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【読者会議】私の「あの人」 心の支え 

<Reライフアンケート>あなたのヒーロー・ヒロインは?

更新日:2019年11月03日

 小説や映画の登場人物、スポーツ選手、歌手……。ヒーローやヒロインが、人生の道しるべや苦難を乗り越える力になることがあります。あなたのヒーロー・ヒロインは誰ですか?


「アン」に憧れ みつけた天職

 岐阜県白川町の渡辺和加子さん(57)が「アン・シャーリー」に出あったのは、中学2年生のころだった。カナダの作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した長編小説「赤毛のアン」の主人公。孤児の少女アンの成長を描いた物語だ。

 きっかけは「本は乱読することに意義がある」という中学の先生の言葉だった。昼休み、図書室に通い、棚の端から本を手にとっていった。とりわけ夢中になったのが「赤毛のアン」だった。

 忘れられないアンの言葉がある。「朝はどんな朝でもよかないこと? その日にどんなことが起こるかわからないんですものね。想像の余地があるからいいわ」。つらいことがあっても朝は来る、想像することは自由だと思えた。

 「厳格な父に育てられた」という渡辺さん。かわいい服を着たくても白いブラウスと紺のスカート、髪はおかっぱ頭。女は利口になれないとも諭されたという。でも、「豊かな想像力で前向きに生き、幸せになるために努力するアンに自分を重ね、毎日なりたい自分を思い描いて祈りました。アンは、自分そのものになっていきました」。

 高校時代は、文庫本のシリーズを、母がくれた数百円のお弁当代の中の200円ほどで買い、電車通学中に読みふけった。

 アンのように、ひとに対する思いやりを大切にし、優しく強い人になりたい――。選んだ進路は看護師への道だった。

 高校卒業後、病院で看護見習いに就き、その後准看護師に。働きながら専門学校に通い23歳で看護師国家試験に合格した。病院での勤務を経て、今は高齢者向けのデイサービスで働く。入浴や食事などの介護にあたる一方、認知症の人らに寄り添い、若いころの人生を想像することが楽しいという。

 「アンがいなければ今の私はいなかった。看護師は私の天職。アンに出あえたお陰で幸せです。ヒロインであり神聖な存在です」


■ ヒーローの原点 月光仮面

 昭和30年代のテレビ創成期、小学生だった私のヒーローは月光仮面。サングラスに白い覆面、マントをなびかせさっそうとオートバイに乗る姿に胸を躍らせた。弱者を助け悪人を懲らしめ去っていく。その正体は?だ。勧善懲悪を絵に描いたようなストーリー。勇気、友情、努力の大切さを教えられた。今も昔のDVDを見て楽しんでいる。番組冒頭のテーマ曲を聞くと、いつも元気がでてくる。月光仮面こそヒーローものの原点だ。
(東京都 宮川和幸さん 71歳)

■ スカーレット 希望くれた

 「風と共に去りぬ」の主人公、スカーレットは、自分の欲しい物を勝ち取り、「女性は家にいるべきだ」という世間の偏見とも闘います。彼女のような強く美しい女性になりたいと思い生きてきました。今は新しい家族と幸せですが、離婚して小さい子どもを抱え仕事もうまくいかなかった時、どんなに困難で苦しくて倒れても、再び立ち上がる彼女を何度も映画で見て希望と勇気をもらいました。私の生き方のお手本です。
(埼玉県 山田真理子さん 50歳)

■ 地味な父「好きな道選べ」

 20年前に亡くなった父は、上皇さまと同じ昭和8(1933)年生まれ。終戦日は小学校の校庭で栽培した芋を子どもたちだけで掘っていたそうです。家では人力ポンプで水をくみ、薪で風呂を沸かすという貧しい少年時代。終戦後も同じような生活をしながら、私たち子どもには「好きな道を選び納得した人生を」とよく話してくれた。高校を卒業して家を出た私は、念願の理学療法士になった。地味でも父は私のヒーローです。
(福島県 横山順一さん 51歳)

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