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【読者会議】夢中になったあの番組 

<Reライフアンケート>欠かさず見ていたテレビ番組は?

更新日:2019年06月09日

 欠かさず見ていたテレビ番組は? 誰もが知っているドラマからバラエティー番組まで、多くの声が寄せられました。一つの番組から、自身の価値観にまで影響を受けた人もいました。


「大草原」の子育てに憧れて

 土曜日の夕方が楽しみで仕方なかった。東京都八王子市の志賀奈美さん(58)は中学生のころ、部活動が終わると急いで家に帰り、テレビの前に座って番組が始まるのを待った。

 「大草原の小さな家」。米国の作家ローラ・インガルス・ワイルダーの自伝的小説を原作とした米ドラマで、日本では1975年から放送が始まった。西部開拓時代が舞台で、インガルス一家が様々な地に移り住みながら成長していく姿を描いている。

 初回から欠かさず見続けてきた。「週明けの学校で友だちと感想をよく言い合っていました」。今でも再放送があれば、つい見てしまうほどのファンだ。

 志賀さんの父は厳格で、家父長制的な考えの持ち主。家庭のことは母がこなすのが当たり前だった。一方、テレビの中のインガルス家の父・チャールズは家族思いで、母・キャロラインは間違っていることにははっきりと意見する芯の強さを持っていた。2人は3人の子どもたちを温かく見守る。

 「こういう家庭をつくりたい」「キャロラインのように芯の強い女性になりたい」というのが、志賀さんの目標になった。学校の指導補助員として障害者や不登校の生徒らの支援に取り組んだほか、民生・児童委員も引き受けた。

 27歳のときに結婚した相手は家庭的な男性。「(ドラマのように)自然の中で育てたい」という思いを理解してくれ、高尾山の近くに居を構えた。

 ドラマが始まった当時はまだ、「男は家庭よりも仕事」という考えが当たり前の時代。「ドラマを介して『仕事よりも家庭』という価値観が入ってきたのではないか。だから私たち世代はみんな、このドラマに夢中になった」と振り返る。

 今、「歩き塾」という山や草原などの道をとことん歩く団体の代表を務めている。そんな冒険めいた旅に出るのも、このドラマの影響かもしれないと感じている。

 神奈川県葉山町の幸長一夫さん(65)は母が30年前に亡くなった後、「大草原の小さな家」を見るようになった。母が夢中になっていたと家族から聞き、「どんな気持ちで見ていたんだろう」と思いながら見始めた。

 ドラマの中では父と母が子ども3人を愛情豊かに思いやりながら生きる姿が描かれていた。

 自身も4人きょうだいと大勢の中で育った。「4人も育てて大変だったろうけど、本当にかわいがってもらった」と幸長さん。「自分の子育て時代を思い返して、懐かしく思いながら見ていたのかもしれません」。ドラマでは3人の姉妹が助け合いながら困難に立ち向かう姿も描かれている。幸長さんの母は生前、「きょうだい仲良く暮らせよ」と言っていたという。


■ 3人の子どもといっしょに

 子育て中、「おかあさんといっしょ」を毎朝見てから散歩に出かけていました。3人の子どもが次々と生まれたので、かれこれ10年以上は見続けていたと思います。
 三男が4歳のとき、番組に当時出演していた古今亭志ん輔さんの似顔絵をチラシの裏に描いて送りました。すると、「北海道のたかしくんがかいてくれました」とその絵を紹介してくれて、とても驚きました。子どもと一緒に喜んだ出来事でした。
(北海道 桜田和子さん 66歳)

■ 仕事に悩む中 奮い立った

 職場環境になじめず、かといって次の職場を見つけるのも大変だと実感していた40代のころ、仕事を辞めたくても辞められないジレンマを抱えて漫然と過ごしていました。「プロジェクトX」はそんな生活に希望の光を与えてくれる番組でした。苦労して何かを成し遂げた人に感動し、まだまだ私は努力が足りないと反省して、自分を奮い立たせました。ジレンマから抜け出した今でも、ビデオを見ては涙し、自分を鼓舞します。
(京都府 女性 61歳)

■ 家庭は鬼ばかりなのかと

 「渡る世間は鬼ばかり」を番組開始から最後まで欠かさず見ていました。始まった当初は、結婚に大いに憧れていたころでした。でも、ドラマで描かれる家庭のゴタゴタを見て、「あんな苦労するぐらいなら結婚なんてしなくていい」と感じるように。いつまでも結婚していない言い訳にしていたようにも思います。その後、結婚して家庭を持ってみると、ドラマのような苦労をすることなく、恵まれた生活を送れました。
(福岡県 女性 54歳)

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