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【読者会議】社会貢献 力になりたい 

<Reライフアンケート>社会貢献活動をしていますか?

更新日:2019年09月08日

 第二の人生の生きがいにもつながる社会貢献活動。経験を生かしたり、近所の困りごとを解決したり、色々な取り組み方ができそうです。読者の皆さんは、どんな活動をしているのでしょうか。


児童書を点訳 心通う喜び

 「本を通じて心がつながった」。児童書の点訳ボランティアを25年間続ける大阪府池田市の竹内和子さん(62)は、子どもたちから寄せられる感想を読むたび、そんな風に思えてうれしくなる。

 活動拠点の「大阪YWCA点字子ども図書室」(大阪府吹田市)は、全国の視覚障害者からの依頼に応じて児童書の点字本を無料で貸し出している。送付数は年約400冊。竹内さんは自宅での点訳作業に加え、週に2度、校正と発送を担当する。

 きっかけは、ボランティアをしていたママ友から、点訳の活動について聞いたことだった。出版されている点字の本は、多くが大人向け。読書好きとして、子どもたちの力になりたいと思った。

 始めてみると想像以上に根気がいる作業だった。六つの点を組み合わせて表現する点字には漢字がなく、原本より文字数が増える。1冊が、厚さ4センチの点字本4、5冊分になることもある。文章の区切り方などで様々なルールがあり、当初は間違いを繰り返した。

 「自分は向いていない」。落ち込んだ時に励みになったのが、返却本にはさまれた手紙だった。「あっという間に時間が過ぎた」「次が楽しみ」と喜びの言葉がつづられていた。「続きを読みたくて持ち歩き、電車でも読みました」と記した女子中学生には、「とても重たいのにありがとう。私も本はいつもかばんに入れています」と点字で返事した。

 今年、推薦されて副代表に就いた。図書室は今、年々増える蔵書が7千冊を超え、周辺の倉庫などに分散させたため発送の手間が増えるなどの課題に直面している。

 今後の活動を考える時、数年前に見学に訪れた小学生3人の姿を思い出す。棚に並んだ点字本の表紙を次から次へとさわって「いっぱいあるー」と喜び、夢中で読んでいた。「直接訪れて好きな本を選べる『図書館』ができないだろうか」。ここまでやってきたからには大きな夢を追いたい。そう思っている。


■ 遊んだ病児 心に残る笑顔

 重い病気で長期入院する子どもたちの病室を訪ねて、絵や工作で一緒に遊ぶアートボランティアをしています。どんな逆境でも子どもは楽しむ能力を持っていて、無表情だった子も絵筆を持つと一変して目を輝かせてくれます。「どうして私を気にかけてくれるの」と尋ねてきた少女が、「愛しているからよ」という私の返事に満面の笑みを見せてくれたことが忘れられません。今、天国から彼女が応援してくれている気がします。
 (東京都 山内郁子さん 78歳)

■ 登校見守り 増えた「友達」

 6年前、小学校に入ったばかりの近所の女の子が行くのを嫌がって、私の家の前で泣いていたので、慣れるまでの数日、一緒に学校まで歩きました。それがきっかけで、登校時の見守り活動を続けています。毎朝、通学路に立って「今日は遅いね」「リボンかわいいね」と人一倍話しかけているせいか「友達」が増え、下校時に鍵をなくしたといって自宅を訪ねてくる子もいます。頼られるのは何歳になってもうれしいものです。
 (千葉県 佐藤ヨキ子さん 75歳)

■ ベガルタ仙台支えることで

 サッカーJ1・ベガルタ仙台の「市民後援会」の一員として、選手との交流イベントを開いたり、情報誌を発行したりしています。経営難のチームを公費で支援することに批判が大きかった20年前、サポーターの有志と共に会を立ち上げました。東日本大震災の後、ベガルタの上位進出は人々を勇気づけました。一人でも多くの人に応援の楽しさを知ってもらい、地元を好きになってほしい。自分なりの地域貢献だと思っています。
 (宮城県 佐々木知広さん 63歳)

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