ReライフTOP読者会議Reライフ白書 with読者会議

不正利用や悪用……「現金払い派」が語るそれぞれの理由 

「キャッシュレス決済」に関するアンケート(4)

更新日:2019年08月08日

 朝日新聞Reライフプロジェクトが実施したアンケートでは、キャッシュレス決済を使ったことがない人は全体の6%とごく少数派。ただ、使ったことはあっても、普段は使わないという「現金払い派」の人も。その理由(複数回答)について、「現金で十分だから」を選んだ人は14%。その理由で目立ったのは、不正利用の被害にあった経験でした。

不正利用のリスク

 神奈川県の男性(73)は数年前、カード管理会社から「このカードで買い物をしていますか?」と連絡があった。ETC(高速道路の自動料金収受システム)の支払い用のカードで、一度も買い物には使っていなかった。すぐに支払いストップをしてもらい、新しいカードに切り替えたという。

 「クレジットカードの16桁の番号を悪用されたことがある」という東京都の女性(64)は「未遂に終わったが、それからはできるだけ現金払いにしている。自分の財布の範囲の方が、日々の生活が安心できる」という。

 神奈川県の女性(58)も「自分のデータが悪用されると嫌なので、カードは使わないようにしている」。キャッシュカードを不正利用されたことがあり、それ以来、キャッシュカードを使うのが不安になったという。

ネット通販でも

 神奈川県の女性(73)は、ネット通販でアカウントの乗っ取り被害にあったという。「すぐに気づき、クレジットカードを解約したので被害はなかった。仕組みのわからないものは利用できないと思った」という。

 「ネットショップで買い物をするが、クレジットカードを利用する度に不正使用されないか不安。利用履歴に心当たりのない買い物が入っていたことがあり、カードを止めたこともある」(東京都、69歳女性)という意見もあった。

 オンライン決済を使わない理由を、京都府の男性(72)は「手に取って、その場で現金決済が一番安心」と書いた。日常的には圧倒的に現金払いで、高額商品を買うときや、持ち金不足のときに限ってキャッシュレス決済をするようにしているという。

 神奈川県の男性(78)も「心配なのは現金の場合は自分で確認できるが、クレジットカードやスマホ決済ではそれが難しくなること」という。

被害に気づいた理由は?

 東京都の女性(56)は「クレジットカードのスキミング被害にあったことがある」という。「短時間に海外のサイトから同じ金額で20件引き落とし被害に遭った。翌日クレジット会社に連絡をして、すぐに停止と再発行の手続きを済ませて被害なかった」とのこと。家計簿アプリをクレジットカードとリンクさせていたため、被害を未然に察知することができたという。

 「家族のクレジットカードの情報が洩れて悪用されたことがある。カード会社の対応で事なきを得たが、カードは新たに発行してもらうことになった。煩雑ではあったがこうしたリスクがあるのだと痛感した」(東京都、73歳女性)という声も寄せられた。

 アンケートは、2019522日から620日にReライフプロジェクトのサイトで実施。有効回答は792人で、女性56%、男性44%。年齢別では49歳以下8%、5037%、6034%、7018%、80代以上3%。

関連記事

Reライフ白書 with読者会議の関連記事

PAGE TOP