ReライフTOP読者会議Reライフ白書 with読者会議

やめてスッキリ? 寂しい? 「年賀状じまい」私の理由 

「年賀状」に関するReライフアンケート

更新日:2019年11月23日

 2019年もあと1カ月余り。どんな年賀状を送ろうかと考えている人も多いのでは。近年は、高齢などを理由に翌年から年賀状を辞退したいと伝える「終活年賀状」を受け取る人もいるようです。これまで続けてきた習慣をやめるのは言い出しにくいもの。アンケートでエピソードを聞いてみると、「スッキリ」「寂しい」という対局のキーワードが浮かびました。

 「なんとなくスッキリした心持ちでいる」。こう書いたのは、東京都の70代男性。昨年、免許証の書き換え時期と同じ頃に義母が亡くなった。「免許の自主返納」と年賀状の「永久欠礼」に思い至り、喪中はがきに書いて出したという。「今年が初めての欠礼の年なので、年賀状を出す予定はない」

 愛媛県の60代女性も、「去年と今年、夫婦ともに還暦を迎えた。消費増税ではがきも値上げになるので、今年の年賀状に来年からは出さない旨を丁寧に一枚一枚手書きして『卒業』した」。

 数年前から「終活」を始めたという別の70代男性は、「来年の年賀状から『遠慮』することを決意し、通知を出す準備をしている。どんな反応があるのか楽しみ」と思いをつづった。

 

懐かしい人との再会も

 一度は「終活年賀状」を送ったものの、やりとりが復活したという人もいた。神奈川県の60代女性は「乳がんを患い、死を覚悟した。ちょうど年賀状を出す頃だったので、目が悪くなって年賀状が作れなくなったからと理由を偽り、半ば義理で年賀状だけのやり取りを続けていた方々とは最後の賀状とさせてもらった」という。その後、手術や抗がん剤治療がうまくいき、退院して生活できているという。「結局、たまに連絡を取り合う数人と年賀状をやり取りすることになった。生きているよと知らせるためかな」と思いをつづった。

 年賀状じまいの連絡が、懐かしい人たちとの再会につながった例も。和歌山県の50代男性は「恩師から届いたときに一抹の寂しさはあったけど、ご高齢で仕方ないことと割り切り、こちらからは送っている。終活年賀状を受け取った年から、年1回恩師と再会する機会を持つようになった」という。

 兵庫県の40代女性は、今年の年賀状で終える旨を伝えた上で「会える機会があればいつでも連絡ください」と連絡先を記入しておいた。すると、以前勤めていた会社の同期から連絡があり、21年ぶりの同期会を開催することができたという。「この再会だけでも大いに意味があったと思う」と書いた。

 

「残念」「寂しい」……様々な思い

 一方で、受け取った側にはさまざまな思いが交錯するようだ。福岡県の60代男性は「今まで2通もらった。残念に思うが、もらわず途絶えてしまうより、はっきりわかって良い」という。

 「今年初めて受け取った。自分は出さないくせに寂しいと感じた」(滋賀県、50代女性)や、「友人から随分早くに年賀状をやめる連絡があり、ちょっと寂しい気持ちになった。自分は、できるだけ続けたいと思っている」(愛知県、60代女性)など、戸惑いの声も漏れる。

 東京都の50代女性は「人とのつながりが年齢と共に減っていく中、あえて年賀状は続けていくべきだと思う」という。埼玉県の70代女性はこう書いた。「全ての人は付き合いきれませんが、年賀状のみでもお互いまた今年も頑張ろうと再認識する手段。何十年も『会いたいね』の一筆が添えられていても会わない友人もいます。それが年賀状だと思っています」

 アンケートは、201996日~103日にReライフプロジェクトのwebサイトで実施。有効回答は568人(男性54%女性46%)。年代別では49歳以下17%、5034%、6033%、7014%、80代以上2%。

Reライフスペシャル

関連記事

Reライフ白書 with読者会議の関連記事

PAGE TOP