行って田舎の実家を継ぐ者もいません。なので、家や土地すべてを知り合いに譲渡し、先祖代々の墓も居住地の横浜に移しました。自分で自分たちの入る墓の適地を探し、墓石をデザインし「空」の字を大きく彫りました。そうしましたら、「死」を迎える覚悟も自然にできました。(神奈川県 男性 60代)


大震災を生き延びて

●阪神大震災のとき、あの大揺れの中で私の人生これで終わりなんだと思いました。恐怖感はなかったです。情報のない中、救急車の音だけが絶え間なく聞こえました。後でわかったことですが、西へ向かった人は困難な状態に巻き込まれ、東に向かった方は助かったそうです。もうこうなったら運としか言いようがなく、自然の摂理に身をゆだねて生きようと思っています。(兵庫県 女性 80歳以上)


武士の娘ですから

●母方が武士の家系で、懐刀を渡されました。ゴムホースだってボロボロになるし、80歳ぐらいでいいでしょう。(秋田県 女性 70代)


占いを信じた

●1971(昭和46)年にコンピューター占いで「貴方(あなた)の寿命は72歳です」と示され、それを信じて今まで来ました。(愛知県 男性 70代)


壮大な宇宙に比べれば

●宇宙から生まれ、宇宙に住んでいるというスケールで物事を考えるようになり、死生観にも影響を与えてくれました。太陽系は銀河系の端にあり、銀河系の渦の袖にそって秒速250キロで回転しています。それでも、銀河系を一周するのに2億年かかるそうです。私たちが生きていても、この世からいなくなっても、2億年のメリーゴーラウンドで宇宙を旅しているのだと思うと、死は怖くなくなりました。(栃木県 女性 50代)


自然体で受け入れる

●長く生きてきて、この世に本当に平等なものはほんのわずかだと悟った。その数少ない一つが、どんな人間にも生と死があるということ。永久に生きられる人間はいないので、死を覚悟する必要がそもそもない。全ての人間に死は平等に来る。であればそれが来た時に自然に迎え入れてあげるのが一番だと考えた。必要なのは必然を受け入れ愛すること。(兵庫県 男性 60代)

●現在は、家庭菜園や趣味の木彫、料理を楽しみ、仲間とのペタンク競技に興じています。木彫は主に仏像です。彫りながら、平穏な何ら不安がない日常生活の中で、自然に私の死生観が出来たのではないかと思います。つまり、元気でいる限り死を意識することはなく、病気になっても痛みのない死を願っているからです。安楽死協会に加入し、延命治療などは一切しないことを記していますし、家族にも伝えてあります。ほどほどの年金と時たまシルバー人材センターの仕事で得る収入で身の丈の生活。人生欲を言えばきりがありませんが、今が一番幸せと思い、好きなことを好きな時に出来る状況にあると思うからです。(奈良県 男性 70代)

 アンケートは、2019年3月8日~4月4日にwebサイト「Reライフ.net」で実施。有効回答は、男性344人、女502人の計846人。年代別では、49歳以下=84人、50代=299人、60代=291人、70代=145人、80歳以上=27人でした。2019年5月12日付朝刊Reライフ面では、さらに記者が深掘り取材し、「【読者会議】死を思い 生を見つめる」という記事にまとめています。

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。最新のReライフ面アンケートの詳細はこちらページでご確認ください。
 回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。あらかじめご了承ください。

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