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【読者会議】学校行事 思い出鮮やか 

<Reライフアンケート>学校行事、好き?嫌い?

更新日:2019年10月13日

 運動会や遠足など、青春の1ページを飾る学校行事。アンケートでは、悲喜こもごものドラマや、忘れられない熱い思いが寄せられました。あなたの好きな、嫌いな学校行事は何ですか?


苦痛のスポーツ 今では快感

  東京都府中市の小林清次郎さん(71)は小学生のころ、運動会が嫌いだった。中でも特に恨めしく思っていたのが徒競走だ。

 通っていた学校では、クラスごとの身長順で一緒に走るメンバーが決まった。毎年ほぼ同じ顔ぶれな上、練習でも一緒に走るため、最下位になると予想がついた。なんとか順位を上げようと1週間前から練習するも成果は上がらず、いつも絶望的な気持ちで当日を迎えていた。

 当時の運動会は、家族はもちろん、近所の人までお重をもって集まる一大イベント。大勢の人の前で、自分が「ビリ」だとさらけ出されるのが苦痛だった。「みじめでした。ペーパーテストの順位は披露されないのに」と、納得がいかなかった。なので、近年話題となった「手をつないでゴール」といった順位をつけない気遣いは、「いい配慮。批判もあるようですが、あってもいいかなと思います」。

 学生時代、本や新聞をよく読むなど、読み書きに励んでいた。がんばっている姿をみていた友人の推薦もあり、大学の図書館に就職した。

 大学には体育館があり、昼休みにバレーボールなどをしているうちに、徐々に運動が身近になった。さらに、転機が訪れたのは5年ほど前。退職後に同年代で構成される軟式野球チームに入ったことだ。勝敗は関係なく、エラーも三振もOK。体を動かすことを楽しみに集まっているチームだ。バットの芯でとらえたセンターオーバーを打ったり、強烈なサードライナーをとったりする快感から、野球が大好きになった。

 「昔は嫌々走っていたけど、好きで走ると体の動きも違う」。自らの経験を踏まえて、子どもや孫に伝えたいことがある。「体力差で負けても、それだけで人生が決まるわけじゃない。いろんなきっかけで変わることもできる。徒競走でビリでも気にすることはないし、頑張ることは他にもある」


■ 月面着陸の日に挑んだ登山

 中学校の学年行事の登山で、グループに1人ずつ先生やガイドの人がついて登った。天候に恵まれ、真っ青な空の下、雪の残る尾根を歩いて見た景色は素晴らしかった。ライチョウも見ることができた。3千メートル級の山に登ったのは、後にも先にもこの時だけ。登山は大変だったが十分な達成感を味わった。さらに、1泊した山小屋のTVで、人類が月に降り立つ瞬間の生中継をみたので、なおさら印象に強く残っている。
(兵庫県 小倉玲子さん 64歳)

■ 帰りの会 日直に歌の試練

 小学生の頃、私のクラスには「日直当番は帰りの会で歌を歌う」という決まりがありました。カラオケがまだまだメジャーでなかったあの時代、当時の子どもにとっては戦々恐々で、避けて通れない試練、魂を試されるような緊張感に満ちたイベントでした。ちなみに私が歌ったのは、当時ヒットしていた麻生よう子の「逃避行」。何げなく選んだ歌が、そのまま自分の心境だったことに苦笑してしまいます。
(静岡県 皆藤京子さん 56歳)

■ 古地図手に巡った修学旅行

 日常の学校生活とは違うワクワク感が好きでした。特に思い出深いのは、高校の修学旅行での自由行動。同じグループのメンバーに提案し、鹿児島市の図書館から古地図を取り寄せ、その今をたどる、というのをやりました。今思えば、「ブラタモリ」のはしり。街並みは変わっても、川があった形跡や段差が残ることを実感しました。今でも、中学生の長男と一緒に古地図を見ながら大阪の街をめぐっています。
(大阪府 中島一彦さん 53歳)

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。最新のReライフ面アンケートの詳細はこちらページでご確認ください。
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