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食べる物で違いが出る 自律神経を整える「幸せホルモン」 

<Reライフ講座>自律神経を整える五つの方法 その3

更新日:2017年08月19日

 自律神経専門の整体院を経営する原田賢さんによる朝日カルチャーセンター新宿教室のReライフおすすめ講座「自律神経の整える五つの方法」。その採録の3回目(最終回)は残る三つのポイント、すなわち、運動習慣をつけ、自律神経に良い食べ物を取り、質の良い睡眠をとることです。いずれも生活習慣を改善することで、自律神経を整えます。


 三つ目のポイントは「自律神経に良い運動」。うつ病になった原田さんは休職中、ストレッチのほかウォーキング、ランニングなど有酸素運動を毎日続け、病の克服につなげた。

 体にゆがみがあると、筋肉が硬くなり体の機能が弱まって自律神経が乱れるもとになる。ストレッチは、筋肉を緩めることで体のゆがみをとったりゆがみづらい体をつくったりするのに効果がある。原田さんは午前と午後の1日2回、1時間ずつ続けた。

 「歩く」「走る」「泳ぐ」「自転車をこぐ」は、いずれも体内に酸素を大きく取り込む有酸素運動だ。しっかりと呼吸ができるため神経の新陳代謝を助ける脳脊髄(せきずい)液や血液を流れやすくする効果がある。

 なかでも、できれば左右均等の動きをする運動を原田さんは薦める。ゴルフやテニスのような体の片方だけを重点的に動かす非対称運動は、片方の筋肉を硬くしがちで体のゆがみをつくりやすい。水泳や自転車のような左右均等にバランスのとれた運動をするのが望ましい。


 ポイントの四つ目は「質の良い睡眠」。自律神経を整えるには、良い睡眠をとって体を回復させることも大切になる。

 寝付きがよく、途中で目覚めないのが質の良い睡眠だが、それには睡眠促進ホルモンであるメラトニンが体内に分泌されることがカギになる。よく眠れない人はうまく分泌されていない場合が多い。

 メラトニンの分泌を促進させるのは、「幸せホルモン」と呼ばれる三大神経伝達物質のセロトニンが必要になる。セロトニンが増えるとメラトニンも分泌しやすくなるからだ。ただし、セロトニンは体内で貯蔵できないため、食物から摂取しなければならない。


 そこで、「自律神経に良い食べ物」が五つ目のポイントになる。

 セロトニンを体内で生成する栄養素は、必須アミノ酸のトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物の三つだ。

 トリプトファンは、牛乳・ヨーグルト・チーズなど乳製品や大豆製品に含まれている。ビタミンB6が豊富なのは、さつまいも。イワシからは、トリプトファンとビタミンB6の両方を摂取できる。炭水化物の代表選手は白米だ。

 なかでも特に良いのがバナナだ。上記の三つの栄養素をすべて含んでいるうえ、手間もかからず簡単に補給できる。

 これらの栄養素を十分にとることに加え、セロトニンの分泌には、「走る」「歩く」など一定のリズムを刻む運動や、コミュニケーションをとって他者との関わりを持つ「グルーミング」、午前6時半~8時半の朝日を浴びることが良い効果をもたらすという。

 摂取したい栄養素としてはほかに、血管を修復する働きがあるオメガ3脂肪酸がある。くるみ、えごま油、亜麻仁油に含まれている。

 反対に注意が必要な食べ物もある。

 自律神経を乱す原因になるのがカフェイン。砂糖の多い「甘い物」は、内臓を弱める。内臓の調子が悪い人は水分不足の人が多い。1日1.5~2リットルは必要だ。

 自律神経を整えることは、さまざまな病気の予防にもなる。これまで述べた五つのポイントをいろいろと組み合わせて正しい生活習慣をつくることが体をよくしていくことにつながる。

●講師プロフィル 原田 賢(はらだ・けん)

 1976年生まれ。2014年、東京都八王子市に「自律神経専門整体 元気になる整体院」を開院。著書に「自律神経を整えるストレッチ」(青春新書インテリジェンス)がある。

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